大人なりきり掲示板
- Re: 少年少女とアバンチュール / 指名制 ( No.5 )
- 日時: 2023/07/22 21:55
- 名前: :事務員 (ID: De6Mh.A2)
「 かったりい無理、…………アッ、聞いてた? その、俺の隣の席があの天下の陽キャ様で、俺の席がたまにさ、あのー、ちょっと座れなくなってたりすんの。退いて≠ニか言えないしなー、みたいな、……ね。いや、むしろ俺が退けって話ね!俺がかったりいって感じですよね、ブーメランか、ごめん!ウン!こんな話聞かせちゃって、あの、何でもないです!!! 」
「 ふ、……はは、なんだそれ、プロポーズですか。俺の音への。……いや、そりゃあうれしいけど、…………責任とってくれませんかね、ほんとに。俺、あんたの声がすきで、すきですきで、あんたが俺以外の奴の曲を歌ってると嫉妬で狂いそうになる。俺の音があんたのもんだって言うんなら、あんたの声も俺のもんでいいじゃないですか。…………つって、冗談です。 」
「 ……は、え、友達? 君と、俺が? へえ、ああ、ウン、……そう。ふうん、…………友達。ふ、……ア、いや、べつに。うれしいとかそんなんじゃ。!そ、それより、イヤリング締め付けすぎじゃない? ほら、さすがに痛いでしょ、もっと緩め、て、……自分でできる? そ、うだよねー、……ごめん、勝手に、距離感が分かんなくて。…………と、友達の。 」
「 もー………、……どうしてそうやってやらかしちゃうのかね、おばか。ちょっとくらい自分の身を大事にしろよ。…………ほんとに心配したんだから、もうあんなことしないで。俺の為にも。だめになっちゃう、……俺が。 」
「 面倒だよ、全部。――でも、おまえが特別だから。……ねえ、へらへらしてないで、ちゃんと聞いて。…………俺、今からおまえに、大事な話するんだよ。 」
名前: 芥 日香 / アクタ ニチカ
性別: 男
学年: 2年生
部活: 軽音楽部
委員会: 無所属
性格: 派手な髪色、耳に空けられた無数の穴、首に下がるシルバーのアクセサリー、着崩された制服。彼は、所謂陽キャなのか。――残念、それは大きな間違い。見掛け倒しという言葉の権化である彼は、面白いほど根暗かつ陰キャ気質であり、騒がしいところとノリが良い人とゴキゲンなミュージックが何より苦手なカースト最底辺の男の子。困っている人を見過ごせない人の良さと絶望的な運の悪さが地獄のマリアージュを生み出した苦労人体質で、日々何事かに巻き込まれては不幸を被る不憫な人間。そんな生活に慣れきってしまったためか面倒事へのセンサーとアンテナが常に立っており、話しかけられるだけで「また何か頼まれるのでは」と面倒臭そうな顔をしてしまう無気力予備軍でもある。ついでに押しにも弱い。とはいえ基本的に小心者なネガティブマインド。普段は意識して「俺はべつにひとりでも大丈夫ですからね」感を出しているものの、実際は人一倍どころか五倍は周りを気にしているキョロキョロ陰キャ。好きなものの話をする時だけ饒舌になるのは如何にもと言ったところか。
容姿: 頭頂部が少しだけ黒い金色の髪は、憧れのバンドマンに似せてカラーしてもらった所謂プリン頭。長く上向きの睫毛が縁取る瞳は大きく、アーモンド型に目尻が結ばれる中性的な顔立ち。通った鼻筋、ぷっくりした唇に色白の肌。名前も相俟ってか幼い頃は女の子に間違われることも多々あったらしい。性格に反して意外と派手好きであり、どこで買ったのかもわからない、妙に古い気さえする宇宙柄のパーカーを羽織る。上からボタンをふたつ開けたシャツ、緩めたネクタイと178cmの体躯。ピアスホールは両耳に5つずつと鎖骨に2つ、それから舌に1つ。シルバーネックレスはシャツに隠れ、右手薬指にはリングが覗く。完全に見た目だけが先行した形だけリア充。何せあの見事なキョドり具合、あなたに怖い印象を与えることはないだろう。
備考: 歴が今年で8年になるゴリゴリのギタリストであり、ギターを弾く時だけは人が変わったように真面目な表情を浮かべるバンドマニア。こんな性格のくせしてロックが大好きで、ギターとバンドを語る時だけは口がまあよく回る。もはやお察しであるが、交友関係は極端に狭い。悪い奴ではないのだけれど、ね。ただ、初対面じゃあれだけビビっていた彼も慣れてしまえば何のその。ある程度の期間を過ごせば先輩であろうがそこそこ無礼な口を利き、それなりのディスをぶちかますことがあるものの、メンタルが弱すぎるため咎められるとすぐ日和る。度胸があるのかないのかわからないとよく言われるが、恐らく調子に乗りやすいだけだ。ちなみに、友達は100人欲しい。わりとマジで。大事にします、俺と友達になってください(と言えたら苦労していない)。
関係性募集: 幼馴染み、徒高に入ってからの友達第1号、軽音楽部の先輩で日香の曲を歌ってくれる子(サンプルボイスふたつめ参照)、片想いをしてくれる子、あんまり話した事のなかったクラスメイトなど。(全て男女不問)が望ましい。他、なんでも。友達は100人欲しいです。(アピール)
( 今日はなんだか、いつもより気だるく、何もかもが気に食わないような、最低な気分だ。お昼を告げるチャイムが鳴り、ただいまより、待ちに待った恒例のぼっち飯の時間が始まる。階段を上がった先、屋上付近の踊り場がいつものランチスポット。五月蝿い場所から逃げたい一心で上る階段、目的地に着いた頃には登山直後みたく息が上がっていた。さすが、ミスター・運動不足。「 もうそろそろエスカレーターの時代なんじゃないの。」この短い階段に対する理不尽な愚痴は、息も絶えだえ途切れている。 )
…………ふー、
( 伽藍堂の俺はどうにも情けないモノだったから、あまりにも恥ずかしくて自分に冷々した溜め息を吐いた。気圧にやられるのと同じように、騒がしかった教室との隔たりに、自律神経の乱れと似たようなものを感じてしまう。いっそのこと教室に戻ってしまおうかと考えたけれど、これは場所が違うだけのサブリミナル的な問題で、解決のしようがない。そう、ひとりでは。ならばどうだろう。俺は目を瞑った。俺は想像をした。――それは、例えばこんなもの。人気のない廊下をいそいそと歩く足音。それが、偶然ここに辿り着く瞬間。 )
___
日香の曲を歌ってくれる子について、例えばハスキーボイスやハイトーンボイスなどの個性的で魅力溢れる唯一無二の声、そして歌が上手いというより表現力がある子だと素敵だなあと…!それから、ボーカル担当で楽器は扱えなかったりすると可愛いなあ、とか。人柄などはお任せします。…が希望です!
