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Re: 【ギリシャ神話】『 星の遊泳 』【星旅物語/指名制】 ( No.15 )
日時: 2023/08/16 14:24
名前: 語り手 (ID: OZDnPV/M)


お星様/海王星

名前/Neptune

外見/30代前半。腰の長さまで伸びた長髪は、終始荒波のように靡く。真っ蒼な髪はまるで氷のように冷ややかな印象を受けつつも、炎のように爛々としている。こめかみの辺りには珊瑚を模した髪飾り、首には透明に輝く首飾り(環)を付けている。微少のダイヤモンドが散りばめられたキトンを着、紺色のマントを纏っており、重々しい金属製の靴を履く。他者を凍えさせることが無いよう、常に丈夫な手袋をはめている。
体型について記述すると、やや黒みがかった褐色の肌で、身長は約180cmと大柄である。海洋、大陸を支配するポセイドンの性質を受け、その強さとシンボルである牡牛に由来したためか、男性的な肉体を以て現界した。広大な海、大地を駆け巡り鍛え抜かれた体は氷のように硬く、低体温。(表面温度はおよそマイナス220℃である)  
眼は大暗斑を思わせるスマルトブルーである。生命を育む海の寛大さ、優しさを持ちつつも、凍てつくような印象を受ける。
それを見つめた者は、彼の力強さと底に秘めたる激情を感じ取るであろう。左眼には巨人キュクロプスから賜った矛を連想させる三叉型のハイライトが在る。

備考/海王星は太陽系で一番外側を周る巨大氷惑星である。太陽光は地球の900分の1程度しか届かず遥か遠くに位置し、天王星を除いた他惑星とは違って交流(フライバイ)が少なく、疎遠な存在であるとも言ってもよい。そのため、他惑星たちは一体どのような存在か、興味を抱いている。自分と兄弟の関係にある天王星のことを大切に想っており、頭を撫でるのが好き。  
特定の惑星に苦手意識は感じておらず、自分とは異なる他者の考え方、モノの見方をより理解したいと思っている。最近地球には三叉の矛に似た食器が在ると知り、フォークを気に入ったようだ。  
「ネプチューン」はギリシャ神話においてポセイドンと同一視されることが多いが、Neptuneも例外ではない。  
元惑星の大気運動は活発で、構造に絶えず変化が見られる。高密度のガス惑星としての性質を受け継いでいるせいか、人間体のNeptuneは大柄で気分屋な男の姿である。声は大地を揺らすように大きく(本人は可能な限り声量を抑えているが)、豪快に笑い、些事に拘泥しない。一方で、感情の起伏が激しい一面が見られ、心配事は「まあ、よいではないか」と流す性質を持つ。そのため、繊細さが感じられない、言動が荒々しく無遠慮な奴だと思われてしまうことがある。だが寛容な心を持ち、けして他惑星の者を否定しない。光陰を惜しまず、旅のひと時、暗闇にのみ込まれるその最期までを楽しむ。


ロルテスト/
おや?この体はなんだ、非効率でどこか奇妙ではあるが、誠におもしろいものだ。  
お前の名は?カロン……。そうか、ここに呼ばれたからには、遂に、終焉(おわり)が訪れるのだな。はっはっは!悠久の時を過ぐる我にとって死は些細な事よ。......なんと、みなにも逢えるとは!これほど心躍るものはない!我はネプチューン。短い間ではあるが、これから世話になるぞ。

(今思えば自分は永い眠りについていた。人で言う「友」と呼ぶべき存在も無く、何千年、何万年もの長い間、眼に映る漆黒の宇宙が少し退屈気に見えていた。何者かに「さあ、起きて」と声をかけられた様な気がして意識を覚醒させると、自身が球体から人型に変わっていることを認知する。だが一瞬の戸惑いは忽ち高揚へと変わった。これから矮星の輝きのように、儚くも貴き冒険譚が繰り広げられる......そのような予感がしたからだ。目前には無重力状態に浮かぶ「船」と自身を導いてくれた「人」が居り。誰にも教わったことが無い筈なのにNeptuneは自然と笑みを零していた。片手を差し出してくれた相手を前に、胸に手を当て一礼したのち、まるで壊れ物を扱うように、手袋をはめた手でそっと繋ぐ。これからの旅路が幸多からんことを願って常闇を歩き出しながら)

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(海王星の大気構成、ポセイドン神から着想を練りました。)
荒々しくもその懐には多様の命を抱く、正にポセイドン海の支配者らしい性格、容姿。フォークを好む愛嬌もあり、鏡合わせであった兄弟を大切に思う心の持ち主な人物像。