大人なりきり掲示板
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.287 )
- 日時: 2025/07/25 21:17
- 名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)
>>286
>ラザロ イベント
「えっ!? いえ、いいんですよ!」
まさかラザロの口から謝罪が聞こえてくるとは思わなかった。それもこの催しものが偽物であることだなんて。思わず裏返った声に自分でも驚き、一つ間をおいて咳払いをする。誤魔化しきれないが仕方がない。
「偽物だろうとなんだろうと、楽しければいいんですから。それに、ここじゃないとあなたや他の人とも会うことはできなかったでしょう」
そんな能天気なことを言えるような立場ではないことは重々承知だ。自分も彼らも、ここにいると言うことを感謝する住人たちはどれほどいるだろうか。それでもからりと笑って見せ、力のこもった手を引っ張った。
「林檎飴、林檎のフレーバーの飴ですか? かわいらしいものを売っているんですね」
それならもっと甘酸っぱい匂いだろうかと未知の食べ物にひかれつつ、連れられるままに屋敷の中を歩く。
「…………すごい、綺麗ですね」
気づけば外に繋がるだろう扉、そして向日葵に出迎えられると思わず感動の声が漏れた。いくらでも堪能できそうな雰囲気の中、普段は恐怖すら感じる森にも明かりが灯っている。
「夜だからこその風情がありますね、ああ、音楽も大きくなってる」
あっちこっちに興味が移り目線を動かしていたが、手を引かれると素直に後に続いた。遠目に見えたフルーツに透明な飴がコーティングされたものを見つけると興味深そうに目を細め、それから店番らしいシルエットに一度びくりと肩を揺らして警戒するように立ち止まった。
「……いや、いや大丈夫。あの人……人? 達には言葉が通じる、大丈夫大丈夫……」
言い聞かせるように口元でもごもごと言えば、何事もなかったかのように歩き出す。
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