大人なりきり掲示板

【指名制】人殺し様 【募集中】
日時: 2019/02/01 05:55
名前: 雛風 ◆iHzSirMTQE (ID: 3Em.n4Yo)

 貴方は、もし死ねない世界に生まれてきたとしたらどうしますか?
そして、もしその世界で人を殺すことのできる人間だったとしたらーー貴方は人を、殺せますか?

 * * *

 この世界では人間に死の権利はなかった。
事故や自殺、他殺でさえも人は傷つくだけで死ねはしなかった。
 ただ、この世界の人間は、人を殺すことができる可殺民と、その逆の不可殺民に分かれていた。
生きるのが辛くなり、死にたくなった時は、『絶命管理機関』という所に所属している可殺民に殺してもらう、という制度があった。
そうすることで可殺民は合法的に人を殺すことができた。


「本当に、良いんですね」
 二十代なかほどの女性は、赤い字で『絶命承諾書』と書かれた書類を手に言った。
彼女の目の前には八十路を越えた老婆がいる。
 壁も床も白い部屋には二人しかいない。
「はい。お願いします」
「……分かりました。では、目を瞑り無心になってください」
 女性の指示通り、老婆は静かに目を閉じた。女性は書類を机に置くと、黒光りする大きな鎌を手に取る。ソレは彼女が持つにはあまりにも大きく、あまりにも凶悪だった。
「来世では、神の御慈悲があらんことを」
 女性は黒光りする獲物をーー老婆に向けて振り下ろした。血飛沫が女性や部屋を赤く染めていく。床に広がる血の海に、老婆の首のない体が沈んだ。
「さようなら。善良なおばあさん……」
 最後に聞こえた、『ごめんなさい……ありがとう』という言葉を思い返し、女性は黙祷を捧げた。

 * * *

 女性は絶命作業を終え、デパートに向かっていた。人通りの多いこの道は迷子が多発しやすく、現に今も女性は迷子の女の子を見つけて慰めていた。
「っ、三幸!」
「ママっ!」
 母親らしき女性が女の子の名前を呼ぶと、女の子はそちらへ駆けていった。女性はそれを見て安心し微笑みをこぼす。
「ほら、お姉さんにお礼してきなさい」
「はーいっ」
 母親に言われて女の子は女性の元に戻ってきた。
「? どうしたの?」
「お母さんがお礼だってっ。ありがとうっ、お姉ちゃん。それと……」
 女の子は、まだ何か言おうと女性に近づいた。その瞬間、女性の腹部に激痛が走る。彼女が不思議そうにして下を向くと女の子の手には、ナイフが握られていた。
「この、ひとごろし……おばあちゃんを返せ!」
「っ……」
 女性は腹部を押さえてその場に倒れ込む。幸い、死にはしないが女性は激痛に襲われ顔をしかめる。
 霞む視界に見えたのは、大喜びで戻っていく女の子と、何もとがめず口元に笑みを浮かべた母親だった。

 これは死ねない世界のお話。
とてもつまらない、人間の憎しみと苦痛の物語。

 * * *

 巡回の仕事が入っていた女性は、支度を済ませるとすぐに部屋を出て集合場所に向かった。予定より少し早く来てしまい、しばらく時間を潰す。数分経って相棒の男が彼女のもとに来た。
「待たせたな」
「大丈夫だよ。じゃあ行こうか」
「ああ……」
 二人は基地からでると、いつものように街を巡回していく。休日ということもあってか、外は多くの人が行き交っていた。
「あのっ! よかったらこれ、どうぞっ」
「ん? おう」
 男はチラシ配りの少女からチラシを受け取り、歩きながら少しそれに目を通す。
 女性もチラシに興味はあったが、彼の分まで仕事をするべく辺りを見回す。結構にぎわっており、子供が元気に、はしゃぎ回っている。
「さすがに休日ともなればこの辺の人通りは多いねー」
「そうだな……」
「? どしたの?」
 生返事が返ってきて女性は不思議そうに男へ目を移す。彼は問われて口で説明するより早いと思ったのか、彼女に持っていたチラシを見せた。
「『死神教』、ねえ……」
 女性はチラシの上部に太字で大々的に書かれた言葉を口にする。『死神教』とは最近になって活発化している団体である。
 不可殺民は大半が可殺民を、人を殺せる存在として畏怖(いふ)している。しかしその逆で、可殺民を尊敬している者もいた。彼らは次第に、可殺民を「人を殺すことができる神のような存在」として認識し始めた。そのような人々が集まってできたのが『死神教』だった。
「最近目立ってきたな……」
「大人しくしててくれるとありがたいんだけどね」
「まあ、しばらくは様子見だな……そういえば、『死神』なんてものも存在するらしいぞ」
 男は思い出して女性に言った。死神、とはファンタジーの物語でよく耳にする言葉だろう。
「なにそれ? フィクション上のものじゃ」
「いや……それが、どうにもいるらしい」
「死神、ねえ……まあ、敵なら倒す。それだけだよ」
 神妙な面持ちの男を見て女性はふざけているわけではないと悟る。そして考えるそぶりを見せつつ、なかばこの話題を払い除けるようにして言葉を出した。
 
「さて、敵か味方か……どちらだろうね」
 それを物陰から聞いているものがいた。人間にしては、ずいぶんと異様な雰囲気を持つそれは、口許に笑みを浮かべていた。

 波乱は常に、すぐそばに。

 * * *

 前回のスレのリニューアルなのですが完全に別物なので
〈 説明をしっかり読んでくださいね! 〉

 前回よりかなりファンタジー感が強くなりました。また恋愛にあまり向いてないかもしれないですがちゃんと恋愛に向かせます←
 キャラにも恋愛に向いてないのがいますが、設定重視、ストーリー重視の方はキャラたちを指名しても構いません。
参加者の人数を制限するかもしれませんが悪しからず。

 それでは、ごゆっくりお楽しみくださいっ。


>>1 説明 *注意事項
>>2 【 死神 】  
>>3 【『絶命管理機関』】・京都支部   
>>4 【『絶命管理機関』】・東京本部
>>5 【 一般人 】
>>6 【八太良目組】 【野良可殺民】
>>7 *参加書


Page:1 2



Re: 【指名制】人殺し様 ――大幅リニューアル――【準備中】 ( No.1 )
日時: 2019/02/01 10:57
名前: 雛風 ◆iHzSirMTQE (ID: 9RGzBqtH)

[ 世界観 ]

 簡単に言うと死の権利が失われた世界。
 人々は、事故・自殺・他殺などでは死ねないようになっている。事故や自殺、他殺に遭った場合、傷はつき、それ相応の痛み(重傷なら激痛)が伴うが死ぬことはできない。

 生きるのが辛くなり死にたくなった者は『絶命管理機関』に行き申請をして、機関に所属している可殺民に殺してもらうことになっている。


■ 可殺民

 人を殺すことができる人間。可殺民は同じ可殺民を殺すことができるため、同士にも警戒しなければならない。
 基本的に少数とされているが、最近では増加傾向にある。

 『絶命管理機関』で、不可殺民か可殺民かを診断できる。しかし中には診断せず可殺民だと自覚していない者もおり、人を殺そうとして、殺してしまって初めて気づくこともある。
 可殺民と判断された時点で機関に拘束され、強制登録させられ監視下に置かれる。機関に所属していなければ無法者とされる。

 機関に所属している者が勝手に、申請していない人間を殺すと罰せられる。しかし、機関から逃げた野良可殺民は虐殺を繰り返しているのが現状。
 野良可殺民は基本、捕縛することになっているが抵抗した場合や、殺しにかかってくる場合は殺害の処置も許される。

