>>21ポツリと呟く彼の様子を再び一瞥すると、空になったアンプルを小箱に仕舞い、ペットボトルを揺らし軽く混ぜる。「これか?最近購入した質の良い媚薬だ。このアンプル一本で、気が狂う程楽しめるらしいぞ」ペットボトルの水に、媚薬は容易く溶けたらしい。「伊吹、お前、喉は渇いてないか?」彼の座る椅子に近付き、薄い笑みで問いを投げる。