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>>21　ノア・ウィリス

わぁ、嬉しい。別に、嘗めてた訳じゃないよ、唇尖らせないでほしいな。
（彼は唇を尖らせる。嘗めないでほしいと察してか、否定の意を。尖らせていたが其れでも束の間に頬が緩んでいく様を見て、自身と同じように彼もまた本当に嬉しいんだな、と判った。星の煌めきを横目に駆ける汽車の揺れを楽しむのはいつの日から始まったのか、もう思い出すことさえ出来ない。どこまでも行けるしどこにも行けないこの旅路の中で繰り広げられる会話。誘いに快諾が返ってくれば、にこにこと人懐っこい笑顔を見せ「　君の話を聞かせて。君は何をしている人なの、何が好きで得意なことは何？　」赤い瞳でジョバンニを視る。その視線は観察をし情報を探り新たな知識を学ぼうとする物、何よりもジョバンニの存在に好奇心を煌めかせたもの。）

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了解です。