>ウィリアム(>>148)
気遣ってくれてたんですね、ご興味があるとの事なので、このまま変更して進んでいこうと思います、有難う御座いました。
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
>テーマ:恋人のようなキスを合計1分間しなければ出られない部屋
>制限時間:10min
>親密度:◆◆◇
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
(取り敢えず閉じ込められてからは何事もない事に、一先ずほっと安堵した顔をし。この密室では魔法に頼れない、そう思い知らされるには十分すぎる痛みに目立った外傷はない指先を数度包み込むようにしてもう片方の手で擦って。黒薔薇の企みの一端が見えたような気がして、厄介ねと内心のみで嘆息してから「 …ありがとう、 」心配してくれた事に対して神妙な面持ちで短く礼を、そして手紙に悪い予感が過るのは、佞悪な支配者たちならば怪物の魔法を封じた上で獲物との悪趣味な殺し合いや化かし合いを余興として強制してきても何ら違和感は無いから。覚悟するようにすっと息を吸って書面に目を落とし「 ――……まったく、もう 」血腥い内容を覚悟していた分だけ初めは呆気に取られるも、いくら怪我を伴わないとはいえ恋人どころか特別な恋愛感情も持っていない相手同士で深い口付けをするだなんて心労の方が大きいかもしれない。彼にも読んで貰うよう手紙を差し出し、自分は彼とそうする事を欠片も拒むつもりなどないが、ハッと気付いたように僅かに目を瞠って「 その…した事は、あるのかしら…? 」おずおずとした様子で問い掛けるのは踏み込んだ質問である自覚があるから。もし親しい彼のファーストキスをこんな所で消費せねばならないのだとしたら由々しき事、拒絶や嫌悪などではなくただただ一心に彼の心境を案ずる困ったような表情にて回答を待つ。そうしている間に虚空には黒い砂時計が顕現し、僅か10分で空っぽになってしまうだろう上の器からは既にサラサラと黒く煌めく砂が零れ落ち始めていて。)