 機関に所属している可殺民の中には絶命作業で鬱状態になり、自ら申請して殺してもらう者も少なくはない。
 それとは反対に、絶命作業をせずに普通の家庭を築き、幸せに暮らしている者もいる。

※原則として参加するキャラは悪役でない限りは機関に所属していただきます。


■ 野良可殺民

 機関の監視から逃れて勝手気ままに暮らしている可殺民。機関に所属していないため、死にたがっている不可殺民を合法的に殺すことはできない。
 しかし野良可殺民は全員、殺人を嗜好としている。そのため虐殺を繰り返す者が大半。機関の可殺民から討伐、及び捕縛の指名手配に遭っている。


■ 不可殺民

 人を殺すことができない人間。不可殺民は可殺民を傷つけることはできても、殺すことはできない(つけた傷は徐々に治っていく)。

 機関の監視下に置かれている可殺民を、死を操る神的存在として見ているものの、『人殺し様』と呼んでいる。『人殺し様』は合法的に人を殺しても遺族に恨まれて襲われるケースが多く、不可殺民になら襲われても死にはしないが警戒はした方が良い。

 逆に野良可殺民は、非人道的な化け物として、たんに『人殺し』と言われることが多い。

 機関で不可殺民用護身訓練を受けており、武器はその場にあるものを使って対処できるように特訓されている。ただ機関所属の不可殺民であれば固定武器を持つことが許可されている。


■『絶命管理機関』

 可殺民の管理、及び不可殺民の合法的殺人を管理する場所。絶命願望がある者はここで申請をすることで殺してもらうことができる。
 可殺民は強制的に監視下に置かれる。機関の管理は不可殺民が行っており、中には上の人間の個人的な恨みで処分された可殺民もいる。
 可殺民だけでなく不可殺民も機関で働いており、共に野良可殺民の討伐や騒動の沈静化、巡回などの仕事をしている。

 可殺民は絶命作業という仕事があるが、殺害を強いられるわけではない。殺したくない者は申請をして絶命作業の依頼を受けないことになっている。

 また、機関では学生の可殺民・不可殺民の戦闘訓練授業を取り入れている。ここで可殺民は自衛と戦闘の力を、不可殺民は自衛の力を増やす。大人にも定期的に戦闘訓練が組まれている。

 指定の制服が用意されており、可殺民は黒を基調とした赤のラインが入ったジャケットに同じ色合いのスカートもしくはズボン。ブーツや革靴などの色合いも同じもの。不可殺民は可殺民とは逆で白を基調とした、ラインの入っていない服。

 本部・支部:機関は東京に本部をおき、各都道府県に支部が作られている。訓練所や武器課の工房はそれぞれの支部にも備わっている。
※ここで取り上げるのは、東京本部と京都支部のみ。


■ 絶命作業

 絶命志願者が書類を書き、機関に出すことで正式に機関所属の可殺民に殺してもらうこと。書類に名前を書けば殺してくれる可殺民の指名もできる。


■愛機

 可殺民に着用義務が課せられている銀色の鉄の分厚いチョーカー。可殺民と判断された時点でつけられ、簡単には外れない。これを着けていない者は野良可殺民とされ、捕縛対象になるため注意。
 特質として、武器に変形させることができる。仕組みはよく知られていないが、周りの人間の殺意を感知すると設定した武器に変形する。武器の種類を設定するのは本人で、機関の武器課の工房に行くと設定してもらえる。
 武器課の親方が堅物で仕組みを一部の部下以外には教えていない。そのため工房で愛機の変形システムを作れる者は、そうそういない。大概の人は不可殺民用の通常武器を作る。



■死神

 丸い光の玉として徘徊する可視物。ただ体があるわけではないので、生者もしくは死者の体に憑依し、その体を使用する。声は男女ともに出せる。
 死者の目や顔色、腐敗した体などは生者と同等のものに直すことができる。また白骨化したものも戻すことができるため、既に土葬された骸骨を使って脂肪や皮膚など様々な体の部位を再生して憑依することもできる。
 魂の状態でも、憑依しているときでも、基本的に自分が望む相手には可視化させることができ、見てほしくない相手には見られないようにできる。

 本来は人間の生死を自在に操ることができるが、この世界に至っては同じ死神も含めて最高でも三人しか殺すことができない。
 力としては、人間とは超越した身体能力を持っている。また痛みは感じず、憑依している体がどれだけ壊れようと動くことができる。生死の概念もないため同胞によって存在を掻き消される以外では消滅はしない。

 死神の力で生死を制御することができない「この世界」を危険視する者が多い。また、「死神の書」が盗まれており、死神に近づこうとしている人間もいるため、この世界を怖そうとする死神も少なくはない。現在、この世界には四人の死神が降りてきている。

 定体:死神が人前に具現化するときに頻繁に憑依する体。死神のほとんどが死者に憑依し定体とする。定体が死者であれば死んだ記憶や記録などは消去する。
 基本は定体を使うが、たまに別の生者に憑依したりする。


■半死神化

 冥界との狭間で死神と出会った死者は、力を授かって再び生き返る。その際に人知を越えた力を得る。
 力は痛みを対価として発現される。小さな痛みを受ければ、少しだけ身体的力が強化される。より強力にするには、より強い痛みを負わなければならない。
 使えば強力だが負傷が伴うのが難点。ただ一度強化すればその力は、そのまま体に残るため損ではない。そのまま溜めていけば桁外れの戦闘力になることは間違いない。

(追記)
 また、周りのものを武器に変形することができる。建物のコンクリートや地面、流した血でさえも銃や刀などにすることができる。

 ただ、死神と出会うための『冥界との狭間』に行くことができるのは、死ぬ前に強い殺意を抱いた者の中で、死神に選ばれた数少ない者だけ。
 大半は冥界との狭間を知らないまま、辿り着かないまま半死神化ができずに死んでいく。

 死神は半死神化以外に、人間に力を与えることができる。その力は半死神化とは違った性質を持っている。


■死神の書

 死神について、死神と出会う方法、半死神化などが細かく記されている分厚い黒い本。
 神により管理されていたはずが消滅してしまった。「この世界」に存在しているということだけはわかっている。そのため死神たちは「この世界」の人間たちが盗んだと思っている。

■『死神教』

 最近広まっている大きな団体。死にたい人を殺してくれる可殺民を『人殺し様』と呼び神のように崇める。思想も可殺民に敬意を表すもので、可殺民を差別する不可殺民を否定している。
 過激な者は不可殺民を襲ったり殺そうとしたりする。機関は彼らの取り締まりも仕事となってしまった。
 また崇めすぎて、人を助けることで有名になっている可殺民は、拐って教壇の座椅子に縛り付けて皆で崇めるなど突飛な行動をすることもある←
 より多くの人間が賛同するようにと布教活動としてビラをそこかしこに張ったり配ったりしている。


■八太良目組(やだらめぐみ)

 日本の巨大なヤクザで権力もかなりのもの。この世界では警察的役割の機関と衝突することもあるが、基本的には両者の利益と平穏を守るためにも協力関係にある。

 八太良目組は、無意味な殺人はしないことで有名。ただ、部下が攻撃を受けたり殺されたり、組に不利益が及ぶ干渉を受けた場合は別。
 無論、人を殺さないわけではない。野良可殺民による事件が起これば、機関に見せつけるためにも犯人を捕縛、もしくは殺処理する。
 不可殺民がいない、なんてことはない。可殺民の組員が不可殺民の組員を訓練する形式。
 麻薬にも手を出さず、部下が麻薬や無害な人間の傷害、殺害をしていれば殺処分するほど、ヤクザながらに堅実だったりする。基本収入源は不動産業や金貸し、取り立て屋など。
 他の小規模な組からは甘いと見られていて、落ちぶれたと言われてしまっている。ただ頭も、幹部や部下も気にしていず方針に反対する者はいない。



