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「ふふっ、そうね、そうだったわ」
一青の言葉を最後まで聞きくと楽しそうに笑って、うんうんと納得したそぶりをした

「私の財力で完璧にエスコートできる人を別で用意したら良いのね！」

と付け加えた後に歩みを止めてゆっくりと一青の方は振り返る

「私達は貴方が欲しいの、貴方の代わりはどこにもいないわ」
貝紫色の瞳でまっすぐと見つめ自分の御花を指先で優しく撫でる
一青を初めて目にしたとき御花も喜んだような気がした、気がしただけだが

本来進む方向へと向き直し玄関まで歩みを進めると白髪の初老の男性を筆頭に数人の使用人等が待っていた
一青の物であるランニングシューズも履きやすいよう揃えて置かれており、その隣には雅のスカートに合わせた爪先飾りと踵部分にレースをあしらった黒のハイヒールが並べてられている

「じゃあお夕飯には帰ってくるから、後はよろしくね」
と初老の男性に伝えるとハイヒールに足を通して開けられた玄関口に進む
一青を前にした使用人達はお嬢様をお願いします。と深々と頭を下げた。

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後片付けは雅の財力で何とかします！！一青さん好き勝手やっちゃってください！！！
頭の回転早くて良い…咄嗟の判断できる一青さんとても好きです…。

ありがとうございます！！よろしくお願いします…！！！