大人なりきり掲示板
- Re: 【 指名制 / 3L 】耽溺のグランギニョル【 人外提供 】 ( No.89 )
- 日時: 2025/04/27 17:45
- 名前: レンブラント (ID: 96KXzMoT)
>ウィリアム(>>88)
(何が面白いのか、と。この屋敷に囚われ初めて音楽室に踏み入り人間の使う楽器を見た時には全く興味も引かれず冷淡な反応しか抱かなかった。そこから幾星霜の時が流れいつしか弦楽器を手に取ったきっかけは最早忘却の彼方で、気付けば自分が満足する程度には弾けるようになっていたそれを誰かに披露するなどいつ以来のことか。正直、音を奏でる事に対して貴方のように没頭出来ない。きっとそういう才能は無いのだろうと頭の片隅で考える程度には怪物らしさを残して頭の中を譜面を完遂すれば、すぐさま得物を置いてピアノと寄り添う貴方へスタスタ歩み寄り、恭しく片手を左胸に添え「 筋金入りの怪物の独奏、えらいお粗末サンでした。 」と淡く一礼し「 いつか二重奏できそやねぇ 」艶めかしいピアノの鍵盤蓋を視線でなぞりながら思うがままを提案とも誘いとも独り言ともつかず飄々とした調子で告げ。連弾を想定しているのかいないのか、大人二人が座っても余裕のあるスツールの端へとそっと腰掛ければ気紛れに低音の鍵盤を優しく押し込み、その余響が消え入る頃に「 人間界(むこう)に居った頃、よう弾いとったん?やんごとない趣味やね。芸術は何の芸術でも心を繋げるんやなぁ。んで、君の価値ある物語を聴かせてもろやないか? 」置くように滑らかに代償への口火を切り。そこには対価の清算というよりかは純粋な興味の色がわずかに濃く滲んでいたのは果たして打算か無意識か。ともあれピアノが高級品であるのは既知の上、あれほど上品な音色を諳んじて奏でられるのは貴方が其れなりな身の上たる証かと推測をしたうえで口頭芸能があると言っていた彼へ琥珀色の双眸を向けて。)
PR