「さっさと終わらせて帰るとするか…」
名前:朧 蒼 (おぼろ あおい)
異名:無気力な暗殺者
性別:男
年齢:28歳
所属:BORDER 9課(NOIR)
役職/職業:死刑囚
容姿:闇に溶け込むほど暗いメッシュの黒髪パーマをシルクハットのような黒色の帽子で隠し、どこか虚ろな表情をした金色の瞳が全てを見透かすように深淵を覗き、黒い外箕を着たいかにも不審者のような風体であり、顔以外の全身が真っ黒に塗り潰されているような服装。身長は188cmの長身で、人を何人も始末できるほど洗練された身体を持つ。また、黒色の傘と本を常に持っており、傘は敵の体から吹き出す血飛沫から身を守るためで、本は知識を吸収していき利己的になるため。
性格:常に気怠げな表情を浮かべ、ダウナーかつふてぶてしい性格。一方で気を許した相手にはぶっきらぼうな態度ながらも世話を焼く面倒見のいい兄貴分としての一面も持つ。また、一時の感情で暴走したり我を忘れることはない冷静さと観察眼を持つ。偉い人には謙虚に接しており、表向きは死刑囚ながら「理想的な模範囚」として振る舞っている。しかし、監視から離れた途端に本性を表し、他の死刑囚のことも冷ややかな目で見ている。
系統:変容型
器具:煙草&ライター
アイテム/武器:鎌
異能:透明化
生命維持を司る器官への凄まじい負荷と引き換えに全身の透明化が可能となり、透明化の際には音紋の遮断と影まで抹消することで隠密性を高める。この負荷は時間経過とともに増大し、長時間使用すれば命の保証はないので、短時間の使用を複数回に分けている。また、異能の解除は任意発動と透明化の最中に攻撃が当たった場合の自動の二通りに分けられ、再発動するときは任意発動となる。また、手持ち武器である鎌も透明化させることが可能で、死角からの攻撃を得意とする。総じて、隠密性を生かして敵に気付かれないように接近し、鎌の奇襲による一撃必殺を狙う戦法をとる。異能は主に移動・錯乱・攻撃に発動する。
願い:両親の死の真相を探り、仇を取ること。
備考:かつてはノウストーキョーで働く労働者として、決して裕福とまでは言えないまでも家族3人で暮らしていた。しかし、知らぬ間に両親がGIFT中毒に陥ってしまい、朧を残して失踪する。朧は捜索願いを作成してその行方を捜し続けていたが、その甲斐なく5年前に致命傷を負った状態で両親が帰宅し、朧の目の前で謝罪と共に亡くなる。突然、両親が亡くなり朧は慟哭するしかなかった。そこから両親の死の真相を探るべく、自身の知らなかった『GIFT』の言葉を頼りに独自に行動を開始。1年にも亘る調査の末にEDENの構成員の存在を知り、そこから接点を作るべく数カ月間構成員がいそうな場所を回っていく。故に彼から見たEDENは本来、両親を壊して死に追い込んだ憎悪の対象であり、内心では強い嫌悪感を持つ。当初はEDENに近付くことに躍起になっており、その過程での犠牲を顧みず、民間人やZONEを殺す行為についても「更に内部へ潜入するための手段」と無頓着だった。その甲斐があってEDENの解放戦士に選ばれるほどであったが、当時のBORDERの活躍によりTHANATOSへ死刑囚として投獄されることになった。その後は何の面白味もないつまらない退屈な人生を送っていたが、看守長に取引を持ちかけられたことでTHANATOSを脱獄してNOIRへ配属されるとともに、再び両親の死の真相を探るために調査を続けている。