- Re: 少年少女とアバンチュール / 指名制 ( No.6 )
- 日時: 2023/07/22 15:58
- 名前: :事務員 (ID: De6Mh.A2)
「 バカね、君はまだ子どもなんだから責任なんて言葉は気にしなくていいの。逃げたくなったら、逃げていいの。君が思っているよりずっと、子どもは自由なんだから。選ぶ力より先に、選択肢があることに気付くことが必要なの。でも難しいよね、これから先生と見つけていこうね。 」
「 わたし、先輩のこと人として好きだったんですよね。尊敬してたし、大袈裟かもしれませんけど、わたしには神様みたいに見えてたんです。うん、ほんとに、酔った勢いで言っちゃってるんで身構えずに、なんとなく聞き流してほしいんですけど。だってほら、先輩って結婚してるし。…………え、離婚した? だって指輪、……女除け。あ、先輩っぽい。…………知らなかったなあ。 」
「 あの老いぼれ、調子乗りやがって。…………あー、はは。もしかして今の聞いてた、……よね! あ、秘密にしてくれる? もー、なんてできた後輩なの。今日、先輩が奢ったげる。 」
「 ううう〜!下着下着ってなによ……こちとら2年くらいまるまる純情貫いて生きてんだわ!なによ!うちの高校で働いてたらみんなさ、みんな、……めちゃくちゃ若いのなんでよ〜!禿げてるのなんて教頭だけじゃない! 」
「 幸せになりたい、ねえ絶対幸せになろうね。……うん、酔ってる。酔ってるよ。…………ふ、へっへ、顔真っ赤。あんた、顔!顔めっちゃタコ!茹でられてる!えへ、可愛いなあ!うりうりうり!!!よし、飲むぞお今日は!ほら、もっと!いい男〜!いい男〜!飲めば飲むほどいい男〜!!はいグイ縦!グイ縦!ずっと縦〜!! 」
「 あの子たちがバカやったら叱るのが、いいことしたら褒めるのが仕事なの。泣きそうな顔してたら、存分に泣かせたげるのが生き甲斐なの。 あの子たちが負うべき責任はないし、逃げ道だってないんです。周りの大人が気づいてやらないで、誰があの子たちを守ってやるんですか。 」
名前: 春原 ゆき乃 / スノハラ ーーノ
性別: 女
年齢: 30歳
担当科目: 現代文
顧問: 生徒会(副顧問)
性格: あざとく、狡賢く、仕事はバリバリにこなす世渡り上手。どこにでもひとりくらいはいたのではないだろうか、物腰柔らかで女性らしく、人の懐に入るのが何故かとても巧妙な奴。無類の男好きで、数年前までは比較的遊んできた。「普通の人と結婚したい」それが彼女の口癖であったが、こういったセリフがフラグであることを後に知る。(主に保護者との)トラブルを嫌い、仕事を上手く回すことに重点を置いている。仕事はとても好きだ。理由?野暮なこと聞くのやめてよ、今はこれ以外に生き甲斐がないんだもの。
容姿: 黒髪の上から染めたグレージュのカラーと、流行に則ってセットされている抜け感ヘアー。教師然とした柔らかな物腰と凛とした雰囲気を持ち合わせ、年齢のわりに若く見られがちな見た目をそれらで補っているようだ。上下共に勝ち組の長さを誇る睫毛とあざといタレ目が見事なサークルクラッシャー具合。157センチの体躯は女性を女性たらしめる曲線を描いていながら、四肢は細い。大振りだが安っぽくない装飾品を好んで付けている。指に嵌められた数多の思わせ振り≠フ輪は全くもって自演であり、触れてはいけない領域にそろそろ首まで浸かる頃。彼女はとうとう明るい色の洋服に袖を通さなくなってしまった。黒、グレー、ベージュ、紺、それから、ギリギリセーフなくすみカラー。勿論下着もここ数年新調すらしていないのだとか。
備考: 見事なまでに婚期を逃した残念三十路。サークルクラッシャーとはよく言ったもので、勝手に壊れていってるだけじゃないと高みの見物をしていたのも約10年前ときた。友人はそれぞれに結婚だの子供だのと楽しげにやっているが、彼女は酒としか楽しくやれていない様子。新たな付き合い(人間関係・恋愛など多岐にわたるもの)を構築することを苦手とするのは、結婚を考えていた元恋人との過去によるもの。彼とはおよそ4年ほど恋人関係にあって、互いに社会人になってから価値観の相違があったというのは表向きの理由。決して良い思い出ではなかったため、この過去のことは濁しがち。現在は結婚願望がないわけではないが、未だに結婚に対しての想像力が働かない。建前のようになりつつある合コンやマッチングアプリでの出会いは、やはり上手くなどいかないもので。そして何より出産願望がない。その理由は、自身が恵まれない家庭環境の生まれであること、肉親との確執など。自立心と孤独感の二律背反に苦しんでいた経験があり、今では自分と同じ境遇の子供に活路を与えたいという信念のもと仕事に没頭している。彼女にそんな転機を与えたのは大学の先輩で、どうやら心の中にずっとその先輩を置いている。人としての好みのタイプが恐らく先輩だった。人のことに興味がないような人だった。そんな彼のことが、人として好きだった。……もしかして、神様だったのかな。
関係性募集: 腐れ縁の三十路教師の方、教師を目指すきっかけとなりゆき乃が尊敬している大学時代からの先輩のバツイチ男教師、教師になってからノリで付き合った元恋人の男教師(現在は仲良しでよく飲みに行く仲、ゆき乃に抱く感情はご自由に)、合コン・婚活仲間の女教師、よく居酒屋へ一緒に飲みに行く教師、よく相談しにきてくれる生徒など。が望ましい。他、なんでも。
( 時計の短針は俯いているのに、太陽はまだまだ現役だと言いたげに空に居座り続ける。夏になり日が長くなったため、職務を全うし足りないと云った働き者の日差しは、黄昏を拒むかの如く燦々と降り注ぐ。そんなに仕事がしたいならわたしと代わってくれたらいいのに、なんて出来もしない相談をしてみたり。わたしはいま、補習で使われる空き教室にて贅沢に時間を潰している。本来補習を行う予定だった先輩が急遽出張が決まったとのことで、暇を持て余していたわたしは二つ返事で引き受けてしまったのだ。近くの机に置かれたプリントの山は、先日実施された期末試験でたくさんの罰点を贈られた生徒たちへの追加のプレゼントらしい。夏季休暇という名の天国へ行く前に、冥界の門は彼・彼女らに地獄へと進むように言い渡した。けれど、いつまで経っても該当の生徒たちが顔を出す気配はない。友人との歓談に花を咲かせているであろう生徒たちが来るのは、一体何時になるのやら。「 ぜったいに今日が補習だってこと忘れてるでしょ、……それかサボり。」閉めていたカーテンを片手で引いて、薄いベールを日差しに纏わせる。太陽も、この後わたしを置いていなくなってしまうのね。 )
……もう! 暇ね。ゆき乃先生の暇を潰してやる、っていう優しい心をもったひとでも来てくれないかしら。
- Re: 少年少女とアバンチュール / 指名制 ( No.7 )
- 日時: 2023/07/22 21:29
- 名前: :事務員 (ID: De6Mh.A2)
「 ん、お客さんかな。こんなところに来るなんて、変わってる。……ええと、あんまり話すのは得意じゃないから、話し相手を探してるなら、他を当たった方がいいよ。違うの?……なら、好きにして。困ったら、呼んでいいから。 」
