大人なりきり掲示板
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.201 )
- 日時: 2025/05/17 12:34
- 名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)
>>200
>レナード
「あ、転落防止の網か何かあるんですか!? それは何とも親切で……」
レナードの言葉をウィリアムは別の意味で解釈した。網でなくともここには不思議な事象が溢れている、間違って窓から落ちて転落死なんて言うとぼけた事故はないと胸をなでおろした。調子に乗って身を乗り出すものがいるという疑問もあるが、窓から侵入したり飛び降りたりする住人たちを見れば対策が発生するのも頷ける。
そこまで考えて振り返れば、レナードの表情は神妙であり、ただの落下防止策に対する思いに沈んでいるわけではないのだろうその様子に何か声をかけようとしたが、何も知らない自分ができることはただ沈黙を守ることだけだった。
「薔薇園ですか、植物園はたいてい昼間に見に行っていましたが、夜もまた風情がありそうですね」
彼が次の話題を提供してくれたことや案内を全うしようとしてくれているのだと思えば笑みを浮かべて頷く。早くいけとも言い出さないのは彼なりの配慮かと思い、そのまま提案を呑むことにした。
「屋敷の中を歩いたことはあるんですが、庭に出たのは初めてで。その薔薇園まで案内していただけますか?」
あくまで控えめに、それでも好奇心を隠すことはなく、レナードへと問いかける。
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