大人なりきり掲示板

Re: ▼ 追憶にかくす塵芥 ▽ 指名制/和風/NBL  ( No.82 )
日時: 2024/06/03 04:18
名前: 折化/?/異割 (ID: jX/c7tjl)


▼ 神庭羅夜桜 様(>>80

気付いてた、の。だって、…どうして君が、そんな哀しそうなのさ。
(気付いてたと暗に示され、ぽかんと唖然な顔になる。悲しい事仰らないで、と言われても年甲斐もらしくもなくいじけそうになり、ふと顔を其方に向ければ感傷的な表情を浮かべられている為、まさか…と居た堪れなさそうにし。微笑んでいれば彼は何を思って巡らせているのか判らないが、表情を和らげ紡がられる言葉に、お返しの言葉を贈り襖迄促し片手を振って、いよいよ見送ろうとし。)
…僕も、またこう云う人が居るって思わせてくれて、嬉しかったよ。其れじゃあ、今度こそ見送らなきゃだね。

▼ 九井祈織 様(>>80

(彼の返答へ手短に首肯した後、傲慢な九十九神は不穏な空気の漂う廊下へと足を踏み入れ其の大きな背を向け身体を滑り込ませた。其の姿は完全に溶けてゆく。彼が座す其の室内は緊張した静寂を保つ筈、何やら障子一枚隔てた廊下の向こう側では何某かの話し声が聞こえるかもしれないが、其れも意味を持つものではなく、会話が為されている様子。呼吸を何度か繰り返す程の間、徐々に収束していく話声に反して頭上の天板から不穏な音が覗く。まるで誰かが其の上に乗っかっているような不調和の音と共に、『おおっ、人間か!道理で彼奴らが浮かれていたわけよ。』と間伸びした声が掛けられた。姿形は見えぬと云うのに、正体不明の快活な声だけが大きく響く。素っ気ない天板とは裏腹に喜色を持った声音は、其の他に面白がるような響きを含ませており、ニンマリとした顔を想起させるかのようで。空間に似つかない呑気な声音から危害を加えようとする意思は見受けられず。全く姿を見せない其の存在は天板から降りる事もせず、ただ呵呵とした笑い声に矢継ぎ早の質問を重ねて。性急に降らせた問、正確には其の問の「捨て子」と云う単語に妙な引っ掛かりを覚えるだろう。捨て子とは一体どう云う意味か、何を指し示しているのか。彼の言葉の意味するところを上手く掴む事が出来るだろうか、否、今の段階では出来ぬ儘だろう。彼は何の子と会ったのかと聞かれても、名前を伝えられていない為、容貌を伝える他ない)わっはは、なかなかどうして面白いことになっているじゃないか。お前さん、どの捨て子に会ったんだい?