大人なりきり掲示板
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.225 )
- 日時: 2025/05/21 00:55
- 名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)
>>224
>ギレルモ
――まぁ……そう来るか。
久々に癖の強いやり取りをしているように思えた。住人と始めて接する時は大なり小なり戸惑うことが多いが、今相対する彼にはいつも以上の警戒が必要だと、この屋敷にも慣れてきた勘が囁いている。
彼がダンピールであれば、他住人からのあまりよろしくない評判を無視するのは賢明ではない。軽々しく条件に応じると痛い目を見ることは確かだった。ウィリアムにしては珍しく、悩むように一拍間を置いた。
「どれほどの量が必要でしょうか。私の部屋はここから少し遠いので、帰るための力は残しておかなければなりません」
この檻に阻まれている限り、彼はレナードのように首筋に食らいつくことはできないだろう。差し出せるのは腕や手。指先を紙で切った際に滲む、あの程度の血液で満足してくれたら御の字だが――彼は、今まで出会った誰よりも飢えているようだった。
「それに、あなたに協力したくても何も知らなければ、用意するものも用意できません。困っているんでしょう? ここまで来て放っておくわけにはいきませんし」
自然と眉が下がり、苦笑を浮かべていた。助けて、と叫んだその声が忘れられず、どうしてもここで手を差し伸べていたかった。
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日常イベントの一つですね。また新しい住人の一面を見てキャラクターの行動にも色々と幅が出るかと思いますので、この交流が終わり次第、部屋に帰ろうとして物音のする部屋の扉を開ける描写を挟みたいと思います。
byパステル
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