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Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.311 )
日時: 2025/11/17 01:52
名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)

>>310

>ラザロ イベント

 未だに首や耳に触れられるのは慣れていない。むず痒い感覚に耐えながらも、ふと聞こえてきた言葉に思わず即座に首を振った。
「食べるって、ちょっと血を分ける程度ですよっ……?!」
 いつものようにへらへらとした様子でもないことに危機感をもち、後ろを振り返ろうとした途端背中を押される。
 ぐらりと揺れた視界とこのままでは顔面から倒れ込むという本能的な危機感に慌てて手を突き出せば、触れたのは地面ではなく誰かの体。見事に抱き止められたのだと理解したのは、大きな舌打ちのあと、ばちりとあった黄色の目を見た時だった。
「ええと……大丈夫ですよ」
 一人で勝手に行動してこのザマだ、行動流石に怒られるかと覚悟していた次に聞こえたのはこちらを気遣うような謝罪と、心からの安堵のため息。驚きに一拍言葉が遅れるが、落ち込んだ様子のラザロを安心させるために、努めて平常通りに振る舞ってみせる。事実、何も危害は加えられていない。
「彼とは知り合いでして、さっきも少し話をしていただけなんです。こちらこそすみません、動くなと言われていたのに。心配をおかけしてしまいました」
 ラザロもまたギレルモを危険視しているのだろうかと伺いながらも、申し訳なさそうに眉を下げた。