大人なりきり掲示板

【勧誘型指名制】三つの世界観で――
日時: 2019/04/22 00:13
名前: 雛風 ◆iHzSirMTQE (ID: XURzUbRL)

@『妖怪のコイ』

――妖怪って、いると思う?――

「? 何いってんの。」
 高一から二年半、ずっと同じクラスで、しかも運が良いのか悪いのか、ずっと隣の席の彼に突飛な質問を投げ掛けられた。今は放課後で教室には私と彼以外誰もいないが、別に目的もなく駄弁っていたわけじゃなく、勉強をしているだけだ。そんな状況で、彼は上記を問った。
「いやぁ、最近さ、妖怪が女の子を連れ去る事件が頻発してるでしょ?」
「ああ……どーせ、変人が大人しい女の子を拐って虐めてるんでしょ」
 彼の言うとおり、最近、女の子が行方不明になる事件が多発している。中には無事かえってきた女の子たちもいるが、警察に事情聴取されたときには皆同じことを口にしているらしい。――妖怪に拐われた――、と。

「……全然信じてないねー」
「当たり前じゃん。そんな妖怪なんて居るはず……」
 雑談が始まったから、シャーペンをおいてスマホをいじりながら返事を返していた。すると、スマホの反射で自分の姿がわずかに見えたとき、私の隣には――狐がいた。
「え……」
「ん? どうしたの?」
 驚いて慌てて横を向くと、隣の席のアイツが相変わらずのヘラヘラとした笑みを浮かべていた。その笑みが、いつもと違って見えたのは私の気のせいだろうか? 私が今の、一瞬の不可思議な現象に動揺しているせいだろうか。
「……なん、でもない」
 このときの私は、まだ気づかなかったけれど隣の彼は確実に――私を獲りに来ていた。私が彼の正体に気づくまであと数十日。私が彼の想いに気づくまで――あと数週間。

 私が妖怪(かれ)に食べられるまで、あと――。




A『盤上の残骸』


 現実世界では、人を殺すことや傷つけることが犯罪にあたるのは当然のことである。しかし、一つだけ例外がある。それは――死人のでない殺戮ゲームである。

 『盤上の残骸』と名付けられたソレは、いつもの生活の中で、規定された数だけ他の参加者を殺すことで願いを叶えるというゲームである。

 * * *

「ゲーム(ここ)では、正義なんてゴミでしかない。ゴミはちゃんとゴミ箱へ捨てないと。でしょ?」

 アシスタントの少年は幼い顔に気持ちの悪いほどの笑みを浮かべて目の前の参加者に言った。

「安心しなよ、これは盤上の戦争だ。ゲーム内で死のうと、ゲームが終われば生き返るから。ただし――死ぬときの痛みは通常の十倍っていう設定だけどねっ!」

 アシスタントは、多少は治まっていた気色の悪い笑みを再び露にして楽しそうに説明をする。

「ああ、ゲーム内で死んでも生き返らせてくれるっ。なんて人道的なゲームだろうっ!」

 アシスタントは手を広げて空に笑顔を向ける。彼の手で、いま、殺戮ゲームが開始された。



B『性欲の沼』

 性欲というものは、誰しもが持つものであり、性欲を持つことは決して悪いことではない。しかし、ある世界の人々は普通とは違う性欲を持っていた。

 その世界の人々は主にA型、S型、S+型の三種の体質を持っている。A型はいわゆる普通の体質、S型はかなり強い性欲を伴う体質、S+型はS型のように性欲は強いが本人の意思しだいで我慢できるという特殊タイプである。
 A型も、いくら普通とは言ってもかなり性欲が強い。もっとも、彼らにとってはそれこそが普通なのだが。

 彼らは日々、自身の性欲が抑えられなくなると無作為に他人と体を交える。これは犯罪ではなく、仕方なくの行為としての、全人類の権利だった。

 それでも、あまり襲われずに性欲が溜まってしまった女性たち用に、町中には様々な快楽設備が置かれ、快楽システムが組まれたりしている。
 たとえば、ふだん使う椅子や電車、バスの座席にバイブがついていたり、学生は授業の中に実技性教育があったり、オークションにかけられる体験ができたり、誰でも様々なシチュエーションのAV撮影の餌食になれたりと。中には性欲が強すぎて私生活もままならない者は、四六時中、人間や機械や動物に犯される『権利』がある。

