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Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.289 )
日時: 2025/08/01 00:17
名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)

>>289

>ラザロ イベント

「果物を飴で! なるほど、それは見たことがないですね……随分と甘そうですが、大歓迎です。ジャムのような味がするのでしょうか」
 文明が進んだ、かつて自分が住んでいた街ならまだ納得できるが、このような場所でそんな洒落たものに出会えるとは思わなかった。魔法というものが科学の代わりにあると思えばあり得ない話でもあるのだろうが。
 さらに花火まであると聞き、ぱっと目を輝かせて上にあるラザロの目を仰ぎ見る。
「花火! 私の街のお祝い事でも用いられていたものです。化学反応で色が変わる仕組みでしたが、ここではまた一味違うのかもしれませんね……楽しみだなぁ」
 そうやって楽しそうにしていたのは少し前までだ。今では誤魔化せないほどの焦りが笑顔を歪めている。何か特別な所以でもあるのかと尋ねられると、居心地が悪そうに頬を掻く。
「いえ、その……恥ずかしい話ですが幼い頃に色々あって今は見るだけで動悸がして……っ?!」
 唐突に響いた声に飛び跳ねるように驚き、思わずラザロの陰に隠れるように後ずさる。見た目はもちろん、言葉を話す時点で普通の犬や狼とは全く違うと分かっているはずだが、魂に直接刻まれたトラウマというものはそこまで優しくはない。
「あ、あの、初めまして、ウィリアムと申します。今後ともどうぞよろしくお願いしますね」
 言葉はいつも通り丁寧に紡ぎ出されるものの、同時に差し出される手はない。