大人なりきり掲示板
- Re: 愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた_指名式、BNL ( No.115 )
- 日時: 2025/11/19 20:52
- 名前: ざざ (ID: eiOwwwRL)
そんな優しい声なのに、
その奥に隠された温度がふと、私の心臓を掴んだ。
どうしてだろう。
その声音の奥に、わずかに沈む熱を感じてしまって、
指先まで静かに、でも確かに震えた。
私はただ見つめるしかできなくて。
胸の内が、ふわりと甘くひっくり返る。
続けざまに零れ落ちる彼の言葉は、
どれひとつとして冗談や気まぐれではなく
全てが私一人に向けられる真実で。
頬に触れる指、耳へ滑る手、
髪をすくように優しく、それでいて逃がしはしない温度。
その触れ方に、
背筋がぞくりと震え、
もう後ずさる余地さえ失ってしまう。
私だけの姫に
涙がにじみそうになるほど嬉しい言葉を、
そんなふうに近くで囁かれたら。
私は小さく息を吸って、
胸の奥でゆっくりほどけていく感情を抑えられずにいた。
震えそうになる声を必死に繋ぎ止めて、
それでも溢れる想いを隠しきれなくて。
「誰と比べるまでもなく……
ジーク様以外の皇子を見ようなんて、最初から思えませんわ」
気づけば繋がれていない方の手をそっと彼の背中へ回していた。
「……ジーク様だけの姫でいさせてください。
わたくしは……ずっと、そのつもりでしたから」
自分だけの皇子に…なんて芽生えた言葉はざわめきと一緒に心の深い深い場所に閉じ込めた
そっと胸元に寄せるように身体を預けながら、
今はその言葉と想いを、確かに彼へ捧げた。
ーー
ご連絡ありがとうございます!
お時間了解しました。
わ!!そう言ってくださってとても嬉しいです…!!
よろしければぜひジーク様とリンデンが落ち着いたら他の王子様と遊べる子を出したいです!!
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