大人なりきり掲示板

Re: ▼ 追憶にかくす塵芥 ▽ 指名制/和風/NBL  ( No.79 )
日時: 2024/05/27 06:50
名前: 折化/異割 (ID: W2jlL.74)


▼ 神庭羅夜桜 様(>>78

でも、僕らはまだ完全には付喪神では無いんだ。…なり損ないのような存在だよ。
(魂が宿り存在している、修繕可能だと言ってくれる彼に、事情を述べてみる。あと少しで。あと少しだったのに。愛されなきゃ駄目なんだ。疎かにする程落ちぶれていないと言いつつ述べられる嬉しそうと云う言葉、本来の隠し持つ獣の性質な姿はなく、ふにゃりと微笑んではぽろり、呟いてしまっていて。)
好きだなぁ、君のような人。

▼ 九井祈織 様(>>78

オレがいないと、誰か入ってくるかもしれないからずっといたんだけれど。別にお前に何かしようとしたわけじゃない。……でも、
(体勢を崩し紙面に手を伸ばしたのを皮切りに、一連の動きをしていると水を出現させた。軈て湯呑みを差し出した其れは、粗雑な動作ではありながらの甲斐甲斐しい気配り。湯呑みが無事に受け取られれば文机に頬杖を突き、湯呑みを傾け口に含み嚥下した様子を見留め。ややあってまさかとは思うだろうが、矢張り就寝中離れず傍に居た、何処か決まり悪げな紡ぎを。逸らされた瞳は瞼に覆われ、続けざまの弁明のような言い草の言葉は言い訳じみた響きを持って。自身の失態に気付いてか取り繕おうとした言葉は然し言葉に出す事は叶わなかった。頼りな気な襖の向こうからカタリと板張りの廊下が軋む音、何かが徘徊する音とともに視線は其方に吸い寄せられて。「……どれが、起きたんだろう。」腰を浮かせて彼をちらりと見遣り、襖へと足を進める。起きると云う行動の動作主に「どれ」と云う言葉は奇妙で不適切な印象を受けるだろうか。少しだけ開いた隙間は意識しなければ外側からは見えない筈。そんな憶測を盾に耳をそばだてて、外側を覗き込む形で空隙に目を走らせてはふぅん、と詰まらなそうな独り言を。何事か逡巡の後改めて彼を振り返り、薄らと開かれた其の間を確認した玻璃が、暫しの間を置いて片手を襖に掛けたまま彼へ差し向け、瞳の奥へ色彩に翳りが落ちている暗い光を宿らせて。彼が己の袖を掴まないとすれば、其の儘無機質な廊下へと吸い込まれていく事だろう)ちょっと見てくるから。すぐ戻る。

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其れとあと、二夜の初回を綴って頂き有難う御座いました。
今後ともよろしくお願い致します!