 もちろん、この世界では性的いじめも個人強姦も集団強姦も誘拐も、性欲のせいだといえば無罪になってしまう。

 しかし、この世界では性欲を我慢しなくて良いのである。

 さて、君にとってこんな世界は天国か、それとも地獄だろうか。
もし君がこの世界の住人だったなら――君は君でいられるだろうか。


 * * *

 こんにちは! クリックありがとうございますっ。今回は勧誘型の指名制ということで、申し訳ありませんが勧誘させていただいた方以外の参加は受け付けておりません。
 @は、ほのぼの系で少しシリアスもあり。Aは、シリアスと混沌。Bは、ただエロいのをやりたかっただけ←


 参加しない場合は遠慮なく言ってくださいっ。

〈 目次 〉

>>1 *説明 *注意事項
>>2 *@妖怪のコイ キャラクター
>>3 *A盤上の残骸 キャラクター
>>4 *B性欲の沼 キャラクター
>>5 *参加書



〈 勧誘させていただくお客様 〉

将軍様 >>6
茜空様 >>10
エヴァミリ >>60
蒼紫様 >>64
狐憑き様 >>98
琉季様 >>111
冥様 >>

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Re: 【勧誘型指名制】三つの世界観で――【キャラリセ復旧】 ( No.704 )
日時: 2018/07/26 09:44
名前: 雛風 ◆iHzSirMTQE (ID: w32H.V4h)

蒼紫様
「っ……そうかよ」
 犬次郎は途端に悲しそうな顔をして離れ、さっさと自分の席に戻ってしまう。

Re: 【勧誘型指名制】三つの世界観で――【キャラリセ復旧】 ( No.705 )
日時: 2018/07/27 16:55
名前: 蒼紫 ◆.aOrDLBvoM (ID: rRbNISg3)

紅葉「え、あ………」
彼の悲しそうな顔を見て、なにか声をかけようとするが、言葉が見つからなくてオロオロとしながら席に戻る犬次郎を見送る。

Re: 【勧誘型指名制】三つの世界観で――【キャラリセ復旧】 ( No.706 )
日時: 2018/07/28 03:06
名前: 雛風 ◆iHzSirMTQE (ID: w32H.V4h)

蒼紫様
「どうしたんだ」
 境也は不思議そうにして問う。キスされそうだったところは見ていないのか、教室がざわついている理由もわからず。

Re: 【勧誘型指名制】三つの世界観で――【キャラリセ復旧】 ( No.707 )
日時: 2018/07/28 20:49
名前: 蒼紫 ◆.aOrDLBvoM (ID: rRbNISg3)

紅葉「………ううん。なんでも、ない。」
一瞬犬次郎のほうを見るが、境也に今あったことを言わずに、困ったように笑って首を振る。

Re: 【勧誘型指名制】三つの世界観で――【キャラリセ復旧】 ( No.708 )
日時: 2018/07/28 23:05
名前: 琉季 ◆nI0A1IA1oU (ID: 5TWPLANd)

>>460
匠「そう、か。 ....甘いもの、好きなんだな」

 幸せそうに頬を緩ませている夜鳥を見て、やや熱っぽい眼差しで見てしまうも、上記を言いながら自分も同じように空いているブランコに座る。

 夜鳥から出ている尻尾には気づいていないようで、自分も買ったばかりのココアを開け飲みつつ、思考を巡らせていて。

Re: 【勧誘型指名制】三つの世界観で――【キャラリセ復旧】 ( No.709 )
日時: 2018/07/29 01:50
名前: 雛風 ◆iHzSirMTQE (ID: v2BiiJyf)