「 星って遠いよね。俺、ロケットは嫌いなんだ。銀色で、窮屈で、最後はばらばら。全部、同じ。寒かったのかな……どうせなら、列車で月まで飛んでいけたらいいのに。そうしたら、窓から外も見えるし、温かい。きっと乗り心地もいいから、君も気に入ると思うよ。 」
「 不思議なんだ。君と話すと、ぬくもりを感じたり、胸が痛くなったりする。恒星よりは冷たいけれど、海王星よりは温かい。こっちを向いて、見てほしいけど、いつまでも見ていたい。宇宙みたい。これは、何だろう……君は、知ってる? 」
「 お弁当、持ってきてくれたの?……なら、一緒に食べよう。うん、うん。俺は、お前のお兄ちゃんだから、いつでも頼って。これ、あげる。お前の好物だから。他にも欲しいのあれば、持っていっていいよ……え、妹からはもらえないよ。あ、そうだ。半分こにしよう。 」
「 先生は、なんで、俺に構うの?どうせなら、愛想のいい子の方がいいと思うけど……俺が、いいの?多分、いつか遠い所に行くから、未練とか残したくないんだ……うん…………困ったな。できない約束はしたくないのに、なんでだろう。その手を取りたくて仕方がないんだ。 」
名前: 水無瀬 清彦 / ミナセ キヨヒコ
性別: 男
学年: 3年生
部活: 天文部
委員会: 無所属
性格: 物静かで大人しい、所謂優等生といった普段の態度は授業に興味がないから。彼の興味の対象は真直線に宇宙に向けられている。俗世から切り離された素朴さと抽象的な物言いは、得体の知れない雰囲気を醸し出しており、人間関係は至極フラットで、先生にも後輩にも態度は変わらない。加えて、度が過ぎるほどのマイペース。同年代と比べて、諦観的で天才肌、繊細さと図太さを併せ持つ。顔の良さの割には恋愛対象として狙われることは少なく、クラスでは観賞用と遠巻きに見守られている。一人が好きだが、二人も嫌いではない。但し、それ以上の人数は好きじゃない。兄としての側面もあるようで意外にも面倒見は良く世話焼きだが、何故か世話を焼かれることも多い。無愛想がデフォルトではあるものの、一度懐に入れればとんでもなく甘い。特に妹に関しては、滅多に見せない笑顔が見れると話題。
容姿: 新月の空を映した黒髪は天の川のようにさらさら、妹からもらった星を模した飾り付きのヘアゴムで短く一つに。静寂と虚ろを纏うブラックホールの瞳は宇宙を見る時だけ星の輝きが反射する。切れ長で右目のすぐ下に黒子が一つ。薄い唇に着込んでるせいで肌は白め、男性的だが耽美とも言える。無表情というより、いつもぼんやりとしている。寒がりで黒のタートルネックのインナーにきちんと全て締まったボタンのワイシャツ、紺色のカーディガンとブレザーの上にマウンテンパーカーと完全防備。冬はマフラーと手袋も欠かさない。着痩せするタイプでがっしりとした身体付き、身長184cm。ごつごつとしたダイバーズウォッチが腕に光る。
備考: 落ち着いた低音のささやき声に辿々しい口調は若干眠気を誘う。のんびりとした気性で、朝が弱いのも相まって遅刻常習犯。成績と授業態度はいいので、扱いに困る生徒代表。裕福な家庭で育ったため、高価な品を身に付けてはいるものの当人は無頓着。何なら全部百均で済ませてもいいとさえ思っている。然し、家柄が高い分要求されることも多い。きちんと結果を出しつつ、趣味に時間を割いているが、嫉妬されることはいつものこと。加えて、幼い頃に母親を凄惨な事件で亡くしている。それら故か、青春からはいつも意図的に遠ざかっていた。変わったのは高校二年の頃。天文部は元々小規模の部活で、寂れていたところを好きだという理由で引き継いだ。活動はまばらであるものの、人数が少ないほうが気楽なので、部費を出してもらえるくらいで勧誘も必要最低限。幽霊部員も多い。けれど、一番落ち着く場所で、大切なもの。だから、放課後は屋上にある天体観測ドームの近くで雑誌を読んで過ごすことが大半。休日は一人でハイキングやキャンプ、博物館とアクティブ。幼い頃からトラブルに見舞われていたため、サバイバルには慣れっこのよう。ゴムの飾りは実は星ではなく金平糖。未だ知らずに付けている。
関係性募集: ブラコン気味の妹、塩対応にめげずに話しかけてくる不思議な子、遅刻を叱ったり宇宙の話を聞いてくれる顧問の先生、部活で少人数でも慕ってくれる後輩(妹以外男女不問)など。が望ましい。他、なんでも。
ゆうずつ……長庚。宵の星。暮の……。
( 黒々とした文字と鮮やかな写真を視線でなぞる。新しい設備故か、空調は適正温度に調整されているものの、効き過ぎているのか上着すら羽織ったままで。窓の外では、眩い日差しが燦々と降り注ぎ、窓にも照り付けていて、実際にはそんなことないのに暑さを感じてしまう。ずらりと並ぶ本棚の間にいる、涼を求めて涼みに来た生徒達は少なくはないものの、広々とした空間のお陰で不快感を感じることはない。昼休みだからなのかもしれない。放課後ならきっと混んでいるのだろう。他の場所には、小説を読んでいたり、課題に追われていたり、本の整理をしている委員が見える。然し、図書室の一番端の机にいるのは置き去りになっている参考書と筆箱、それに自分だけ。あとは心地のよいインクの匂いと木目の見える机、紙を捲る音。だから、周囲を見渡した後、いつもと比べてほんのり小さな声で無意識に呟いてしまった声を問題ないと判断し、昔々から存在する植物紙の中の太陽系に思いを馳せて。 )
___
参加者が妹じゃない場合に、此方の方でも妹を用意します。妹を出てこさせないようにも出来ますし、話題に上がった時用にでも。
妹を創る場合は、良家の子女であるという自覚さえあれば大和撫子は勿論、多少破天荒であろうと大歓迎です。
- Re: 少年少女とアバンチュール / 指名制 ( No.8 )
- 日時: 2023/07/22 22:34
- 名前: :事務員 (ID: De6Mh.A2)
「 はあい、それじゃあ授業始めますよ。静かにして自分の席に座__え?なに?校庭に犬がいるの?どんな犬?可愛い?でっかい?ちょっとどいて、先生にも見せて! 」
「 本物だけが素晴らしいって事もないのよ。本物あってこそだとしても、真似が偽物とは限らないでしょう。本歌取りって習ったの覚えてる?この前の授業よ、まさかもう忘れたなんて言わないでしょうね!…花さそふ比良の山風吹きにけりこぎゆく舟の跡見ゆるまで。先生ね、本物よりもこっちの方が好きだったりするの。だってほら、とても綺麗な情景を詠っているでしょう。 」
「 あら、秘密のお話でもしたいの?…ふふ、なあんてね。冗談ですよ。だって貴方がそんなに可愛らしい顔をしてこっちを見ているものだから、ついつい虐めたくなっちゃうじゃない。__ほら、顔逸らさないで。私にだけ見せてくれる顔なんでしょ?…もっとよく見せて。 」
「 別に貴方がどんな女の子と仲良くしてても私には全く関係ありませんから、全然気にしていませんけどね。そりゃあもう、好きなだけ喋ればいいんじゃない?良かったわねぇ、私よりも若くて可愛い子がいっぱいいて!……………私だって貴方に可愛いって思われたくて、色々と…。…もう、うるさい!こっち見ないでよばか。どうして分かってくれないの、まるで私ばかりが好きみたいじゃない…。 」
