大人なりきり掲示板
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.36 )
- 日時: 2025/04/07 01:09
- 名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)
>>35
>マリーシュカ
美しい女性からの声かけに応じない男などおりません。蛇足になるかとは思いますが、手短にご挨拶を。
この度はご招待いただきありがとうございます。人には人の務めがあり、得意不得意がある。それも承知のうえですから、どうぞ僕のことはお気になさらず、レディ。あなたの配慮に感謝をいたします。素敵な夜を。
----------
>レナード
「あ、すみません、どうも部屋を間違えたよう……で……?」
開かれた扉の先、目に飛び込んできたのは美しい銀色の髪と、青白い肌の中に浮かび上がるような紅い双眸。その瞳と似たような深紅を反射させるピアスと質のいいマントコート。
自分が泊っているホテルにいた、素朴な顔をした手伝いの少女や居眠りの激しい初老のホテルマンではないことは、混乱した頭でも一瞬で理解できた。
軽い調子で飛び出た自身の声を喉の奥に押し込み、唐突に表れた紳士から発せられた言葉にまた目が回りそうになる。他の奴、新入り。
――よくわからん。
雑だが端的な結論がたたき出されるまで数秒。こういう時は諦めが肝心だと言い聞かせながら、痛いほどの視線を皮膚で感じ取りつつ、一度軽い咳ばらいをして姿勢を正す。落ち着くために深く吸いこんだ空気の中に、僅かな鉄の匂いを感じ取った。
「失礼しました、ミスター。私はウィリアム・ロックウッドと申します。お恥ずかしながら、多分部屋を間違えた、ようで……ええっと、ここは何号室でしょうか」
酒を飲んだ記憶すら飛ぶ悪酔いをして、あの安ホテルとは違うところにでももぐりこんでしまったのだろう。じんわりと滲む焦りを手の中で握りしめながら、自分よりも少し高い位置にある不機嫌そうな目をちらりと見上げた。
PR