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Re: 【ギリシャ神話】『 星の遊泳 』【星旅物語/指名制】 ( No.16 )
日時: 2023/08/16 14:40
名前: 語り手 (ID: OZDnPV/M)


お星様/冥王星

名前/Pluto

外見/死者の如く覇気のない肌は所々が変色してマーブル状となり、唇にも赤みが差すことはない。素肌に霜を纏い、暗闇に特化した瞳は明るい場所だと閉される。乳白色のくすんだ畝り毛は先端に向かい赤土色へと変化、一つに結ばれた箇所は小さな尾に似ている。少年性の中に控えめな少女性を感じさせる顔立ちで、開かれた際の瞳は鮮やかな空色。身体については大き過ぎる被服に隠されてラインが目立たないが、痩身でありつつも大人になり始めた年頃の丸みが存在する。身長153cm。室温や気温に左右されることなくして暗色の長袖を着用、更にその上には秘密結社を彷彿とさせる薄汚いフード付きロングマントを纏い、マントの裾は床を引き摺る。

備考/熱や光に弱く、闇と低温に強い。明るい場所で目を閉じているのは眩しさで潰されてしまわないようにするため。仮に明所で開いても全くといってよいほどに視えない代わり夜目がきく体質。乳脂肪分が高いアイスクリームが大好き。連れのケルベロス(こちらも元衛星)も大好き。太陽系から外されたことに対してはそれなりの衝撃を受けたものの、カロンを含めた衛星達のお陰で孤立することなく存在し続けた。惑星同士だと天王星と海王星以外の星々との交流を持つ機会が無かった為、生命の星である地球や生命の源である太陽や月を都市伝説のような何かだと認識していたらしい。その他様々な星々の関係に疎いばかりか、かなりの世間知らず。口数が多くなければ表情も固い堅物だが星としての一生を漸く終えられる安堵から、旅を経て本来の純真さを取り戻していく。

ロルテスト/
───君は本当に、あのカロンなのか?
(初めは疑念を抱かざるを得なかった。己の約半分もの直径を持ち、互いに常に顔を向け合いながら周り続けていた衛星であり家族同然の存在であるものが、不思議なことに有機生命体に近い姿をとって此方を見つめているから。あれは恵まれた環境にのみ存在するという、謂わば"生物"なのだろうか。目と、鼻と、口と、耳。腕、頭、胸、腹、足。地球と名付けられた母体に満ちたとされる有限の小さきいのち達はこのような──。感心と関心をもってしげしげと眺め。さて己はどうであろう。五本指に半円形の耳に動く頬、太陽風にそよぐ袖。判る、これこそ、漂流物で知ったニンゲンの形であると。微かな揺らぎを映した瞳は長きに渡る使命の終焉を悟り、安堵を纏う吐息がこぼれ。今こそ逢える。未開の地の伝説のようであった太陽と、その周辺でくるくる踊り続けた嘗ての兄弟姉妹達に。足元には動物の姿を得た衛星を伴い、やさしくカロンの片手を握り返しゆったり瞬き)
それにしても随分と立派な船を得たねぇ。君が動かすのかい?僕は、果たして星々と分かり合えるだろうか。

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(冥王星そのものが小さいこと、冥王星=死=始まりに帰るというイメージから、その象徴として子どもの姿をとらせることとしました。性別に関しては敢えて曖昧にしております。
幼く可愛らしい趣向、冥王星の番犬であるケロベロスを連れているなどの設定も込めました。)