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「カメラないと思うけど……あったとしたらなおさら、今エッチしても私に無理矢理されたって言えるよ？　私を脅す材料にもできるし……んっ」
　ユキは微笑んでいい、服を脱いで下着姿になる。翔一の手を取って胸を揉ませ、耳元でわざと喘ぎ声を聴かせた。

「んー？　さあー私も分からないけど、その辺にいるんじゃないかな」
　アカネも知らないフリをして返す。
「それよりも、そっちに小さいカラオケボックスあるから何曲か歌っていこうよ。ね、二式さん」
「え？　でも二人が……」
「大丈夫、そのうち合流するよ」
　終はにっこり微笑んで言い、四継の肩を抱いて四人で奥のカラオケボックスに行った。
　誰も来ない隅の方で黒い扉は外から中の様子は何も見えない。一見すればカラオケボックスとは分からない。防音になっており、中に入ると終は鍵をかけた。