名前／ シェム
性別／ 男
容姿／ 銀灰色のツーブロアップバングショート。瞳も髪色と同じ銀鼠色でうっすらとグラデーションが掛かっている。切れ長な一重はつり上がり気味で迫力満点。本来硬質で癖毛のためヘアセットには毎日四苦八苦している。鼻梁は一直線を描きやや高め、唇は薄く酷薄な印象を強調する。着ているのはフードの付いたゆったりとした黒いローブで、中はクラシカルな白シャツ。ゴシックパンクを意識したチェーンじゃらじゃらのカーゴパンツに厚底ブーツを履いている。身長は179+3（厚底ブーツ分）cm。
性格／ クールを気取る一匹狼と見せかけたお節介。皮肉屋で関わりを嫌うと思いきや、結構人のことを気にしているようで、雰囲気には小物感が漂っている。自分では全く自覚はないが感情が分かりやすく、おだてられれば鼻を伸ばし貶されれば眉を顰める。
備考／ 養成所に入所して早々怪物のテラリウムが与えられたことに不満を持っている。自身のテラリウムを持て余しているようで、これを育ててどうしろというんだと考える日々。内部にある石像はゴーレムのよう。
テラリウム外観／ 丸い取っ手の付いた蓋で栓をされた、自分の頭ほどの大きさのテラリウム。楕円形となっており底面だけが平坦。頑張れば持ち上げられるが相当重い。中身はガラスに入った小さな石像のみ。灰色の石像は動かず、丸と四角をくっつけて人型を作ったようなアバウトな造形をしている。
「別に俺には関係な───おい危ねえだろ！ついて行ってやるからあんまり心配かけんじゃねえ…っ！」
……。（広い遊技場の最奥部。東の一角で不貞腐れていたのは、そこに居るのが自分ひとりだったから。二人以上を前提としたゲームの数々は、孤独で居てもなんにも面白くないものばかり。次に通りがかったやつは否応なしに巻き添えだ、と心の中で決意を新たにしたならば、手近にあった小さな矢をダーツの中央に向けタンッ、と投げて。結果は見事な全外し。何処にも刺さらず落ちていったダーツバレルを歯噛みしながら拾いに行き、その場に屈んで溜息を一つ。ぶつぶつと独り言を零しては折れた矢の先を探しに行こうと立ち上がり）
……投げるのは苦手なんだよな……
