>>37視線を逸らす彼の前に立つと、彼の頬からマスク越しの顎へと手を這わせ、表情を見詰める。「流石だな、もう効いてきたのか」吐息が上がり、頬が薄紅に染まっている様子を確認すると、顎に触れていた指先が降りるように彼の首を這う。首を這っていた指先は鎖骨を横に撫で、右胸へと更に這いゆく。