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>>28 凪様

（彼からにも謝られいやいや、とんでもないと云うような様子で別れた切り、数日経った後。この街に慣れていない人が迷い紛れ込んだのか、けれど知ったこっちゃないと云うようで美貌と物珍しさに、派手でチャラい見た目の男達3人は凪を囲む。目の前に2人、背後に1人で逃げ場は無いと思われ。「兄ちゃん、綺麗だね。1人？俺達と遊ぼうよ。」「どうせ暇でしょ？」「面白い所に連れてってあげるからさ。」などと月並みの褒め言葉には取るに足らない媚び売りから始まり、次々猫撫で声で凪へと話し掛けていく。話し掛ける男等の他、建ち並ぶ店も行き交う人々も、男達と同じく総じて派手で煌びやかで危険な匂いを纏っていて。）