大人なりきり掲示板
- Re: 愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた_指名式、BNL ( No.92 )
- 日時: 2025/11/17 01:02
- 名前: ざざ (ID: VxqablIi)
やがてふたりでタルトを食べ終え、
全ての料理が静かに幕を閉じた頃。
ジーク様のエスコートで廊へと出ると、
柔らかく、しかし確かな声音で次の約束が告げられた。
けれど、それが「明日」だと知った瞬間。
「とても嬉しいのですが……明日……は…」
言葉が喉の奥でつかえ、
息と一緒に行き場を失って揺れる。
また数日は外出の許可が下りないのではないか。
けれど、ジーク様のお誘いを断るなど
考えただけで胸が痛むほど嫌だった。
なんとか明日も外出許可を出してもらえないか、いっその事脱走…
などと悩みに囚われているうちに、ふと気づけば足が止まっていた。
(……あら?)
城門まではまだずっと先のはず。
そもそも、外にすら出ていないはずなのに。
顔を上げて、今立っている場所を改めて見つめる。
客室とは思えぬほど整えられ、
柔らかな調度と暖かな光に満ちた、美しく広い一室。
一晩だけ過ごすには贅沢すぎて、
足を踏み入れることすらためらわれるほどだった。
「あ、あの……今後とは……?」
置いていかれぬよう彼の表情を探すように見上げる。
意味はわかる。
理解が、追いつけなかった。
ーーー
ありがとうございました!!
美味しそうな料理が出てきて楽しかったです。
ジーク様にも一口差し上げられたので良かったですー!
秘密の花園でアフタヌーンティーなんて素敵すぎます!!ぜひお願いします。
リンデンをもし良ければこのまま王宮に住まわせられる流れにできたら嬉しいなと思ってます…。
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