*注意事項

 ・荒し、なりすまし などは止めてください。
 ・NL.GL どちらも可能です。
 ・本体同士の恋愛、喧嘩は止めてください。
 ・初期設定の変更は可能です。
 ・チートキャラは止めてください。
 ・なるべく登録時のハンドルネームで返信してください。でないとどなたか分からず困惑してしまいます。
 ・死ネタは要相談です。物語が進まなくなるような展開であれば止めましょう。

Re: 【指名制】人殺し様 【半死神化について追記/準備中】 ( No.2 )
日時: 2019/02/01 05:34
名前: 雛風 ◆iHzSirMTQE (ID: 3Em.n4Yo)


【 死神 】

――面白い人間だね。それで、君はどんな世界を望むんだい?――

シデス

 死神の中でも強力な力を持つとされる。普段は青年の声で話し、憑依する体もほとんどは男性。

 定体 → 菅原良臣(すがわらよしおみ)という男性。二十代前半ほど、長身で黒髪に黒の釣り目、右の目元にほくろが一つある。過去に何かの事件を起こして亡くなった死者。ただシデスは一部の人間を除き、親族や葬儀社や警察などの良臣の死に関する記憶を消し、彼に憑依している。

 他の死神とは違い、特定の人物には自分が死神であることを明かしたりする。また積極的に人間に関わり、世界に手を加えていく。
 物語の過去のコア、恋愛よりストーリー向き。

〔 重要設定 〕

 死神と出会う方法、半死神化などが書かれた『死神の書』を人間に盗ませた張本人。この世界に秩序の乱れをもたらした確信犯であるが、その目的は、この世界を守るためだという。
 アレクには敵と認識されている。

・人間との干渉

 夕夜とこの世で会い、彼女に半死神化について教え、ほのめかす。そして自分から死ににいった彼女を半死神化させた。彼女は、唯一シデスと交流を持つ人間。

 冥界との狭間で多金と出会い、彼女に力を与え半死神化させた。
 
 赤川彩音に本人の目を盗み魂を齧り、『魅了』の力を注いだ。(この行動に何の意図があったかは本人しか知り得ないことだろう)

「この世界は、荒廃はせずきちんと機能してるじゃないか? 君は何が不満なのかな」
「君、興味深いね。死神の力を借りていない人間がそこまで対抗できるのは、筋肉と――その頭のせいかな」
「さて、質問だ。僕は人間の味方だろうか? それとも、敵だろうか?」
「力が欲しいかい。欲しいならあげるよ? あら、なんでそこまで毛嫌うかな」
「こんな面白い世界、手放すわけにはいかないよ。惜しいほど、愛しい。この世界の人間は、ね」


――人間は雑草だよ。ただの草なのに、異常に生命力があって対抗力もそれなりにある。侮れないから鬱陶しい――

ハイン  ※棺凪

 普段は女性の声で話し、憑依するのもほとんどが女性の体。

 定体 → 腰までの金髪に金色の目の女性。アメリカ国籍の故人。親類等々の記憶を消去して彼女に憑依している。ジト目で仏頂面なことが多い。

 冷静で真面目、頭が良く機転が利く。臨機応変で私情などをあまり仕事に持ち込まないタイプ。世界の監視を担っている。
そこまで彼女から親しくなることはないが、相手から近づかれれば普通に親しくしてくれる。
 人間は特に嫌いではないが、好きでもない。子供に冷たいかと思われるが意外に子供好き。静かな場所、小動物などを好む。

 物語の観察者、恋愛よりストーリー向き。

〔 重要設定 〕

 生者だった棺凪に憑依し、人間として生活している。『絶命管理機関』に所属し、長官の第一秘書を務めている。目的は人間を観察し、敵になるべきか味方になるべきかを判断すること。
 死神の中でも強い方だが、シデスやアレクより強いかどうかは戦っていないため不明。しかし例え戦力差があってこちらが劣性であったとしても、人間を良しとすれば人間の味方をしてくれる。

「死神にも色々いるよ。私は、人間が害悪かそうでないかを判断する死神。可殺民か不可殺民か、またはその両者か、どれかの敵になる」
「死神は人間の都合なんて気にしないよ。ただ、私たちをも陥れようとする者がいるから、人間を警戒しているの」
「あまり私に関わるとアレクに狙われるよ。死神の周りは監視してるだろうからね」
「死神に生殖活動を求めることがおかしいと思うのだけど……欲情なんてするもんなんだね」
「残念ながら、死神は別にお化け屋敷を怖がったりしないよ。でも、怖いものはあると思うけど」


――死神の秩序から乖離するこの世界は、壊した方が良い――

アレク

 死神の中でも強力な力を持つとされる。
 普段は男性の声で話し、憑依するのもほとんどが男性の体。

 定体 → 赤茶髪に赤黒い目の男性。十代後半ほど、身長は少し低く見た目は少し幼めだが中身のアレクは普通に年齢を数えられないほど生きている。
 
 ヘラヘラしたシデスとは逆で何事もきっちりこなす。人間を好まず、「この世界」の人間は嫌悪している。
 アレクは略称で、本名はアッレグコード。呼びにくいためアレク呼びが多い。

 物語の破壊者、恋愛よりストーリー向き。

〔 重要設定 〕

 可殺・不可殺が存在し、死神の力が制限されてしまう「この世界」を破壊する方針を取っている。ただ死神も、「この世界」では最高でも三人しか殺せないため、野良可殺民を利用して世界の破滅を進めている。

・人間との干渉

 四木を自身の計画の駒として使用している。彼が命を落としてしまったとき、半死神化させて生き返らせた。使う駒の衣食住は面倒を見ている。

「人間が我々、死神に近づこうとしている。人間のような下等生物が我々に触れようなど、あってはならないことだろう」
「俺は、幼い女を助けた後でなぶり殺した人間を知っている。そんな奴らは多くいる。善い人間が居ようが居まいが、そんな蟲が存在しているのは事実だ……人間は好かん」
「俺は人間の敵だ。何をするかわからんぞ」
「お前がこの世界を憎むのであれば、俺の駒となれ。無論、最後には散ってもらう」
「俺は慈悲など掛けん。死神や、神さえこの世界の人間の生死を操作することは冥界の狭間でしかできない」
「人間などただの傀儡だ。あいつを後悔させてやるには、お前をなぶった方が早そうだな」


――誰かが、死神の書を盗んだ……それを見つけなければならない……――

レヴィエル

 普段は男性の声で話し、憑依するのもほとんどが男性の体。

 定体 → 黒髪に紫色の髪の毛の少年。前髪は目を隠すくらいまで伸びている。猫背で筋肉はあまりない。

 冷静で特に何か秀でているわけでもない、少し弱々しい感じの死神。ただ死神であるため人間を越えた力を持っている。

 温厚、かと思いきや恋愛面では自己の欲望に従う。それが例え死神の掟に逆らうことになろうとも、一人の想い人を手に入れるためなら恋敵をも殺そうとする。愛の感覚は少々狂っている。