名前: 三潴 渚 / ミズマ ナギサ
性別: 女
年齢: 26歳
担当科目: 古典
顧問: 無所属
性格: 幼い頃から天真爛漫で自由気まま、傍若無人を具現化したような人間。衝撃的な出会いをしたのは彼女が高校生の頃、担任であった一人の教師だった。何事も楽しければそれで良いと刹那主義の彼女に様々な事を教えてくれた担任に慕情の念すら抱いていたが、卒業を前にとある事情にて担任が逝去し、以来多少落ち着きのある人間になった。教師になって早4年、担任のような素晴らしい教師を目指して日々奮闘中。生徒の個性を潰さぬように、生徒も自分も楽しんで授業ができるように創意工夫を凝らしてはいる。が、最近の悩みは後方の生徒が堂々と寝ている事らしい。言葉や態度には出ないものの何かあった時真っ先に守るべきものは生徒の安全やその生活そのものと考えており、いざとなったら身を捨てる覚悟すらある。30も近付いてきた最近は将来の事も考える様になり、いずれは自分も結婚したいと雑談の際零した事をきっかけに現代文担当の春原先生と合コンに行く関係に。合コンは楽しいがどちらかと言うとその後の反省会ならぬ飲みも楽しみな様子で、少し年上の彼女に甚く懐いている。
容姿: 黒色に見せかけて深い青色の髪色は光に当たるととても分かり易い。何度も染めて痛む事を懸念したためかヘアケアに力を入れており、今のところは染めたことの無い髪以上に指通りも滑らかで艶やか。人よりも白目の肌はブルーベース、瞳は切長、平行型の二重があり、曰く目だけであればそこらの男には負けないそう。眉は平行眉を描き、筋の通った鼻に薄めの唇とチークを付けず色のない頬が冷ややかな印象を与える。内側から滲み出るように中心部に赤色を乗せたグラデーションのリップと、ブラウンのアイシャドウが出勤時の決まったメイク。出るとこは出て凹む所は凹んでいる156cm前後の身長は約6cmのヒールによって見苦しくない程度(本人談)の線を描いている。学校には決まって白のシャツに灰色から黒のスーツを着用して、膝丈までのタイトスカートを好む。言わば教師らしい教師の格好のためか、喋り出すまでは生徒に恐れられる事も多々。左腕の内側には少しだけ時間のずれた男物の時計が長らく時を刻んでいるが、ずれを直そうとはしない様子。両耳に嵌められた緋色のピアスは初めてのボーナスで買ったルビーのもの。そこそこにお高い。
備考: いつでもあの人を求めてしまう自分に気付いて吐き気すら催してしまう。こうして教師になるまで、いやなってからですらも私は一度もあの人の墓に足を運べていないのだ。分かっている。あの人の墓に向き合うと言う事は即ち、あの人がもうここに存在していない事を認める事と同義という事は。最後に会ったのはいつだっけ。そうだ、受験の日だった。貴方は受験の日すら時計を持たない私に呆れながらも自分の腕時計を貸してくれたんだっけ。必死に問題文と格闘しながらも、貴方から借りた時計を見る度に力が湧いてきて、あんなに頑張れたのって初めてだったの。__ねえ、先生。私貴方と同じ立場になったよ。年齢はまだまだ程遠いけれど、同じように生徒と接せているかな。苦しい事が有る時、いつでも貴方に会いたくなる。…今だって、そうだよ。 / 【20xx年 1月 20日 教師の手記より】
関係性募集: 高校時代の三潴を知る者(女)、過去の担任の様に三潴が特別扱いしてしまう生徒(男女不問)、不定期で仕事終わりに飲みに行く同期(男女不問)、担任の血縁者(男)、がっつりライバル視しあう同期(男)など。が望ましい。他、なんでも。
それじゃあ今日の授業はここまで。次の授業で最後まで行くから、まだの人は現代語訳終わらせておくこと。いいわね。
( 一限目を終えるチャイムの音が鳴り響いて、黒板に滑らせていたチョークの動きを止める。時間配分が大切な事は重々承知ではあるが、どうしても授業中は時間を忘れてしまう。もうそんな時間かと一度視線を掛け時計に投げ掛け、チョークを定位置に戻すと小気味好い音がした。教科書をしまう者、伸びをする者、まだ終わりきっていない授業に背筋を伸ばしたままの者。振り向き様々な態度の生徒達へ視線を向けて、思わず頬を緩めてしまう。掌についたチョークの粉が鬱陶しい。早く手を洗ってしまいたい。そんな感情をおくびにも出す事なく言葉を述べれば、号令の声が響いて__教室に休み時間たらしめる喧騒が響き始めた。針の位置が少しだけ誤っている腕時計を確認しつつも、教材を纏め始めて。 )
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ちょっと過去に面倒な事を抱えている者ではございますが、他愛無い話から互いの核心突くような話まで、出来れば。
- Re: 少年少女とアバンチュール / 指名制 ( No.9 )
- 日時: 2023/11/01 02:08
- 名前: :事務員 (ID: UKb2Vg8d)
「 ほんっとキミは可愛いねぇ…頭撫でちゃいたい…撫でていい?撫でるわ…ふふっ、照れるな逃げるな暴れるなー くるしゅーないくるしゅーない……えへへ…かーわいーねぇ…。 」
「 私、恋してる子って好きだなぁ…見てるだけで幸せになれるもん。恋してる子ってなんであんなにキラキラしてて可愛いんだろ?…なーに?キミが教えてくれんの?じゃあ授業料何が良い?この後ファミレス好きなだけ奢っちゃう? 」
「 私の音だけ聞いて、私だけを見て……なんてね。…うん、ちょっと言ってみたかっただけ…えへへ…第一私の担当ってサブボーカルとドラムだから、正直それだけじゃあ…ねぇ? 」
「 センセ、大人って大変だよね…子供よりいっぱい嘘吐かなきゃならないんでしょ?…私も今から嘘付く練習してんの。相手に迷惑かかるなら自分の心に嘘付いて対応しなきゃ、って…無理なんかしてないよ。……やっぱ嘘、ちょっと苦しい。だって今もこうしてセンセーにさ……なんでもない。 」
「 今から言うこと、嘘でも冗談でもないよ。全部全部、私の、心の底からのホントの言葉。キミに響かなくてもいい…でも、もう後悔したくないから…聞いて。 」
名前: 華凰院 燎花 / カホウイン リョウカ
性別: 女
学年: 3年生
部活: 軽音部 ( 部長 )
委員会: 無所属
性格: 見た目に反してのんびりおっとりマイペース自由人。物怖じせず、子犬の如く人懐っこくふわふわした雰囲気なのだが時にどこか蠱惑的。他人の幸せそうな顔を見るのが大好きでどんどん貢ぎがち&餌付けしがち。親しい仲曰く「 コイツ自身はいくら食べても太らないくせに悉く周りの人間を太らせてくる悪魔 」とのこと。年下に対しては尚のこと甘い。反応が可愛い人にも甘い。一方人のためなら自分のことを蔑ろにしがちな自己犠牲気質のため、何かにつけてあっさりと自分から折れるわ平気で諦めるわでそれがかえって人を怒らせることもあるが本人に悪気は全くないので質が悪い。また、他人の恋を応援したがるわりに自分自身は恋に臆病。その癖、発言はわりとドストレートなのでよく相手を惑わせたりそうでもなかったり。やはり悪魔かもしれない。
