*方舟の内装*
◯方舟の広さは東京ドーム一個分程度です、回ろうと思えば半日で容易く隅々まで見る事が出来ます。
◯気球のように高さのある球体、内部は球体の真ん中部分に平地があり頭上はガラス張りで、アンティーク調の黄金の鉄筋工が剥き出しで夜は宇宙を見渡す事が出来ます。
◯船の右端には東京ドーム四等分程の巨大な円状の窓が設置され、転落予防に柵が設置されています。出窓風なので柵を乗り越えて腰を掛ける事も可能。
◯船の左端の壁側には塔から繋がる階段が伸びていて、2階に属す船外に通じるテラスのような場所があります。大体三、四人が屯出来る程度の広さで此方は3箇所設置されています。テラスにも柵が設置されていて、誤って宇宙に落ちると帰って来れません。もしくはカロンによって引き上げられます。
◯船の内部はギリシャの古代都市をもっと閑散とさせイタリアのドロミーティの自然遺産を組み合わせたような場所です。それぞれの用意された家は無く、屋根や壁のある閉鎖的な建物はぽつんぽつんとしかありません。イメージとしてはイタリアのアルベロベッロのこじんまりとした白い建物です。
他にもパルテノン神殿やクラーコ街のような劣化した石畳の建物や塔などもあります。
◯小さな森林、丘や湖に繋がる川、各国の木々が立ち、街の中央には葡萄の木や林檎の木があります。
◯寝床は基本自由、神殿で寝転がるでも、屋根や壁付きの建物や青々とした芝生に横たわるなど自由。
◯虫や動物、魚や微生物はいますが人はいません。あくまでも乗船しているのはお星様のみ。
◯硬貨による売買が出来るお店はありません。食べ物は街の中央の開けた会食スペースにいつの間にか存在してます。意図的で無い限り、放っておいても腐ったりはしないです。お星様がいないとたまに動物達が寄ってくる事も。
◯方舟には様々な物があります、パルテノン神殿には比較的多くの物が置かれていて、地球の人々が綴った本などがあります。小物類はたまに川のそばに落ちている事や建物の中に眠っています。
◯方舟にあるものを自由に使ってもらって大丈夫です。例え壊したとしても気付いたら修復してます。星様達以外の何らかの力が方舟にはあります。
◯球体の地上より下、下半球は船を動かすための原動力が眠っています。厳重に閉ざされた部屋がいくつもあり、カロンの許可なしで入る事は出来ません。部屋の前までは来ることが出来ます。
◯更に下、球体の船の下には気球のようにぶら下がっているバスケットのような部分があり、形は木製で出来た小さなボートがあります。そこがカロンが船を動かす場所です。カロンの握るオールだけが速度を調整する事が出来ます。真空の無重力空間にも関わらず、何故かボートの下は宇宙に散らばった数多の星々が川のように揺らめきます。たまに透明がかった青紫の魚のようなものが進行方向へ跳ねたりしてます。
◯ボートには方舟の下の方に取り付けられた潜水艦のハッチのような部分から降りてくる事が出来ます。解放してるので誰でも降りてくる事は出来ますが宇宙の温度は絶対零度に近く、かつ太陽系を抜けると太陽による揺籠はありませんので、宇宙の膨大な放射線より身体の不調が出てきます。死に至る事はありません。ちなみに、2階のテラスは見えぬ力で放射線から守られてます。