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Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.309 )
日時: 2025/11/03 22:22
名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)

>>308

>ラザロ イベント

「……あ、え、いや、違います! 名前で呼んでください!」
 家畜。確かにそう呼ばれて振り返ってしまった自分を自覚して思わず間抜けな声が漏れた。慣れてしまったことだとしても否定するべきだった、今更遅い後悔を抱いているとするするとあっという間に後ろ手に拘束されている状態にもう一度間抜けな声が出そうになる。
「どうでもいいって……そう言うわけにはいきませんよ。少しの間離れただけですし……あぁもう、ちょっと待って!」
 我儘な子供を相手にしているようだ。だからこそ強い否定ができないのかもしれない。緩やかな拘束や、首筋から伝わる痛みの恐怖を真っ先に感じることが正常なのかもしれないが、ウィリアムにとってはこの子供のようなおねだりを簡単に断り切れなくなっている自分を自覚する恐ろしさもあった。
 演技であろうとギレルモが常に空腹を訴えていることを知っている身としては、僅かな時間だけでもその苦痛を和らげることができれば、と思うものだが。
「……そうだ、ここにあるものならあなたの口にもあうかもしれませんよ。私の血ならいつでも飲めるでしょう」
 ふと思い立ったように提案を口にする。飲むと言っても舐める程度のものだが、ここには更なる刺激があるのだ、しかも限定的なものだろう。逃れるための口実というよりも、本当に良い提案を思いついたという明るい調子でギレルモへと声をかける。もっとも、後ろでに拘束された状態で彼の表情をうかがい知ることはできない状態ではあったが。