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Re: 愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた_指名式、BNL ( No.131 )
日時: 2025/11/24 12:48
名前: ざざ (ID: ZY.go0IT)



 掴み返してくれるその手の力が、
これまでどれほどの孤独と戦ってきたのかを、
言葉より雄弁に教えてくれるようで
愛しさと決意が静かに満ちていった。

「奇跡ではありませんわ。これは全部、ジークが……
どんな苦しさの中でも、生き抜いてくださったからこそ、ですわ」

指先に溶け込むぬくもりに、自然と目を細める。
触れ合うだけで、心の奥まで救われていくようだった。
まるで互いの温度で確かめ合い、
“ふたりで進む未来”をそっと誓い合うように。

「……明日、でございますね」

その言葉を口にするだけで、
胸の奥にひとつ、静かに灯りがともる。
恐れではなく、確信に満ちた光。
彼が選んだ“最も早い日”を、私は慈しむような気持ちで受け止めた。

魔女の気紛れも、苛立ちも、
そしてたった一度の失敗すら許されないという緊張も
すべて背負う覚悟なら、とうにできている。

「お母様と呼ぶべきかしら……
ええ、母の気紛れさえ、私たちの味方につけてしまいましょう。
……明日はきっと、“良い日”になりますわね」

そう告げた瞬間、ふっと息が軽くなる。
まるで運命が少しだけ軌道を変えて、
私たちの味方をしてくれたかのように。

「では……準備をいたしましょう」

彼の手を離さないまま、柔らかな笑顔を浮かべた。
心からあふれる幸せと、
彼と共に歩むことへの誇りをそのまま宿した微笑みで。

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遅くなって申し訳ありません…!!!
連休ずっとばたばたしてしまって、なかなか文を考える余裕が取れず
引き続きよろしくお願いします…!!!