容姿: 身長169cmの長身にほどよい肉付きの色白さん。髪は赤と白のメッシュが入った襟足長めの黒のウルフショート。中性的かつはっきりした顔立ちでややタレ気味の切れ長の目には黒のアイライナーと暗めのアイシャドウでややキツめの印象にしているがメイクを落とすとおっとり系に早変わりする。口右下に艶黒子あり。若干視力が弱いので授業中はシンプルな丸眼鏡着用。制服はブレザーの代わりにカッターシャツの上から大きめの黒いカーディガンを羽織り、スカートはカーディガンの裾とほぼ一体化してるレベルで短くしているが下にはしっかりスパッツを履いている。耳には右3、左に2つピアスホールあり。普段は髪に隠れてしまっているがネコやウサギ等のキャラクターモチーフの可愛い系ピアスを好んで着ける。アクセはその日の気分でコロコロ変わるがいつも決まって左手中指にクロスモチーフのゴツめのシルバーリング、足元は黒のハイソックスとこれまたゴツめの白いスニーカーを着用。冬は厚めの黒タイツ。何気に美脚。
備考: ヤンチャな見た目とは裏腹に授業に出ればしっかり真面目な優等生の文武両道ちゃんで成績も上位の部類。ただし寝坊による遅刻で出席日数&卒業がヤバい。特技は一体この身体のどこから出るのかわからない声量と低音のデスボイス。軽音では部長を務めておりサブボーカルとドラムを担当。演奏中は何かとり憑いてるんじゃないかレベルで豹変する。重箱を弁当箱にしてもまだイケるとかいう痩せの大食い。そして代謝がおかしい。実はいいとこのお嬢さんで高級マンションで独り暮らししているが、親に家賃と学費を払って貰っている以外の生活費・奢り代諸々はバイトで稼いでいる。そのため学校が終わってからはアパート近くのコンビニのレジ打ちやファミレスのホール店員と化す。わりと何でも器用に熟す一方、絵画のセンスがなかなかぶっ飛んでいたり、彼女に料理の味付けを任せるともれなく激辛になるといった難点がある。
関係性募集: 恋愛真っ最中の親友・後輩(男女問わず / 応援させてください!!! ) 、甘やかさせてくれる同級生・後輩(部活男女問わず)、バイト先のお客様 or バイト仲間(誰方でも)など。が望ましい。他、なんでも。
ごめんねぇ、いきなり誘っちゃったけど…大丈夫?迷惑とかじゃなかった?…はいコレ、お詫びに好きなの好きなだけどーぞ。ここのヤツめちゃくちゃ美味しいんだよ。
( 昼休憩時間。穏やかな天候と程よい気温に恵まれる中、各々いつものお決まりの場所で昼食にありつきながら談笑する声が響くテラスにて。ひょんなことからイツメンが揃いも揃って欠席若しくは用事で忙しく、結果今日のお昼は一人になってしまった訳で。流石に寂しいからと午前の授業が終わるや否やどうもこれから一人でお昼にしようとしていたらしい相手を見付けたものだから『 この機会に少し話でもできたら 』と思って誘ってはみたのだが正直強引だったかもしれないなぁ等と今更内心猛省しつつ、いつもの定位置の席に腰掛けると改めて相手に詫びを入れながら、今朝方お気に入りのパン屋さんで買ってきたヒレカツサンドをはじめ極厚フルーツサンドやら特大メロンパン、バターのふんわり香るクロワッサンのハムサラダサンド、他にもコロッケパンだ焼きそばパン諸々が大量に詰め込まれた紙袋のうちの一つを差し出して。 )
- Re: 少年少女とアバンチュール / 指名制 ( No.10 )
- 日時: 2023/07/23 17:20
- 名前: :事務員 (ID: De6Mh.A2)
「 は〜、ちょ〜萎えるわ〜。ネイルはげはげ、髪もぎしぎし!おまけにノーメイクとか!!だっから水泳の授業は嫌いなの〜!…はぁ…まじアリエナイんですけど…、いっぺん塩素抜いて肌にやさし〜配合の温水になってから出直せっての。…え?塩素は消毒薬みたいなものだから抜いたら逆にばっちい…?……、塩素、おまえ…、案外スゲーヤツじゃん! 」
「 んん…、そこはもっとこっちの方が、イイと思う。…いや違うし、そっちじゃない…あ、そうそう…そ〜そ〜!そこそこ!メチャイイカンジッ!やっぱアンタ最高だわ〜、アタシのしたいコト、ぜーんぶ分かってくれる!マジ最高っ、ダイスキッ!!やっぱあーしとアンタのコンビは最強ってワケ!……ま、ソーシソーアイってヤツ?…どお?ぴったりっしょ! 」
「 ね、今日帰りどっか寄らない?…えへへ〜、久しぶりにいつものトコでさ!駄弁ってからバイバイしよーよ!…ん〜、ほら、アタシ、バカだからさ。こうやって誘う以外にアンタともっと一緒に居られる手段が分かんなくて…。お?顔赤くなってるよ〜?うりうり〜、どったの〜?……うふ、ふふふ、えへへ…、ね、ど〜しよ…、すっごいしあわせ…。だいすき。 」
「 あ、ネクタイ歪んでる…。ちょまち、アタシが直してあげる。……おし、これでカンペキ!次からはもっと身だしなみってヤツ、気をつけな?…なんでって…だって、アンタこんなにカッコいいのに、ネクタイ一つで馬鹿にされたりしたらムカつくし…。アンタに絡んでイイ女子はアタシだけでいーっつーか…。っ、ちょ、ま、なに言ってんのアタシ?! 」
「 アタシ今日のためにメッチャ頑張ってきた!気合いもいれてきた!それ知ってるよね?甘いモン我慢して、毎日筋トレとジョギングして、ちょっとお高めの化粧品揃えて、パックもピーリングも!着圧もばっちり!コンディションはジョージョー!アンタはちゃんと分かってくれてる…。それだけで十分アタシは満たされてるの。…だから、今から言うこと、…そんで聞くこと。ちゃんと、正直に答えてね。 」
名前: 雨宮 かな / アマミヤ
性別: 女
学年: 2年生
部活: 体操部
委員会: 選挙管理委員会
性格: 遠慮なく、ずけずけと物を言う女子。その口の悪さはイマドキの女子高生らしく周りに満遍なく向けられるが、たまにどこか抜けたような、ふわっとした不思議な形容詞を操る不思議ちゃん。懐っこいので友達は少なくないが、その微妙なゆるふわ感に、好き嫌いがはっきり分かれており、嫌う人には限りなく嫌われるタイプ。そのゆるふわ感を保持せんと働くグループにより対人関係では思春期を除き、擦れることなくここまで来た。そのため人情に厚く、友達を何よりも大切に思っている。言葉選びも直球で、特に好意を包み隠さず言葉にするため、非常にこっ恥ずかしいヤツである。然し、友達だからなんでも享受するという性格ではないので、だめなことはダメだときっぱりと告げる。頭がそれほど良くないので、色々なことを真に受けがち。良くも悪くも天然。よく騙されては友達と追いかけっこをしている様子が見られる。見た目はギャルだが、中身はそれほど凶悪ではない。むしろ小動物に近しい。美容に力をいれており、いかに自分をかわいく見せるかの勝負を毎朝している。ネイルをするために丁寧に伸ばした爪にちまちまとネイルアートを施し、研究を重ねているメイクを試したり、前髪をがちがちになりすぎない位に自然に固めて、香水は日替わりで。そのため、ネイルが剥げたり、メイクが落ちたりすると露骨にテンションを下げる模様。コンパクトミラーをありとあらゆるところに忍ばせており、定期的に自分の姿を確認しては、盛れる角度、照明、場所など、最高の自分をキープできるように日々努力を重ねている。彼女曰く、可愛いは最高の味方、心の武装。絶対的な自信!
