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Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.292 )
日時: 2025/08/07 18:04
名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)

>>290

>ラザロ イベント

 思いの外、というのも失礼だが、隣人たちの対応はいつもよりも穏便である。今まで付き合ってきた住人たちが尖った性格だったこともあるのだろうが、ここまで失礼なことをしておきながらも、レジーナもラザロもそれを無視することも糾弾することもなかった。
「あ、ええ……はい、りんごをお願いします」
 ほっと息をついた自分が情けない。思わず眉根を寄せているとラザロの問いかけに慌てて表情を戻す。
 薄い飴でコーティングされた赤い果実は魅力的だった。ラザロの注文した見たこともない果物も横目で見つつ、この場を取り持とうとする彼らの様子に心も落ち着いてくる。
「レディ、先程は大変失礼しました」
 一歩、ラザロの背中から足を踏み出せば姿勢も言葉もいつも通りのものとなっていた。軽く頭を下げると、申し訳なさと恥ずかしさに苦笑を浮かべる。
「お恥ずかしい話、小さい頃に家で飼っていた猟犬に追いかけられたことがありまして……それですっ転んで鼻血を出したことがあるんです」
 家族の間では微笑ましい昔話だ、ごほんと一つ咳払いをして手を差し出す。りんごを受け取る目的もあったが、先程はできなかった握手を求める手でもある。
「どうぞ情けない私を笑ってください、そして改めて挨拶の機会をいただけないでしょうか」