大人なりきり掲示板
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.179 )
- 日時: 2025/05/13 18:06
- 名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)
>>178
イベント
>レオニダス
「あなたも私を食べないでしょう?」
相手が人を喰らう化け物であることは分かっている。しかし、そういう生態であるということだけだ。
もしレオニダスがウィリアムを喰らう気があるのであればとっくにそうしているはずである。
「何を言っているんですか、あなたとの出来事も立派な一つの眩しい思い出ですよ。こういう場はなんというか、特殊ですけど……さらにあなたと知り合うことができて嬉しく思いますし」
最初の緊張も解れてしまえばどうということはない。冷たくも柔らかく、優しい彼の手が自分を撫でてくれる感覚に任せ、子供っぽい仕草でそっとすり寄る。自身では不服に思っているものの、裕福な家の三男として生まれたこの青年は甘えるのも上手な人間であった。そして、邪魔をされずに真っすぐに生き延び、大切な命の終わりを見届けた精神は幾分かしなやかでもあった。
レオニダスがどこか遠慮しているような気がするのはなんとなく感じていたことだ。この冷えた体に少しでも自分の体温を分け与えられたらと思う。頭を撫でる大きな手に自身の手を重ねて軽く握る。子供が親の手を求めるように、ゆっくりと自身の頬へと導いていく。
「……ちゃんと私のことを温かいと思ってもらえているんですね。他の方はほら、あんまりそういう話をしないので。こういう接触が不快でなければいいのですが」
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