▼ 神庭羅夜桜 様(>>59)
……わぁ。本当にもう来てくれたんだ。さぁ早くお入り。
(折化の部屋の襖を開いたら、目の前に人間の感覚からすると昨夜遭った彼の姿があり、目を瞠るも万華鏡のように白花が模様が埋め込まれている、丸い硝子玉の瞳はぱちりと瞬く。嬉々とした声色を滲ませ、早速とばかりに早く入ってと彼の手首を柔んわりと掴めば、室内へと招き入れ。2人が入った室内は、いくつも歯を折られて転がっている柘榴櫛に、削られた粉が床へ散らばり、中心部にはぼろぼろになって割れた簪が1つ落ちている。)
ごめんねぇ、歯が落ちてない所へ腰掛けてよ。
▼ 九井祈織 様(>>59)
別にもういいよ。ああ、『オレ以外』は危ないかもね。(気分を害してしまった事に察してか、謝ってきた相手に端的な返答を寄越す。そして視線を遣ったのは襖の向こう、己以外の妖も跋扈する空間。実際の所貴重な人間を害する者など滅多に居ないが、親切ではなく自分にとっては利用すべき情報開示である。実際は元来、己が一番人間を怪我させる要因だろうに。とはいえ説き伏せる事など得意ではない自身では、彼の警戒を解くのに如何ほどの刻が過ぎていくだろうか。元来飽き性の気が手伝って、これで話が進まねば多少の怪我もやむなしと物騒なことを算段する。頬を挟み込んでいた手をぱっと放したなら、くるりと掌を仰向けにし其の場から立ち上がるように促して。無言の指示に彼が従うとすれば、 彼の履物が畳を踏み締め直した直後に膝裏を掬い、姫抱きにして抱え上げ。腕の中に閉じ込めた勾玉らしきものと口にしていた相手の顔を玻璃の二対で見下ろしながら)よっ、と。どっちにしても、しばらくはここから帰れないと考えた方がいい。オレもあまり帰したくはないしね。……それと、ここじゃ居心地が悪いなら、お前の部屋に案内してあげる。
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