名前／ ノーラ
性別／ 女
容姿／ 絵の具をベタ塗りしたようなくすみのない純白の真直ぐな髪は臀部を覆う程に伸び、前髪は重ためで瞳に僅かに掛からない所で一直線に切られている。どちらかというと横に大きい切れ長の双眸は右が真紅、左が群青の虹彩を湛えておりそれらを取り囲む睫毛も髪同様の白。服装は黒のリボンブローチが付いた白いフリルブラウスに黒の短いタイトスカート、そして5cmほどの高さのヒールがある黒いロングブーツ。瞳を除いてはモノクロの風貌。背丈は本来163cmだがヒール分を追加して168cm。雰囲気こそ大人びているがあどけなさが残る10代後半ほどの女性の見た目。
性格／ 一言に纏めると掴み所がなく自由気まま。かと言って自己中心的なわけでない。穏やかで落ち着いた物腰ではあるが口数は割と多く物言いは素直、冗談や揶揄も同様にちらほら見受けられ他人とのお喋りは好きな様子。表情は常に凪いでいてやや感情が分かりにくい印象を与えるものの、行動自体は大胆な方。退屈を嫌いあちらこちらへ動き回るため神出鬼没なイメージを持たれがち。基本的に争い事を避ける平和主義ではあるが、他人に流されることなく自分の意見は確り持つ。勘や洞察力に優れかなり目敏い。
備考／ 色彩のテラリウムを与えられたことは特に不満もなく、寧ろ早く美しい彩りで満たしたいと気に入っている様子。経験や思想によって増えるとされている中身については頭を悩まされており、ポジティブな出来事、行動、思想によって暖色が、ネガティブなそれらによって寒色が増えるのではないだろうかと勝手に考察している。
テラリウム外観／ 幾何学的な三角二十面体のテラリウム。正面から見ると六角形のような形で辺の長さは全て一緒。全体的な大きさは縦横共に15センチ程度。サイズ感からしても持ち上げることは可能で結構軽い。中身は白い色彩が靄のような形で漂っており、白いため雲や綿菓子のようにも見える。恐らく他の色が出現しても同じく靄の形となる。実体はなさそうに感じるが手のひらで囲うようにすれば取り出すことは可能。
「 もし、今いきなり貴方に抱きついたとしたら、私のテラリウムに新たな彩りが生まれるかしら？…なんて。ふふ、冗談。 」
（ 真夜中、ダイニングへと足を踏み入れる人影が一つ。キッチン付近で調達したクッキーを小脇に、普段は滅多に持ち歩かないテラリウムを両手で包む様に持ちながらソファに腰掛ける。如何やらこの時間帯ということもあり先客の姿はなく、丁寧にテラリウムを眼前のテーブルに置けば一頻りじいとそれを見詰め。頭に浮かぶのは勿論内部の色彩を増やす方法で、暫く黙り込んだまま思索に耽っていたものの目ぼしいアイデアは浮かばず、小さく溜息を吐き。仕舞いには既に諦めたのかクッキーをぱくぱくと口に入れ始め、自ずと口からは願望が零れ。 ）
…暇ねぇ、誰か降りてこないかしら。