 物語の修正者、恋愛よりストーリー向き。

〔 重要設定 〕

 消えた死神の書を追って、「この世界」に降り立った。しかし元から次元移動に慣れていなかったため、体が拒否反応を起こし、顕現した場所、図書室で倒れてしまった。そこを水澄に助けられた。
 死神の書に一部の力を封じ込められている死神で、通常は他の三人より力が劣る。この世界は嫌いではないが警戒している。人間が死神に手を出そうとするのであれば消滅させる方針をとるだろう。

・人間との干渉

 水澄に匿われている。彼女に死神の書を探してほしいと頼み、了承を得て以降は共に捜索している。

「人間は、死神に近づこうとしている。ある死神は、それを良く思っていない……僕も、人間は危険だと思っている……」
「僕は、えっと……水澄の同居人、のようなもの、かな……?」
「僕たちの目的は、僕たちの真似事をする人間を始末することだよ……たぶん、シデスもハインも、それが優先すべき目的、だと思う……アレクは、それよりもこの世界を壊そうとしているみたいだけど……」
「死神は別に、一人の人間を愛さないわけじゃない。そのことを覚えていてほしい……アレクが君を襲う可能性はあるって、ことだよ。もちろん僕も、ね」
「俺は、君みたいな人間が一番苦手だな。死神は一人の人間に固執してはいけない掟があるんだけど……あいにくと、俺は彼女をモノにしたいと思っているらしい……君は邪魔なんだよね……手を引いてくれるなら、殺さないであげるけど」


Re: 【指名制】人殺し様 【半死神化について追記/準備中】 ( No.3 )
日時: 2019/02/01 05:36
名前: 雛風 ◆iHzSirMTQE (ID: 3Em.n4Yo)


【 『絶命管理機関』 】


・京都支部

――おはよ、遅刻おめでとう。なに? キスででも起こしてほしかった?――

倉橋 千景(くらはし ちかげ)/可殺民

 目は赤色で黒い髪を胸まで伸ばしている女性。普段は機関の黒い制服を着ることが多い。首に銀の分厚い鉄製チョーカーを着けている。
 頭は良いが皮肉や憎まれ口を叩くことが多い。仕事上の信頼も厚く、頼りがいのある人。恋愛面ではよく分からない態度を取る。ただ、常に危険と隣り合わせであるため、恋人はなるべく作らないようにしようとしている。

 愛機:短剣。剣術に秀でているが長剣ではなく短剣を愛機として登録している。制服にナイフをしまっている。

「倉橋です、よろしく」
「彼は私の恋人だよ。存外、貴方より脳は発達していると思うけど」
「別に好きではないけど……貴方と話すのが楽しいのは事実だよ」
「良かったね、復讐はこれで終わりだよ。これからは君の人生を歩むんだ」
「気持ちいいことしたいの? なら、そんな小さな子より、私と遊ばない? ……たっぷり付き合ってあげるよ」
「好きな人は、作らないようにと決めていたんだけどな……人間、上手くいかないものだね」



――おはよ。今日は八川君と日直だから早めに来たの――

沢床 水澄(さわゆか みすみ)可殺民

 薄黄色のツインテールに黄色い目、身長は低めで細身。首に銀の分厚い鉄製チョーカーを着けている。

 優しく真面目だか、少し恥ずかしがりやで大胆なことをされると動揺する。
 全てにおいて普通。普通のことしか言えないし普通のことしかできない。ただしそれも彼女のなかでの極一部に限ってのこと。
 戦闘力は特に強いわけでも弱いわけでもない。強敵を相手にすることはできないため、雑魚を任せる奴、と揶揄されてしまうことも。他人に怖がられることを恐れており、不可殺民の前では戦わないようにしている。

 愛機:投鉄槍。鉄製の投げ槍で刃はかなり鋭く与えるダメージは強い。一度投げた槍は体に刺さってもそのまま残り、また新たな投鉄槍を出現させることが可能。遠距離攻撃の他にも槍としても使える便利な武器。

〔 重要設定 〕

 図書室で突然現れたレヴィエルを見つけ、辛そうにしているのを見て介抱した。その後、彼に死神の書探しの手伝いを依頼され承諾する。彼を家で匿い、共に死神の書を探している。
 特に何の特徴もない人間なのに、沢山の重要な人間たちと深い関わりを持っている希少な人物。死神レヴィエルと同居し、ヤクザの若頭である八八とは中学からの付き合いで家も近所。そのため八太良目家の組員の多くと交流を持っている。しかし彼女は未だに彼らがヤクザであると知らない。さらには東京本部の長官、時安やアイドルの彩音、情報屋の夕夜とも友達だったりする。全員の連絡先やらを知っている。
 要人とかなり人脈があることを、水澄自身はわかっていない。

「足手まといにならないようには、訓練できてると思うよ」
「私は別に、特別な人間じゃないから……戦いとか向いてないしね」
「この辺で事件があったみたいだね……誘拐らしいけど……気を付けないとね」
「な、なんだか近くないっ? き、気のせい、かな……っ」
「不可殺民にとって、可殺民は怖い対象でしかないのは事実だと、思う……だ、だから気にしないことにしたんだっ」


――東京で会った頃よりは真面目になったね、君――

十城院 多金(とじょういん たがね)/不可殺民

 腰までの白髪の両側ハーフアップに水色の目、身長は高めで細身。服装がどんなものであれ、常に腰にポーチを着けている。
 明るくどこか能天気な女の子。怒ると皮肉を言うことが多い。誰にでも優しいが、敵対する者だと判断すると一気に嫌う傾向がある。
 機関に所属している不可殺民。不可殺民でありながら、桁外れな戦闘力を持つ。元々は京都に住んでいたが能力を見込まれて東京本部に召集された。それが今度は京都支部で教育係を任されることになり京都に戻ってきている。
 ただ殺せない不可殺民であることから、彼女の戦う姿を見たことがない機関の人間たちには戦力を下に見られている。邪魔物扱いされることが多いが本人も適当にあしらっている。
 武器は鏨(たがね)やナイフなど。服の内ポケットや常備しているポーチの中にかなり入っている。
 可殺民に特に嫌悪感や偏見は抱いていない。本人いわく「不可殺民に大事な友達はいるけど、可殺民にも大事な友達がいるからってだけ」らしい。
 私生活はだらしなかったりする。恋愛はあまり興味がないのか、そういった話は聞かない。

〔 重要設定 〕

 中学生の頃に野良可殺民と手を組んだ不可殺民になぶられ殺されてしまった。その後、冥界との狭間でシデスと出会い、半死神化し力を授かり生き返った。死んですぐに生き返ったため、この事を知る人は目の前で見ていた者のみ。
 ただ毎度戦闘で痛みを対価にして力を強化すると、毎回傷を負ってしまう。なのでそれに頼りすぎないためにも、機関の可殺民の大人たちに何年もの間、特訓を受けていた。戦闘力が高いのは特訓のせいでもあると思われる。

「やほ、京都支部で教育係することになったの。左遷とかいうなよっ。傷つくよっ」
「強くなる方法? そうだな……やっぱ強い人に訓練してもらうことじゃないかな……」
「んー? 私は好きだぞー、お前のこと。え? 何が違うんだよー」
「……そうだね、不可殺民は戦力外だし。私アホだから足引っ張るとダメだし後ろ行っとくね……貴方が死んでも知らないけど」
「求められるのは守るための力であって、傷つけるための力じゃないんだよ」
「私がお前と一緒にいたいから一緒にいるだけだって。気にすんなっ」


