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>>71

うん…きっとそうだよ。大切だからこそ、コロンの香りを纏わせて自分だけの物にしたかったんじゃないかな。
(柔和に緩ませ微笑みを浮かべ沁み沁みと呟く相手に妹さんは若しかしてと思い、小さく頷いてはきっとそうだと、大切な物だったからこそ他には無い自分だけのたった一つの物にしたくてコロンの香りを纏わせたんじゃ無いだろうかと考えれば思っていた事を呟く様に述べて。雰囲気を変える様に明るく振る舞われ、勧められていたお菓子へと手を付ける様に手を伸ばしては羊羹を1つ手に取ると口に含んで。ほんのりと口内で広がる甘みに、うん美味しいねと思い乍もﾓｸﾞﾓｸﾞと咀嚼をしてから飲み込んでは口を開いて。)
…うん、丁度良い甘さで美味しいね。