容姿: 毛先にパーマをかけ、無造作に遊ばせた胸下ロングヘアー。上部は黒髪だが、下にいくにつれ徐々にピンク色になっており、グラデーションがかっている。ふっくらとしたなだらかな輪郭に、くりっとした丸目はタレ目がちで全体的に童顔。細く整えた眉は重めの前髪に隠れており、そこはかとなく地雷系感が漂う。コスメも総じて発色良いものを好むため、必然的に濃いメイクになりがち。上つけまだけじゃなく、下つけまも着け、本人は大変満足げな模様。制服はそこまで着崩してはいないものの、シャツの上から色物のトレーナーや、ラインの入ったベスト。ネクタイとリボンを交互に着けてくるなど、服装は奔放。耳たぶに空いた二連のピアスホールも、ピンクブロンドのリングが2つ、チェーンで繋がっているもので塞がっている。もう一方の耳にも同じものが着いており、両耳ともにトラガスにはシルバー色の花のピアスが花咲いている。チョーカーを愛用しており、黒帯に前で蝶々結びされたものを欠かさず着けている。身長は154cmとやや小柄だが、最近は体重が比例していないようで、ダイエットやマッサージなど忙しい日々を送っている。
備考: 体操は昔から得意で小学校の頃から習い事で習っていた。体育時間など、褒められることが多く、本人自体も褒められることが好きだったため、流れるままに高校でも体操部に入部。マイペースに自分のやりたいように練習し、進められる競技だからこそ、彼女に向いていると言える。選挙管理委員会は生徒会への憧れが高じて所属。生徒会へ入るには流石に頭が足りない自覚はあったため、影で支える仕事にシフトチェンジ。最近のブームは選挙立候補者の演説練習の相手になること。ちなみに生徒会へ憧れた理由はと言うと、なんかカッコよくね?の一言だそう。基本的にその場のノリとパッションと雰囲気で生きている人間のため、深く物事を考えていない。非常にマイペース。しかし、それが対友人となると深入りしがち。自分と仲の良い人はみんな大好きなため、しょっちゅうご飯に誘ったり、遊びに誘ったり忙しない。マイペースに加え、人懐っこさが入り交じる厄介な存在。それが合うか合わないかは人によるだろう。また、仲間意識が非常に高いため、他の子が危害を加えられるとすぐに噛みつく。友人が危ないことをしようとしたときにも怒鳴り込んできたり、普段は垣間見えない本気が見える。
関係性募集: 出会って速攻仲良くなった、フィーリングがばっちり合うダチ、ソウルメイト(男女不問)、なにかと世話を焼いてくれる(もしくは焼かせてくれる)男の人(生徒先生何方でも)、美容&コスメ仲間(男女、生徒先生何れでも)など。が望ましい。他、なんでも。
まじでっ…、おぼえてろよ…、あの教師…!
( ぶるぶると震える両腕に目一杯に積まれた荷物。怨嗟の言葉を呟いた女子生徒が一人、廊下をゆっくりと歩いていく。きっかけは簡単なことだった、選挙管理委員会という委員会に所属していると、選挙管理委員会直々の仕事と云うよりか選挙管理委員会に与する先生達の雑用という仕事が大半を占めている。正式な活動ではないため、__こんな活動が正式なものだといわれたもんなら、今ごろ何としてでも抜けている__強制参加は言われていないが、一年は入りたてのため、優しく、三年は忙しい時期のため、またこちらも優しく、そうすれば仕事が回ってくるのは必然で。いつもは空いてる?ぐらいのノリで聞いてくるため、空いていないの一点張りで通していた。こんなのは先生のご機嫌取りか、この先生が大好きなヤツらがやってれば良いと思っていた。これまではなんだかんだ避けてきたことだが…、然し、運が尽きたと云うわけか。丁度荷物を運ぶ先生と鉢合わせたのだ。ちょうど良い、この資料持ってってくんない?いつもと変わらないノリで乗せられたそれは、軽口なんて言葉じゃ言い表せないぐらいの重量感。すぐさま持てないと抗議したが、すぐ追い付くと絶対に嘘であろう言葉を言う先生に諦めて運ぶことにしたのだ。然し、意地でも引き受けなければ良かったと後悔している。今なら猫の手孫の手赤子の手。なんでも借りたい気分だ。そう思いながら荷物を一度下ろすと固まった肩を解しながら呟いた。 )
…っはぁ、肩いてー…。誰か代わりにやってよマジで…。
- Re: 少年少女とアバンチュール / 指名制 ( No.11 )
- 日時: 2023/07/23 18:33
- 名前: :事務員 (ID: De6Mh.A2)
「 別に一人で生きれますよ。逆に一人で生きていけなくて如何するんですか。今までそう生きてきましたし今更干渉されても、煩わしく思い窮屈になるだけなんですよ。 」
「 うるせーなぁ。床で寝ろよ、ボ.ケ 」
「 少し、頭痛いだけです。まさかと思いますけど薬とか持ってたりしませんよね?………期待した俺が馬鹿でした。…あんたんち行く。寝たいし、そっちの方が近いから。 」
「 ……数学の点数やばいな、これ絶対補習コースじゃないですか。…先輩頭良くないんですね、そこ間違い。なんでココでこの公式使おうと思ったんですか、こんなんほぼ2年の応用ですよ。 」
「 スキとかキライとか、特にないですよ。強いて言うなら、自分みたいなのを捨て置けなくて可哀想だな、とは思います。 」
「 ははっ_あれ、可笑しいな。こんな感情知らない。振る舞おうとしてたのと違う、振る舞おうとしなくとも自然と表に出るんだ。けど俺には持て余す事しか出来ないのではと思う、其れなら最初から知りたくも無かったよ。愛情なんてものを…。 」
名前: 氷室 湊 / ヒムロ ミナト
性別: 男
学年: 2年生
部活: 天文部
委員会: 無所属
性格: 可愛げがなく、大人びている。社交性がない。情、というものが理解出来ず他人に共感出来ないが、無感情だと集団生活においてなにかと面倒なので空気は読む。歳上を敬うような精神は然程持ち合わせていないが、敬語は使える。オブラートに包まない歯に衣着せぬ物言い。自分含め人間の感情の機微に大変疎いが経験則で其れなりに世の中は渡れている。一見、自由奔放で傍若無人を装っているが感情よりも論理、理論でモノを考えるタイプ。動じる事が少ない。放っておくと不摂生。常にアンニュイな雰囲気で物静か。倫理とか云う概念がない。どれくらい甘えたり頼っても許されるのか匙加減が分からない。やさぐれてるし、ある人限定的と云った風にだいぶ我が儘になれる事も。
容姿: センターパートな青藍色ショート。縁の薄い眼で左目の下に泣き黒子。アイスブルー色の瞳。隈をつくりがち。左右1つずつイヤーロブに赤いスタッドピアス。ピアス以外のアクセサリーはあまり付けない。と隈に黒子、ピアスの他特に目立ったところはない。他人から見るとそこまで無感情に見えないも、内面は凄い感情希薄。実際は楽しいとか自覚できず、あんま感じれていないが楽しそうに振る舞うようにしている。喜怒哀楽を感じられないけど、感じ取った見せ掛けのフリをしている。然しイライラは比較的感じ易いらしい。私服はアウターでかめ着るけど中はぴたっとしてるものが多い。身長172cmで細身。
備考: 両親は放任主義のワーカホリック。必要なものは与えられ生活には困ってない。頭痛持ち。基本珈琲とかブラック派だが甘いもの割と食べる。必要最低限の愛想は振り撒けれて、別に学校で孤立してないしクラスの人とも普通に絡みあるけど、誰もプライベートとか家庭環境のこと知らない。家にあまり居たがらなくて帰りたがらず、天文部も比較的長い時間遅くまで居残り出来そう、と云う理由から所属している。かと云って入部してからは全く以って興味が無い訳でもない。友人宅人ん家転がり込んではベッド占領する。寝不足だと著しくIQ下がり、とてつもなく不機嫌になる事をお忘れなきよう。家族仲はあまり良好ではないらしく離婚の危機にあるやもしれない、日常的に孤独感に苛まれているが割り切っている。