――知ってっか? 不可殺民ってどんなに痛め付けても人を殺せないから、好きなだけ痛め付けられるんだよなァ――

楽條 涼牙(がくじょう りょうが) 不可殺民

 黄色い目、黒髪に金のメッシュを入れている。身長は平均程度、両耳に銀のシンプルなピアスと、銀のネックレスを着けている。
 クールで強面、口が悪く短気。ヤンキー風で近づきがたい。ただ根は普通に優しい。しかしそれを素直に表に出そうとせず、回りくどくなってしまう。

 喧嘩は強いが、不可殺民なため戦闘ではなめられることが多い。しかし鍛練を積み重ねているため甘く見ない方がいい。武器はナイフやその場にあるもの。また電動ドリルや鉄パイプなどもあれば使う。

 恋愛では素直になれないが、好きな人を守ろうとする意思は誰よりも強い。しかしそれが行きすぎて蛮行になってしまうことも。

〔 重要設定 〕
 
 人を痛め付けて、絶命志願するようにし死なせることで誰かを守れると思っている。悪人に対しては嫌悪感丸出しで、殺すべき人間は始末するタイプ。特に自分の大切な人を傷つけた人間には容赦ない拷問をする。
 機関の長官である時安を良く思っておらず、いずれは彼を手にかけようとしている。

「あ゛? 何か用かよ」
「……るっせ。テメーには関係ねえだろ」
「あ? 別に好きじゃねーし……」
「殺すべき人間は殺す。いずれあの機関の長官も、息の根を止めてやる」
「オイそこの、目付きわりぃ奴。そいつに近づくんじゃねえよ……あ? 別に、恋人じゃねえけど……っ、るっせ! 何でも良いから離れろや」
「……アイツを傷つけたお前には罰を下さないとな? まずはそうだなァ……そのきたねぇ一物、バーナーで焼いたらどうなるか、試してみるか」
「不可殺民ってなァ、復讐には最適な体なんだよ。お前に手を出す奴は必ず『死なせる』」



――僕は別に何でもない人間だよ――

羽坂 泉樹(はねさか いずき)/不可殺民

 黒紫のぼさぼさな髪に紫の目の男の子。身長は平均程度で細身、黒縁メガネを描けている。不可殺民なためチョーカーは着けていない。
 冷静で大人しい。感情の起伏もあまりないが、内心では結構感情の変化が激しかったりもする。恋愛に興味なさそうだが、気に入った人であれば自分から話しかけにいったりするようになる。

〔 重要設定 〕

 薬の研究、開発をしている子。不可殺民なため、どんな劇薬でも相手が死なない。なので死なずに苦しませることができる。
 ただこれを使うのは決まって何か悪いことをした人のみに対してだけ。誰かにあげるときも、必ず使う相手が悪人であることを確認する。もし約束を破っていれば、その人に薬を盛る。
 苦しませるための薬だけでなく媚薬なども扱う。
 
「僕は、人を殺すよりも人を痛め付ける方がよっぽど効果的だと思うけどね」
「はい、睡眠薬と衝撃剤。いたぶるのは悪いことした人たちだけにしてよね。不快だから」
「この世界はとても美しいな……人間の本性をいくらでも見せてくれる」
「僕は別に、可殺民の味方じゃないよ。ただ、君の復讐を手伝ってるだけ」

Re: 【指名制】人殺し様 【半死神化について追記/準備中】 ( No.4 )
日時: 2019/02/01 05:38
名前: 雛風 ◆iHzSirMTQE (ID: 3Em.n4Yo)


【 『絶命管理機関』 】

・東京本部


――俺を疑ってるの?――

秋原 時安(あきはら ときやす)/不可殺民

 黒髪に黒い目の男性。長身で細身だが、しっかり筋肉はある。優しそうな顔つきをしている爽やか系。機関の不可殺民用の制服を着て腰に武器の拳銃をしまったホルスターを下げている。

 普段は優しく紳士的な好青年。ただその内には闇を秘めている。表上は平和主義で、温厚。裏は好戦的で強者や異端者に対しては好奇心旺盛。人間の進歩のためなら非人道的と揶揄されそうなことも躊躇(ためら)わずにやる。

 笑顔を絶やさない王子として女性からはモテたりするとか。ただ本人は丁寧な対応をするのみで、特にデートを了承したりはしない。主な一人称は「僕」。

 身体能力が高く、戦闘力が高い。主な武器は拳銃だが体術やナイフも得意。射撃は機関でも群を抜く。また実際の戦いにおいては戦略的勝利を収めることも多い。

〔 重要設定 〕

 『絶命管理機関』の長官。本来は最高位の総監になれたところ、その地位を部下に譲渡し、裏でその部下、総監を操っている。機関の裏の管理者。
 まだ実在しているか分からない死神に興味を抱いており、彼は実在すると思っている。
 また、死神に対抗する術を開発しようとしており、機関の地下施設で密かに実験をしている。可殺民・不可殺民の罪人を使ったもので、彼らを可殺民に殺させ半死神化になるかの実験などをしている。また、半死神化だけでなく、より死神に近づけないか研究をさせている。この事を秘書の棺凪は知らず、しかし彼女は時安に何かあるのではないかと疑っている。
 ただ彼自身は半死神化などしていない普通の不可殺民。死神の書がある、という噂を耳にしてそちらにも興味をもち始めている。

「可殺民であろうと不可殺民であろうと、同じ生命なんだ」
「僕は君の味方のつもりなんだけどね」
「人間が醜いのは自明のことですよ。それを知りながら、あなたは私達に手を貸すんですか」
「君がいれば本物の死神をも越えられる。僕はそう考えているんですよ。君は僕には欠かせない」
「俺は、人間なんて興味ないです。興味があるのは人間を越える存在、神や死神。化け物であれば俺は興味を示しますよ。君みたいなのにはね」
「死神に好かれないと生きていけない世界、か……いやはや、怖いですね」
「不可殺民(かれら)は少し調子に乗りすぎているんですよ。君は一般概念でいうところの『化け物』の域を越えている」
「強い人間は好きだよ。面白いからね……俺の大事な駒になる存在だ」



――弱者も抜かりなく調べます……彼らは意外な力を出したりする時もあるからってだけですよ――

棺凪(かんなぎ)/ 不可殺民 ※死神ハイン

 腰までの黒髪に金色の目、銀縁メガネを掛けている。長身でスタイルのいい女の人。機関の不可殺民用の白い制服を着て黒いブーツを履いている。
 冷静で頭が良く真面目。クールで少々近づきがたい。本人もあまり親睦を深めたがらず、周りの男性には「恋愛に関しては期待できない」と言われる始末。時安のことを人間の中で一番に警戒している。
 武器は拳銃と短剣。ナイフを複数服に仕込んでいる。時安おなじく、機関の中でも強い方。どちらも引けを取らないが射撃より剣術の方が上手い。

 物語の影、恋愛よりストーリー向き。

〔 重要設定 〕

 不可殺民として、ハインの定体とは別の死体に憑依し生活している。人間の観察をするため機関に入り、長官の時安の秘書として働いている。
 優秀な秘書として有名で頼り甲斐のある職員。

「長官は可殺民をどうお考えですか」
「それは少し浅はかな考えでは? 可殺民も不可殺民も、傷害を起こせる点では厄介ですよ」
「あの、どこを触って……胸って、即答ですか(この体、私のじゃないんだけどな……)」
「私が死神……? メルヘン……というよりファンタジー、ですね。そんなわけないでしょう」
「――つまらない詮索は止めなさい。死ぬよ」



