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- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.56 )
- 日時: 2025/04/13 15:24
- 名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)
>>55
>レンブラント
現れた数字は「2」だった。
心のどこかでは分かっていた悪魔に勝負を挑む愚かさが、今目の前で証明されたというわけだ。
半分は諦め、半分は恐怖を覚えていた。緊張に痛む胸で何とか息を吐きだした時、静かな声がこの勝負の行方を告げる。
椅子から立ち上がる猶予はなかった。勝敗の言葉を聞けば、体がすぐに動くと思っていたが、それよりも先に冷たさがにじむ手に力が込められ、目線は自然と目の前の捕食者に向けられた。
食われる。生き物としての本能が警鐘を鳴らすが、同時に抗えぬ迫力に圧倒された餌は身動きが取れなくなった。
「ちょ、っと、待って……んん!?」
唇が重ねられ、驚きの声はぐぐもった呻き声に変わる。
困惑の中でも口内の感覚は敏感で生々しく脳に伝わり、びくりと肩が震える。うっすらとした視線の中、こちらを見るレンブラントの瞳が真っすぐに突き刺さり、思わず目を閉じると、さらに己が蹂躙されるその一つ一つを仔細に感じ取ってしまう。
ただでさえ緊張で痛んでいた胸に空気が入り込む余地はない。喉が締まり、体の平均感覚が失われていくなかでウィリアムは短時間で音を上げた。
久々にまともな呼吸を行えば、一気に顔に熱が集中する。日照時間の少ない地域で生まれ育った商家のお坊ちゃん特有の、日差しに長時間されされたことのない白い肌は否応なく赤く染めあがり、じんわりと汗まで額に浮かぶ始末。
彼が男として無垢だったわけではない。ただ、彼の生まれ育った慎ましやかな環境上、ここまで激しい行為を知る機会がなかったのだ。ましてや世帯を持たぬ身である若い青年には刺激の強いものだった。
「こ、これは……何を?」
まるで清純な乙女の反応だ。心の中で分かっていながら、問いかけずにはいられなかった。
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承知いたしました。次回のイベントも楽しみにしております。
ご丁寧な対応ありがとうございました。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
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byパステル