蒼紫様
「そうか……? そろそろ授業始まるし席にもどれよ」
 境也は不思議そうにするも、ポンと紅葉の頭に手を乗せて言う。


琉季様
「ん、うん。甘いもの食べると幸せになれる……天羽君も好き、なの……?」
 夜鳥はココアの缶に目を向けていて彼の視線に気づいていなかった。しかし匠が動いたことでそちらに目をやり、彼がブランコに座るまで目で追う。追いながら、問われて嬉しそうに口許を緩ませつつ答えた。
 自分は今いった通り甘いものが好きでココアを頼んだが、匠も好きなのだろうかと思って夜鳥は問い返した。彼が飲み物を買って戻ってきた時から、同じものを自分用に買っていたのが気になっていたらしい。目はもうココアの缶に興味をなくしたようで、匠の方をじっと見つめていた。

Re: 【勧誘型指名制】三つの世界観で――【キャラリセ復旧】 ( No.710 )
日時: 2018/07/29 23:05
名前: 蒼紫 ◆.aOrDLBvoM (ID: TQ0p.V5X)

紅葉「うん………あっ、境也。今日の帰り、一緒に帰ろ?」
撫でられて嬉しそうに笑うと、帰る時に一緒に帰りたいと言う。

Re: 【勧誘型指名制】三つの世界観で――【キャラリセ復旧】 ( No.711 )
日時: 2018/07/30 00:28
名前: 雛風 ◆iHzSirMTQE (ID: y36L2xkt)

蒼紫様
「ああ、良いぞ」
 境也は彼女から誘われると思っていず驚くも、内心嬉しく思う。ただそれは口にせず、少し微笑んでいった。

Re: 【勧誘型指名制】三つの世界観で――【キャラリセ復旧】 ( No.712 )
日時: 2018/08/02 07:36
名前: 琉季 ◆nI0A1IA1oU (ID: 3edphfcO)

>>709
 夜鳥の返答に夜鳥が聞き取れないような声音で、「幸せになれる....、か。」 と飲んだだけでそんな気持ちにさせる夜鳥と同じココアに目を映して内心では、(そんな存在に俺がなりたい)と思いながらも呟いてから、缶に目を映したまま

「...好きか嫌いかで云うなら、好きな方だ。 .....けど、夜鳥程じゃない」

 夜鳥のように幸せな気持ちになる程、好きではないためか、同じ気持ちになれないことに対して、心なしか残念そうに呟きにも似た響きで最後の方を言うと、微笑して此方を見つめている夜鳥を見つめ返す。

 しかし、長くは続かず数秒で夜鳥から視線を外し、前を向く。前を向いた彼の心境を現すかのように無意識に缶を持っている手に力が入っていて。

Re: 【勧誘型指名制】三つの世界観で――【キャラリセ復旧】 ( No.713 )
日時: 2018/08/02 15:01
名前: 雛風 ◆iHzSirMTQE (ID: GlabL33E)

琉季様

 好きな方、という返答に、夜鳥は匠の好みが自分と一緒で嬉しいのか口許を少し緩ませる。けれどそのまま破顔して、それを見られてしまうのは恥ずかしいのかキュッと口の端に力を入れて我慢していた。
「へ……? 天羽君……?」
 こちらを見られて、夜鳥は自分の今の顔がおかしくないか少し焦る。しかし彼の最後の言葉に驚き、間の抜けた音をこぼす。しばらく思考が停止していたが、それが再稼働すると先ほどの言葉の意味を問おうと口が開く。だが今までこちらを向いていた彼の顔がすぐに前へと向いて怪訝そうに名前を呼んだ。
 見つめられて少し嬉しく思っていた夜鳥は、すぐに顔を背けられて嫌われたのかと不安に襲われる。冷たいココアの缶で冷えた左手を匠の方へと伸ばし、彼の服の袖をきゅっと掴む。柔らかい布地から体温が伝わってきて夜鳥は余計に寂しさがわき出てしまう。
「…………」
 こういうときにどう問いを切り込んだら良いのか分からず、何か訴えるように寂しげな目で匠の横顔を見つめていた。しかし結局なにも思い浮かばずモヤモヤして唇を噛む。

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