――あ……す、すみません。今朝カツアゲに遭ってしまってお昼ご飯買えてなくて……――

赤川 彩音(あかがわ あやね)/可殺民

 胸元までの赤髪が少し混ざった黒い髪に青い瞳、黒縁メガネを掛けている地味な女の子。首に銀の分厚い鉄製チョーカーを着けている。
 真面目で周りからは大人しすぎる子と思われており、何をしても抵抗は虚しく、ひ弱なことからカツアゲに遭ったり男子に絡まれたりすることが多い。
 ただ本来は、かなり明るく自由奔放でアホっ気のある女の子。意外と芯が強く、他人のためなら血を流すことなど気にしない。
 『青井アカネ』という芸名でソロでアイドル活動をしている。歌も躍りもかなり上手い人気アイドル。そのため私生活では歌や躍りは上手く見えないように演じている。
 メガネなしだと顔立ちは綺麗だが、アイドルだとバレかねないため地味な外見にし、性格も抑制している。本当は遊びたがりで、学校が終わって家に帰ると家族に構って欲しがる。男子から眼鏡をよく取られる。

 『青井アカネ』→可殺民でありながらその美貌と才能で誰からも愛されているアイドル。アイドルの彼女を憎む者はいない。『可殺民の姫』と呼ばれている。職業柄、イメージを落とさないためにも絶命作業には関わっていない。

 愛機:リボルバー。ただアイドルとして印象を落とさないためにも戦わないため、使うことは少ない。

〔 重要設定 〕

 死神シデスにいつの間にか魂を齧られ、気づかぬ内に死神の力を注がれた。注がれた力は『魅了』という特質として現れる。
 歌を歌い、躍りを見聞きした者を惹き付ける。惹き付けられた者は自信の思想を彼女の思想と同じものにすり替えられ、彼女の味方となる。
 例えば、彩音は可殺民と不可殺民の共存に賛成している。そこで可殺民と不可殺民の共存に反対している者が歌や躍りを見聞きすると、その者は彩音と同じ思想『共存賛成派』にすり替えられる。
 ただ、彩音自身は死神に能力を注がれたことも、この特質についても全く気づいていない。ただ皆が自分に賛同してくれて純粋に喜ぶだけに留まる。
 この特質の恐ろしいところは、彼女の活動する姿がテレビやスマホ、PC、ビルの付属画面に映ると、見た者全てにその能力を発揮してしまう点である。
 この能力は彼女と同じ思想の者しか無効になることはない上、それらの者の思想が彼女と相違するものに変われば途端に効力を持つようになる。回避不可能な特性。
 ただ、彩音と違う思想を持っていて、その意思が強い者は歌や躍りが終わってしばらくすると元に戻る。しかしまた歌や躍りを見聞きすると能力に支配される。
 彼女自身も気づいていないが、他の誰一人も『魅了』の能力について気づいていない。ただ死神のシデスが教えれば可能性はある。知られれば、狙われることは間違いない。

「可殺民が皆悪いという訳じゃ……っ、ご、ごめんなさい。何でもないです……」
「あの……また私とご飯、食べるんですか……? 他の人とは……」
「学校終わった! 一緒に遊びにいこっ! 一人でゲーセン行くなんて寂しいじゃんかっ」
「痛っ。自分の部屋に男の子と二人っきりになったからって危なくないもんっ。怒ることないじゃんかー!」
「この人は敵じゃないから守っただけだよ。私には守れる力があるんだから、君と一緒に守る側になる」
「歌を歌えば皆が笑顔になってくれるのっ。皆、私と同じように可殺民は悪くないって言ってくれるのっ。何でか分からないけど凄く嬉しいっ」


――……何かを守る力は何かを壊す力よりも強い。あんま過信するなよ――

ヴィクタス・ウォーカー・ナイン

 銀髪に青い目の男の子。長身で細身だがしっかり筋肉はある。色白で美形、首に銀の分厚い鉄製チョーカーを着けている。
 冷静沈着で冷徹、独りが好きで周りと深く関わろうとしない。ただ成り行きでそれなりに行動を共にしていると、危機に瀕したときに守ってくれたりする。
 戦闘狂で好戦的。普段の冷静さが崩れるのは戦いのときだけ。強者を見ると興奮し、戦闘を要求する。戦闘力はかなり群を抜いており、指導役に回っているほど。

 少し前にイギリスから日本に派遣されてきた。日本語は流暢で、会話も聞き取りも完璧。可殺民と不可殺民の不和に関してなど、特に興味はなさげ。ただ死神は強いという噂を耳にしているため死神や、半死神化した人間にはかなり関心がある。
 愛称は「ヴィクト」。冷たい性格ながらも女性にはモテる。ただ彼いわく、女の相手は面倒、ならしい。

 愛機:剣。腰に仕込んだナイフを使ったりもする。

「なんだ……馴れ合う気はないと言っただろう」
「俺の周りを彷徨くな……邪魔だ」
「うるせえ……ちょっと黙ってろ……」
「……犯してほしいのか。だったらホストにでも行け。面倒だ」
「お前、つえーな。おもしれぇ。もっと俺と戦えよ」
「お前には自覚する必要がある。俺が残した死骸の中で、その罪を悔いろ」



――僕の目的? この世界を、正すことかな――

真籠 夕夜(まこも ゆうや) 可殺民

 黒髪短髪に赤い目の、女。長身で顔は男性顔負けに整っている。胸にはサラシを巻いており家でも外でも男装をしている。
 クール系、どこか読めない食えない人。悪を憎み善を好む、と思われるが実際のところよく分からない。
 絶命作業以外で、悪と判断した人間に死、もしくは社会的死を与えている。行動としては惨(むご)いことをしているが、目的は善行。ただ、特に誰のためでもない、大した利もない、自分がしたいからしている、ただの趣味というのが奇妙なところ。
 一人称が「僕」で顔立ちも男らしく、名前が男っぽいということで、なかなか本当の性別は気づかれない。
 PCや情報に長けている。高度なハッキング能力、クラッキング能力を持っている。パルクールを習得している。
 学校の個室のPCルーム15番に住み着いているため、そこに行けば会える。個室といっても結構広い。
 あまり恋愛には興味なさそうだが、関心がないわけではない。恋愛はいつも相手を手のひらで転がしているような余裕のある態度。
 愛機:毒針。無数に生成することが可能。ジャケットにナイフを複数持っており、それを使うこともある。

〔 重要設定 〕

 学生でありながら、どんな情報も持っている情報屋。神出鬼没の情報屋として機関だけでなく『死神教』や、ヤクザの八太良目組などにも依頼されて情報を売っている。情報屋の時は「エンジェロ」、イタリア語で天使の意味の名前を使っている。ただ知り合い相手には仮面を被り顔を隠している。
 機関には情報を提供する代わりに報酬と、普段している絶命作業以外での私刑を黙認させている。

 この世でシデスと出会い彼から半死神化のことを聞き、それに興味を持つ。そしてあろうことか、半死神化を成し遂げるために友人に自分の殺害を依頼し、殺させた。
 成功するかわからない危険な行為だったが、彼女の何者かに対する殺意が強かったため冥界との狭間に行くことができ、半死神化を成し遂げた。
 半死神化して以降、シデスと交流を持っている。
 
「見つけたよ。君が最近あの子を付け狙ってるストーカー君か……」
「善人? 僕が? それは、何だか過大評価だね」
「へえ……君、女の子にそういうことしちゃうんだ……これは、しっかり掃除しないとね」
「このUSB一つで君の人生は終わる。女の子や自分より弱い少年を虐めて、さぞ楽しかっただろうね……選ばせてあげるよ。このまま僕に殺されるか、それとも図太く生きて社会的に死ぬか」
「他人の粗をほじくって私刑を下す僕は、一番性格が悪いと思うけどね」
「僕は面白くない人間には興味がないんだ」
「死神に会いたい? 会わせてあげよっか」
「僕は君のキスごときでは動揺しないよ。なに? 赤面してほしかった?」