関係性募集: 感情を引き出そうとしてくるウザい男先輩、体育会系のよく家に転がり込まれ何だかんだ面倒を見てくれる男先輩、俺のことを捨て置けない気に掛けてくれる教師(男女不問)、愛情を与えてくれたり恋を自覚させてくれる人(男女、生徒教師何方でも)、何かと世話を焼いてくれたり遊びに連れ回してくれる子(男女不問)など。が望ましい。他、なんでも。
うわぁ……。
( 雨が降り頻る中、部活動は休止になり、早く帰りたい、とは思うが一言だけを漏らしあの冷え切った常日頃から団欒なんて温もりのない家に、放課後を迎えこんな早い時間から帰宅したくなどなかった。
其の一方で帰ろうとした瞬間、雨は感情を捉えられない自身の心模様をまるで代弁している様に酷くなるばかりで家出る時は降ってなかったから天気予報を気にしない自身は傘持ってないし頭痛も生じてくる、サイアクだ。
こめかみに指先で触れつつ、帰宅したところで自身が眠りに就くまでに仕事から帰って来たためしは無いし、顔を合わす事も殆どない、と云っても過言では無いだろう。碌に看病して貰えた覚えは記憶になく、もっと云えば頭痛持ちである事すら知らないだろう、うちの両親は。
昇降口先で僅かに空を仰ぎ見、傍から見れば傘を持参しておらず困ってるだけの人に見えて。 )
- Re: 少年少女とアバンチュール / 指名制 ( No.12 )
- 日時: 2023/07/25 04:58
- 名前: :事務員 (ID: fqLv/Uya)
「 あ、これですか?クラスメイトの子に、代わりにやってくれって頼まれたんです。自分は塾で忙しいから……って。え、その子を駅前のス〇バで見た? 」
「 努力は確かに、人を裏切るかもしれません。それでも私は、努力し続けたいです。努力しなかったら、また同じ後悔をしそうですから。 」
「 月や星って綺麗ですよね。まるで、自然が生み出した宝石みたいな。この美しさを、言葉に出来たらどれだけ素晴らしいのでしょうか。 」
「 ……貴方を見ていると、胸が苦しいんです。なのに、ずっと見ていたいし傍にいたいとも思ってしまう。……お願いです。貴方のお傍に居させてください。 」
名前: 久木 鏡花 / ヒサキ キョウカ
性別: 女
学年: 2年生
部活: 天文部
委員会: 図書委員会
性格: 真面目で堅実、努力を重んじる。困っている人を放っておけず、ついつい声を掛けてしまいがち。そのせいで損することもかなり多い(仕事を押し付けられる、手柄を横取りされるなど)が、反省はしても後悔はしない。
若干自分に自信がなくおどおどとしているが、一度決めたことはやり通す。また、卑怯なことや道理に反することにはきっぱりと拒絶する。
かなりマイペースな性格で、言葉遣いはおどおどとしているが他人に流されることはあまりない。自分なりに考え、いいと思ったものには影響を受ける。逆に興味のないものにはとことん興味を示さず、オシャレにも全く頓着がない。
容姿: 染めたことのない黒髪を、肩までのおかっぱにしている。瞳は焦げ茶色で、どちらかというとつり目がち。色白の肌には化粧っ気が全くない。
身長155pと上背がなく、体つきも女性らしい丸みはない。少女と云うより少年と云った方がいい体型をしている。既定の制服を着崩すことなく着ており、アクセサリーは全くつけていない。
備考: 中学時代はかなりの人見知りで、友達のいない陰キャとして生きてきた。
しかしそんな自分を変えたいと決意し、自由な雰囲気の徒花学園を受験する。
文学少女で元々文学が好きだったため文芸部を考えていたが、たまたま迷い込んだ天文部の部室にあった星座の伝説の本に惹かれたことと、部長である水無瀬の美しさに一目惚れしたことから天文部入部を決意した。
現在は星に想いを馳せながら、星座にまつわる物語を執筆している。
関係性募集: 中学時代の鏡花を知っている人(男女、生徒教師不問)、引っ張ってくれる友人(男女不問)、文芸部の親友(女子)、本について話せる人(男女、生徒教師不問) 天文部や図書委員会つながりの仲間(男女、生徒教師何れでも)など。が望ましい。他、なんでも。
さて……これで終わり、と。これなら、発表できるかな。
( 穏やかな陽光が差し込む昼下がりのテラス。生徒たちが昼食を食べ歓談を楽しむ中、鏡花はテーブルを一人で独占して原稿用紙にペンを走らせていた。徐々に夏の空気を纏う風に黒髪が揺れると、パチパチと瞳を瞬かせる。ペンをテーブルに置き原稿用紙を自分の前に掲げると、満足げに頷いた。
鏡花が書いているのは、オリオンの星座を元にした物語。美しき狩人オリオンと、彼に惹かれた狩猟の女神アルテミスが現在に転生したら、という内容の悲恋が綴られている。彼女は以前から神話を元にした物語を書いていたのだが、公表するのが恥ずかしく、見せたのは親友ぐらいだった。
物語を書き終えたことに満足している彼女の側には、飲食物の類はない。加えて昼休み真っただ中と云うこともあり、テラスは徐々に混んできている。然し鏡花のテーブルには、あと数人は入れそうなスペースがあった。 )
- Re: 少年少女とアバンチュール / 指名制 ( No.13 )
- 日時: 2023/07/25 04:57
- 名前: :事務員 (ID: fqLv/Uya)
「 確かに甘えるの好きだけどそれは甘やかしすぎじゃない? 」
「 不良なのは認めるさ、認めるともさ。でも授業ちゃんと出てるし成績は平均より上なんだから別にいいじゃん。 」
「 いや、そのくらい私にもできるし。そんな事自慢しにきたの?可哀そうに、私が相手じゃ自慢にならないね。 」
「 お前が私じゃない人と一緒にいるの見るとイライラする。心臓のあたりがキューってなるんだよ。だ、だからだな…も、もっと私に構え! 」
「 お前といると楽しい。面白い。私が知らないことがたくさん知れる。でも、この気持ちがなんなのかまだ分かんないよ。アンタは、何でも知ってるだろ…この気持ちがなんなのか、知ってる? 」
名前: 杠葉 來 / ユズリハ ライ
性別: 女
学年: 1年生
部活: 無所属
委員会: 無所属
性格: 男勝りで面倒臭がり屋。常に何もしたくない無気力系。しかし、負けず嫌い。女子力が全くと言っていいほど無い。他人に興味がなく、冷たい態度をとることもしばしば。思ったことはさらっと言っちゃうタイプ。人を揶揄ったり、人に嫌がらせしたり悪戯したりするのが好き。気が強く、売られた喧嘩は買う。人を煽ることもよくある。然し、意外に純情なところもある。可愛いものと甘いものと動物が好きと云う面もある。爬虫類も好き。然し、虫だけはどうしても無理らしく、虫を見ると突然笑い出すか虫をガン見する。基本的に反応が薄い上、話は聞かないが好きな物の話は目を輝かせて子供のように聞く。親に礼儀に関しては厳しく育てられたため、人の家に行くときは手土産を持って行ったり、年上の人、初対面の人には敬語で話したり、何か貰うと必ず倍でお返しをする。喧嘩においても倍で返す不良少女だが授業はちゃんと受け、学校に不要物を持ち込んだりはしない。猫を被ってたかったりはする。捻くれた性格の為、あまり素直に話すことが出来ない。集団行動が苦手で人混みに入ると具合が悪くなる。なぜか口調がよく変わる。三人兄弟の末っ子の為、甘えん坊気質。結構呑気でマイペースなところがある。結構な自信家。
