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Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.111 )
日時: 2025/05/02 00:21
名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)

>>110

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>ハイネ

 分かっていたことだが随分と恥ずかしい状況だ。
 白い部屋の中至近距離で見つめ合いながら頬を触る様子を俯瞰して考えると滑稽である。しかしそれが命がけであるならば話は別。未だ理解が及ばない手紙の命令に従い、そっと冷たい頬へと触れる。
――もちもちってなんだ……。
 自分自身の心へ問う、もちもちって何だろう。質感の話ではないだろうし、それならば質感を楽しむような動作の指示だろうか。
 頬に触ったはいいもののそこから手は動かせず、真っすぐに合う金の瞳からも目をそらすこともできずに表情を動かすのも危うい気がして終始無表情を取り繕っている。深く考えたら負けだ。あのすでに見慣れてしまった小さな自分の世界がこれほど恋しくなるとは。
「……あの、今更なんですが。すごく失礼なことをするかもしれないので、許してください」
 ただただ心からの謝罪であった。勢いに任せて指先へ力を入れ、頬の弾力を感じながら心の中でカウントを進める。