――殺してほしい、ならちゃんと言うべきですね。優しく殺せと――

ロベルト・モルディス/可殺民

 藍色の髪に深緑の目の男。身長は平均程度で首に銀の分厚い鉄製チョーカーを着けている。普段は機関の黒い制服を着ている。
 上司に対しては、あまり礼儀を知らない人で口が悪い。何か悪いことがあると、日本語が分からないと言い出す← ただ絶命作業には真摯に対応してくれる。
 絶命作業は丁寧な対応をするが、絶命志願者の気持ちに関しては冷めた見解を持っている。ただ別にふざけたりはせず、人の生死をしっかり考えている。
 女性への対応は、こなれていて普通にモテるし、ナンパも成功する。ただ彼自身、本当の意味で恋愛に熱中したことはない。
 アメリカから日本に派遣されてきた。戦闘には秀でているが、なにぶん上司を怒らせやすい。

 愛機:鉄槍。二つに折ることができ同時使用できる。

「ナンですか? ワタシ、ニホンゴわかりません」
「俺は、君を殺す槍となります。貴方の肉を裂く、最後の凶器となりましょう」
「暇だったら俺とデートしよ。良いとこ知ってんだよな」
「その人の辛さなんて私には、分かりません。死にたきゃシネ。いてっ! いや、正直に言えっつーから」
「女の子って、こういうことするとすぐ落ちるんだよな……顔真っ赤じゃんオモシロ。お前も、気を付けろよな」


Re: 【指名制】人殺し様 【半死神化について追記/準備中】 ( No.5 )
日時: 2019/02/01 05:39
名前: 雛風 ◆iHzSirMTQE (ID: 3Em.n4Yo)


【 一般人 】


――不可殺民は人を殺せない、だがその分、相手を殺さずに存分に痛め付けることができるんだ。『化け物』なんて、人のこと言えねえ。不可殺民も、かなりの危険物質なんだよ――

藍海 京間(あいうみ きょうま) 不可殺民

 黒髪に藍色の目の男性。長身でスラッとしているが意外に筋肉がある。鎖骨や首筋が綺麗で色気を放っている、と女子では評判。それからも言えるように全体的に大人っぽい。
 冷静沈着で、どこか近づきがたい雰囲気を醸し出している。ただ中身はかなり優しい人で、できるなら世界の平和を望んでいる。話せば普通に仲良くなれるタイプ。ただ友達らしきものはいない。
 勉学に長けた学生で、かなり頭が良い部類。運動神経もよく、通っている学校の不可殺民用護身訓練の授業では首位を誇る。
 主な武器は大ナイフだが、格闘も得意。扱う側としては銃は苦手。受ける側では、死神から一切の干渉を受けていないにも関わらず、銃弾を普通に避けることができたりする強者。
 泣き言や弱音は全くといって良いほど吐かない。特に守るべき者の前では強い人間でいようとする。

 不可殺民でありながら、可殺民に特に嫌悪感を持っていない。その上、可殺民の味方と思われる行動を取ることが多い。ただ可殺民養護過激派ではない。

〔 重要設定 〕

 中学生時代、野良可殺民に目の前で父親を殺されてしまっている。さらにその場にいた姉を、犯人は可殺民なため殺せるところをわざと殺さず、じっくりいたぶってから殺されてしまった。
 京間は可殺民相手という勝てない状況と恐怖で動けずにいて、姉がいたぶられそうになった時に突進したが腕をナイフで刺され怖じ気づき、結局何もできなかった自分を憎んでいる。
 父親と姉を殺した野良可殺民は殺したいほど憎んでいるが、上記に述べたように可殺民全員を憎んでいるわけではない。むしろ家族殺害の犯人以外の可殺民は善人と判断したら守ってくれる。
 おそらく家族の事件は自分のせいだと思っている、と思われる。あまり他の子とで過剰に自責することはないが、この事件に関してはかなり自分を責めることが多い。

「偽善者ね……言いたきゃ好きに言えば。俺の頭には入ってこないけど」
「あんま俺の側に立つのは止めろ。恨まれんぞ」
「俺は、俺の父親を殺し姉を死に追いやった奴を見つけたいだけだ……その後? 知るか」
「お前は俺の家族を殺した奴らとは違う。それだけだ」
「誰かを守ることに、殺せる奴か殺せる奴かは関係ねえよ。重要なのは俺にとって、良い奴かそうでないかだ」
「俺は守れる。今度は守れるんだ。お前は、大事な女は、死んでも守ってやる」



――不可殺民とか可殺民とかどうでも良いな……どうせ私と関係ないし……――

宮部 二幸(みやべ ふゆき) 不可殺民

 肩までの黒髪に茶色い目の少女。毛先が茶色くなっている。身長は平均程度で可愛いわけでもなく綺麗なわけでもない普通の女の子。
 優しく心配性、人見知りで自分から友達を作りにいくことはあまりない。ただ仲良くなれば明るく接するようになる。
 どこか周りや世界に対して、あまり関心を示さない節がある。考え事をするとそれに没頭してしまい周りが見えなくなる。
 自分に対する愛情には鈍感で全然気づかない。異性と頻繁に話したり、誘われたりすることもほとんどなかったため男性慣れしていない。近づかれたら動揺し、すぐ赤面する。
 命は大事にしようと思っているため、不可殺民用護身訓練はしっかりと受けている。ただそこまで強くはないため、強くない敵に対して通じる護身程度。学力は良い方だが特に賢すぎるというわけでもない。

〔 重要設定 〕

 以前までは上記のセリフのように、可殺民・不可殺民について特に何も思っていなかった。
 しかしある日、可殺民に襲われそうになったところ、可殺民の男性に助けられた。その後、彼のことをずっと考えるようになり、可殺民に執着し始める。可殺民に尊敬の意と好意を注ぎ、『死神教』に加入してしまう。
 過激派になることはないが、不可殺民に対して疑念や反発を抱くようになる。可殺民に肩入れすることに。

「可殺・不可殺の倫理授業あまり興味なかったから寝ちゃうことが多いんだよねー」
「いや……。私、可殺民に襲われそうになって可殺民に助けられたんだよね……なんかちょっと、変な感じ……」
「うん……素敵。素敵だね……誰かを守れる人は凄い人だよ。落ち込まないで。皆が偏見を持っていても、私は君の味方だから」
「怪我したらすぐ言ってっ? もう、ちゃんと手当てしなきゃダメでしょ」
「んんー? ……これって、何気に二人っきり……な、何でもないっ」
「え、君の家に泊まるのっ!? え、あ、いやっ、別に嫌じゃないんだけど……そ、それはつまり男の子の家に泊まるっていうことで、そのっ……わ、笑わないでよっ。絶対からかってるでしょっ」

Re: 【指名制】人殺し様 【半死神化について追記/準備中】 ( No.6 )
日時: 2019/02/01 10:52
名前: 雛風 ◆iHzSirMTQE (ID: 9RGzBqtH)

【 八太良目組 】

――いや……極道っていったって俺……喧嘩もしたことないし……――

八川 八八(やがわ はちや)/可殺民

 黒髪に緑の目の男の子。身長は平均程度で筋肉は特にない。首に銀の分厚い鉄製チョーカーを着けている。
 口が悪く少々デリカシーがない。ただ優しく、正義感はある。また戦いを好まず、自分のことで他人を巻き込むのを嫌っている。いざというときの決断力はあまりない。
 学校の授業として機関で特訓は受けているが、そこまで戦闘に強いわけではない。

