大人なりきり掲示板
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.170 )
- 日時: 2025/05/12 00:44
- 名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)
>>169
イベント
>レオニダス
聞き覚えのある落ち着いた声と調子に緊張が僅かに解けた。
相手のほうが自分に早く気付いたようだ、ウィリアムが視界にレオニダスを入れる前に、彼はこちらの安全確認を済ませていた。
「レオニダスさん! はい、こちらは大丈夫です。あなたも何事もなくてよかった」
まずは怪我も何もないことが一番肝心だ。変わりはない様子の彼に安どのため息を漏らし、自分自身にも変化はないことを伝える。最初は驚いた獅子の顔も表情をよく観察していれば彼がウィリアムと同じように僅かでも微笑んだことが分かるだろう。
黒い手紙が粛々と読み上げられ、今回は何だろうと黙って聞いていれば、随分と衝撃的な文章が脳に響いた。彼の落ち着いた態度から繰り出されるとなればなおさら、どこかちぐはぐにも感じる。
「……そ、うですね……それは、分かっているつもりです、けど」
実際にここでは何も歯が立たない。レオニダスはそれを知っているようだと思いながら、それでもまだどこか混乱していた。
「ええっと、えーーっと……予想外だな。うーーーーん……その、レオニダスさんは……どうですか?」
200メートル越えの男性の肉体に肉食獣の頭、彼のプライドが愛でられることをよしとするかは聞かなくても分かるような気はしたが、未だ混乱の中から抜け出せなかったウィリアムは心の整理のための時間を引き延ばすように問いかけることにした。
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