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>>83 【　サキ　】＃ヴァロ

キミを象ったような黒猫のシルエットと、ブラッドショットアイオライト…ふぅん、本当にキミを想っての特注品なんだろうな。
（傷痕に触れたまま、小さく身を震わせた事に思わずふっと小さく笑みを零し。特徴を言われていき、ブラッドショットアイオライトのブラッドショットとは、「充血」「血走った」などの意味で、アイオライトに褐色から赤色の模様が見える様子からの所以。潜在能力を引き出す効果、優れたヒーリング効果があり、ストレス等で乱れたエネルギーを優しく癒しトラウマや嫌な記憶をリセットさせてくれ過去を解消することで、明るい未来への道が開かれるでしょう。等の意味合いが含まれていると謂れてたっけ。必死に思い巡らしながらも言い。謝られた事で、一人称が俺に変わったなと気に掛けるも、彼は想い返してくれるか分からないが、新しく生まれ落ちた彼をこの世の何よりも大切にし何からも守りたい、此れはもう、恋を通り越した、愛だと思った、よしよし、と頭髪を撫でて遣り。彼が了承するよう頷いた事に、あぁ良かったと思い脱いでくると一旦声を掛け、脱衣し暫くして戻った姿は、棘が刺さった後のような傷痕、まるで鞭を打たれたような傷痕が其処彼処にあり、中には未だ血が滲んだままになっている包帯が巻かれた部位も。見るに堪えない、杜撰な手当ての処置が窺われる。俺もこんな姿を見せたら如何思われるだろうかと思惑しながらも、浴室へと入って。）
謝らなくていい…俺がそうしたくてやった事なんだから。じゃあ、俺脱いでくるから待ってて。＿お待たせ。