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>>119

「ナカで…？こんな事って、オレの身には保たねぇぞ。此れ以上の事すんのかよ。」
彼の言葉に未だよく解っておらず。
抱き寄せられると、ぐいぐい押し退けるように反抗し。
「あのな、そう簡単に全てを委ねられっかよ。もぅ、野本の馬鹿馬鹿ばかぁ…安心出来ねぇんすけど。主にオレの方で心が。野本がすげぇ揺さぶってくるから疲れて、寝そ…」
遠去けようとしていた手が、まるで労わるように頭を撫でられた事でピタリと止まる。
壊れても、だなんてイかせて、や犯される事は苦渋の決断で羞恥心を捨て切れず。
小言を言いながらも此方が責任取りやがれよな！と言うまでもなく、責任取ってやる言うから彼に捨てられる事や放置し続けられるのではと云うより、はしたなくならないか、だとかせめて彼が仕事の間は待てが出来るようにと考え、瞼が閉じようとして。
大学生活は当然、幼少期の頃から一人で寝る生活をしてきており、誰かが傍に居てくれる人の温もりに軈て睡眠へ落ちるも、蹲って睡眠障害か魘された様子に無意識下で彼に擦り寄り、ぎゅっと握り締めた相手の服を離さず。