容姿: 色素の薄い栗色のサラサラショートヘアーで前髪の一部に赤色のメッシュが入っている。瞳は赤色でややツリ目の童顔。そこそこ顔は整っているが前髪を目元まで伸ばしている為、相殺されている。前髪を上げれば凛としたカッコいい系の顔立ち。然し、真っ白い肌や長い睫毛、サラサラの髪でどこか儚くも見える。基本的にポーカーフェイスで常にどこか空中を見ている。笑うとすれば悪いことを考えている時か甘いものを食べている時などのみ。メイクなどは一切やらない。と云うか出来ない。制服は必ずシャツの上にパーカーを着て、スカートの下にはハーフパンツを履く。ネクタイ等は息苦しいため着用しない。左耳の耳たぶに赤色の小さなピアスを開けている。首元には小さな鍵の飾りが付いたチョーカーを付けている。喧嘩をするためか、意外と筋肉質な体で身長は168p。
備考: 料理と数学以外は大体なんでも人並みには出来るが勉強などは特にやる気がないためやらない。それでも平均より少し上なので良いだろうと思っている。料理と数学だけは壊滅的。一人暮らしをしていていろんなバイトを掛け持ちしている為、委員会や部活には入らなかった。なぜか何処にでもいる。神出鬼没。親に礼儀の関しては厳しく育てられた為、授業をサボったり、授業中寝たりすることはないが、かと云って真面目に授業を聞いている訳ではなくただぼーっと聞き流している。其れでもちゃんとノートは取っている。親はすでに他界しているが対して気にしてはいない。其れどころか其のことに関して同情されたりするとこの上なく嫌な顔をする。何故か昔から不良などに絡まれやすく、負けず嫌いなため喧嘩をしているうちに自身も不良になってしまっていた。初対面の人や年上の人には敬語で話すが信用するとタメ口になる。
関係性募集: 甘やかしてくれる友達(男女不問)、何かと目の敵にしてくるライバル的な存在の男の子(生徒先生何方でも)、よく気にかけてくれる人(男女生徒先生何れでも)など。が望ましい。他、なんでも。
はぁ。今日もバイトか。私の人生枯れてるな。ん……あれ、ここ何処?もしかして迷子?ヤバイ、バイト遅れる。
( 授業が終わり、急いで掛け持ちしているバイトに向かおうと思い歩いていると、ふと自分の今の状況を考えてハァ、と軽く溜息を吐き自分の人生は枯れていると言い。他の人達は自分が必死に働いている間に友達や恋人と一緒に何処かへ遊びに行っているのだろうか。なんてことを考えては其の考えを打ち消すかのように小さく首を振る。自分は一人暮らしの身だ。生きていくために働くのは当然の事。仕方がないことなのだ。そんな事考えたところで自分の人生が変わる訳でもない。そんな事考えている暇があったら働こう。そう自分に言い聞かせふと周りを見れば、考え事をしていたせいか見覚えのない場所へと来てしまっていた。ふと時計を見るとバイトギリギリの時間で。此の儘では遅刻として最悪の場合、減給されてしまう。急がねば、と思うも矢張り此処が一体何処なのか分からず無表情ながらも声色は焦っていて。 )
- Re: 少年少女とアバンチュール / 指名制 ( No.14 )
- 日時: 2023/07/25 05:22
- 名前: :事務員 (ID: fqLv/Uya)
「 あ、それ手伝います。やらせてください……いえ、何かしていないと落ち着かなくて。私の為でもあるんです。 」
「 私の好きなもの、ですか?うーん、何だろう。すぐには思い浮かびません。強いて言うなら、この時間かもしれません。 」
「 何かに夢中になって取り組める人って、魅力的ですよね。仕事とか、恋とか。全力でそれを追い掛けられるって、凄いことだと思うんです。 」
「 お兄ちゃんって本当に優しいよね。うん、嬉しいよ。でも、他の人に取られちゃったらちょっと寂しいかも。 」
「 好きです、とっても。でも、だめです。私といると、貴方にとって良いことがありませんので。だから、貴方は他の人と幸せになってください。 」
名前: 水無瀬 茅乃 / ミナセ カヤノ
性別: 女
学年: 1年生
部活: 無所属
委員会: 生徒会庶務
性格: 文武両道、品行方正。所謂優等生であり、いつも模範的な振る舞いを心掛けている。端から見たら、真面目で近寄り難い大人びた子ども。然しながら、実情は異なり、何に対しても本気になることが出来ない中途半端。好きなものもなければ、特に目指しているものもない。誰かの応援や手伝いなど、人の役に立つことこそが自分の存在意義だと認識している。困っている人がいたら何とかしてあげたいし、解決できるものなら解決してあげたい。ある意味では他人任せ。そうして世話を焼くことは多いけれど、人との距離感は基本的に遠め。あまり気を許すと傷ついてしまうから。自分が傷つきたくないが故に、深入りしない我が儘ともとれる。本当は自分も本気になれるものが欲しいと思っているため、夢を追い掛けられる人々が眩しく見える。
容姿: 艶のある手入れされた黒い長髪。前髪は左に流して三日月を模したピンで留めている。黒く円らな瞳は睫毛が長く儚さを思わせる。少しばかり大きめサイズの制服を身に纏うため、実際よりも華奢な印象を持たれることだろう。肌は日焼け対策の甲斐あって白い。身長156cm。冬は白いカーディガンを羽織り、同じく白の手袋に赤いタータンチェックのマフラーが欠かせない。カイロも常備。寒がりのわりに静電気体質で、手首に紺色の静電気除去ブレスレットを着用。ハンドクリームも持ってはいるが、忙しさを理由に忘れてしまいがち。
備考: 完璧な人を装っているが、たまに抜けている。ひとつ挙げるとすれば、極度の方向音痴。入学式の翌日、高校生として初めての登校日。昨日も高校へと行ったはずなのに、辿り着けずに断念。「迷子になったので休むかもしれません」と電話で連絡した際、担任に現在位置を聞かれたことで、逆方向へと動いていたことが発覚。校内でもよく迷子になるため、其の所為で授業に遅刻したことも何度か。裕福な家庭で育ち、家族の顔に泥を塗ってしまうことのないように要求に答え続けている。幼い頃に母を亡くしてからは、仕事の忙しい父に変わって家事全般を請け負う。生徒会に入ったのも、目に見えて結果が出れば認めて貰えるだろうという理由ゆえ。親しみやすさも相俟って、副顧問の春原先生にはよく相談をしにいくなど話を聞いて貰っている模様。遅くまで帰ってこない父と、もう会えない母。兄と二人きりでいることが多いことから、ブラコンと言われる程に兄が大切。必要以上に心配したり、構ったり。兄を傷つける人は許さない、といった心持ち。世間知らずの節があり、流行に疎い。所謂若者言葉といったものについていけない。ハンバーガーは高校生になってから初めて食べた。
募集: 兄以外で信頼できる相手(男女生徒先生何れでも)、夢に真っ直ぐな格好良くて応援したくなる人(男女不問)、茅乃に一般常識や流行を教えてくれる人(男女生徒先生何れでも)など。が望ましい。他、なんでも。
あれ……此処、どこ?
( 放課後、生徒会の活動がない日。季節は過ぎ行くのに、其れでも未だに覚えられない校舎を如何にか覚えてやろう。そう意気込んで、自作の地図を片手に探検タイム。自分の教室から、エレベーターを使って移動。極度の方向音痴一人での移動なのだから、あてもないまま彷徨うのがどんなに危険かと考えておくべきだった。夏ともなるのに迷うのだ。そんな状態での単独行動が上手くいくはずもないのに、つい行動してしまったのだ。探検を始めて早数分。既に自分が何処にいるのやら、検討もつかなくなってしまった。情けないやら恥ずかしいやら。然し幸運であり不運なことに、周りに人は見当たらない様子。さて、これから如何しようか。頼みの綱である兄に連絡しようか。否、其れは無理らしい。普段ならちゃんと残っているはずの携帯の充電がない。ああ、なんで確認しなかったんだろう。これならば普通に生徒会がある日に、教師にでも案内を頼めば良かった。はあと溜め息をついては、何処かもわからない廊下の壁へと凭れる。冷房の効いた夏なのも相俟って、普段よりもひんやりとした感触が伝わる。仕方ない、誰かが此処を通ってくれるのを待とうか。書き途中の地図を片手に、一縷の望みを賭けて来てくれるであろう其の人を待ち。 )