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>>33

「その反応だと、彼奴が何をしたか分かっているみたいだな」
彼の様子を眺め、話が早いと思考を進めていく。
「お前は、四宮のお気に入りだったという情報を入手出来たんだ。そんなお気に入り君の身体と心を壊せたら、少しは俺の気も晴れると思ってな」
質の良い媚薬は効果が現れるのも、持続時間も長いだろう。
彼に飲ませた量から市販品程度の過敏性だろうが、それは追々媚薬を追加するか、色欲を煽ってやれば充分だ。
ソファーから立ち上がると、ゆっくりと彼の座る椅子に近づく。