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Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.64 )
日時: 2025/04/15 00:32
名前: ウィリアム・ロックウッド (ID: hoeZ6M68)

>>62

>レンブラント 〆

「……本当に好き勝手やって帰って行ったな」
 レンブラントの優雅な一礼をぼんやりと眺めて見送り、最初に出た感想がこれだった。
 最初の時もそうだったが、やはり所詮餌と話すことなどないと言うことなのだろうか。ため息をつきつつ、喉をさする。人間の急所が顕になる場所だと改めて思った。
「あ、新聞……うーん、コウモリに頼んでみるかなぁ」
 今まではここに慣れるだけで精神が消耗して暇だと感じることはなかったが、やはり文字を追いかけるのが習慣になっていた人間にとっては情報媒体が身近にないのはどことなく虚しい。
 誰が聞くわけでない独り言を呟きつつ、重たい体を引きずってベッドに倒れ込む。
 命のやり取りに全神経が逆なでされている。興奮がゆっくりと落ち着いてくれば、疲労が脳を眠りに誘ってくる。
――とにかく今は眠ろう。
 言い訳のように心の中で唱えながら、落ちてくる瞼の裏に従うままに意識を手放した。

――――――――――

はじめまして、ハイネさん。お会い出来て光栄です。私の名前は飽きるほど聞いておられるかと思いますので、省略させていただきます。
悪魔は掴みどころなく、人間を堕落させるのが仕事だと思われているところもありますからね。ある程度は仕方がないが、痛いのは勘弁してほしいところもでもあります。
次回については、この屋敷を知るあなたたちの進める道を進ませていただきます。つまりは屋敷の散策ですね。レンブラントさんにお願いするのは少し不安……恐縮ですが、一人で出歩くのもまだなじみがないので。部屋に引きこもってばかりでは体もなまってしまいますし。

この屋敷に慣れて来た頃合いにでも新たな刺激を得られたらと思います。
あなたのように丁寧な方はやはりどこか安心できますね、お気遣い感謝申し上げます。