 愛機:スタンバトン。ただし先端が刃になっており剣としても使える。剣の役割もしつつ、加えて高電圧を相手に送ることもできる優れもの。電圧は気絶させる程度から死に至るほどにまで調節可能。また別途、銃の使い方も組員に教えられている。
 
〔 重要設定 〕

 本名は八太良目八八(やだらめはちや)。八太良目組の若頭、ただ人を殺すどころか喧嘩すらしたことがなく、頭の父親からは腰抜けと言われている。
 極道の頭の息子だと広まらないように偽名を使っている。マスコミや周囲の一般人に広めない人間で、信用の置ける者には、ヤクザの家系であると話すことを許可されている。
 半死神化などしていない普通の可殺民。自分は強すぎるというわけではないが、ヤクザの若頭であるからには、強い人間を動かすことは容易。
 死神については存在しないと思っているし、半死神化やらも都市伝説だと思っている。水澄とは中学からの知り合いで家も近いため頻繁に遊んでいる。

「お、俺だって守ることくらいはできる。ただ……何もしてない人間は殺せないんだよ……」
「頼むから離れてくれ! この家にいる限りはいずれ、危険な目に遭うんだ。お前をそれに巻き込みたくないんだよ」
「お前って案外可愛いのかもしれないな……いだっ。な、何で褒めてるのに殴るんだよっ」
「俺はお前を守れる人間だ。頼れ。例え俺の持つ戦闘の力が弱くても、俺は戦闘に強い奴を動かす力は持っている」



――あまり、詮索してると首を切られますよ……それが、守ってあげられるかどうか、分からないものでね――

六原 恵二郎(ろくはら けいじろう)/可殺民

 黒髪オールバックに黒い目の男性。長身で少し筋肉質、普段は黒のスーツを着ている。48歳(年齢固定)、鎖骨から胸元にかけて、龍の刺青が入っている。首に銀の分厚い鉄製チョーカーを着けている。
 落ち着いていて温厚そう。実際にあまり怒りで取り乱すことはないが、部下がミスなどをすると低い声で叱責する。女性だけでなく誰に対しても丁寧な態度をとる。
 喫煙者で酒豪だが、子供や女性の前ではタバコは吸わないしお酒の量も調節している。

 愛機:拳銃。愛機とは別の銃も所持しており、スーツに仕込みナイフも常備している。

〔 重要設定 〕

 八太良目組の幹部。その中でも最も権力のあるリーダー的存在。また戦闘能力も組の中では圧倒している。
 死神に介入を受けていないながらも強い人間のうちの一人。死神については情報屋からの情報もあり、一応は実在するものと思っている。ただあまり深くは関わらない方がいいと考えている。
 仕事上、危険と隣り合わせなため一般人に近づかれることをあまり快く思っていない。ただ邪険にしたりはしない。

「どうも……。ずいぶん頻繁にいらっしゃいますが……私に会いに? ……いえ、すみません。ただ、可愛らしいな、と」
「……一度こちら側に来てしまえば、普通の生活に戻るのは困難ですよ」
「できれば、貴女を巻き込みたくはない。俺たちが守るようなら負担になる。それでも貴女から関わるというのなら、生きるための力を少しでも高めてくれるとありがたいな……貴女を失わないためにも」
「あまり、男の前で肌を見せてはいけませんよ。何をされるか分からない。私の前でも、ちゃんと警戒はしてくださいよ」
「お前が居たい場所が、お前の居場所だ。それが俺のそばだと言うなら全力で守ってやる」



――やあ、また会ったね。やっぱり君はいつも可愛いね。おじさん参っちゃうな――

晩鐘 赤葉(ばんしょう あかば)/可殺民

 赤髪に茶色い目の男。長身で顔は整っている。仕事では黒いスーツを着ていることが多く、私服はオシャレ。首に銀の分厚い鉄製チョーカーを着けている。38歳(年齢固定)。
 いつも、にこにことしていて明るいオジサン。紳士的で優しいが、女性を見つけては色目を使う女好きタラシ。
 いざ人と交際や結婚をする、となればしっかりと一人の女性を愛するため浮気はしない。
 喫煙者で酒にも強いが、恵二郎と同じように子供や女性の前ではタバコは吸わない。また女性を不快にさせないように匂いも気にかける。

 愛機:ナイフ。ただ切れ味がかなり良いため、一般人相手には別のナイフを使ったりする。

〔 重要設定 〕
 八太良目組の幹部の一人。強い戦闘能力と、戦略を練る知恵を持つ。まだ組員の中では若いながらも幹部の高位に位置している。
 死神について詳しく調査する役目も担っている。そこまで簡単には進展してはいないが、棺凪が何か知っているのではないかと疑っていたりする。
 近づこうとする一般人や、女性などはただ受け入れるだけというわけではない。しっかりと自分の側に危険があるという警告を欠かさない。

「おや、可愛い女の子がいるな。暇してる? 今日は俺とどこか行かないかい?」
「そもそも、俺らはまだ君を信用したわけじゃないよ。好きではあるけどね?」
「おじちゃん、君に夢中なんだけどなあ。信じてない? んー、普段ナンパしすぎてるからかな。いや、でも可愛い子には目が止まるものだしね」
「俺が君を守るから、君がそばにいたいならいて良いよ。俺も、君にそばにいてほしいと思っちゃってるし、ね」



――誰このチビ――

三国 忠弘(みくに ただひろ)/不可殺民

 焦げ茶の髪に黒い目の男。長身でがたいがよく筋肉質。強面で背中に花と龍の刺青がある。普段は黒のスーツを着ている。不可殺民なためチョーカーは着けていない。43歳(年齢固定)。
 不躾で口が悪く態度が大きい。面倒くさがりで命令じゃなければ大抵のことはやりたがらない。赤葉のように女好きだが、彼と違い忠弘は体を求めているだけに過ぎない。女性としては媚びないタイプが好きらしい。子供は騒がしいし言うことを気かないしで大の苦手。
 ヘビースモーカーで酒豪。ただ恵二郎や赤葉と違い、子供や女性の前で普通に煙草を吸う。
 可殺民に対して特に嫌悪感や警戒は持っていない。あまり関心がないらしい。ただ、仲間や大事な人間に傷を負わせた者は憎む。
 普段の武器は銃かもしくは拳。射撃よりも格闘の方が得意ではある。

〔 重要設定 〕

 八太良目組の幹部の一人。戦闘力に傾いているタイプで、頭脳戦は赤葉に任せている。また死神についてなどにもあまり興味はなさそう。
 ただ、こと戦闘においては恵二郎おなじく死神の介入がないにも関わらず、死神に追い付くほどの力を持つ。しかし不可殺民であるため、仕留めるのは可殺民の組員に任せざるを得ない。

「んあー?」
「女の尻追っかけんのは楽しいだろ」
「うぜえな、俺はガキが嫌いなんだよ……」
「止めろ。そろそろ本気でヤりたくなってきた……さっさと服着ろって」
「さすがに、知人に泣かれるのは気分悪いんでな……」



【 野良可殺民 】


――君が機関の可殺民でかなり強いと噂の子か……良いね、面白そうだ――

小柴井 四木(こしばい しき) 男 

 黒髪に赤い目。いつも笑顔をつけている。身長は平均程度で痩せ型だが筋肉がないわけではない。ただそこまで筋肉があるわけでもない。しかしその見た目に反し、かなり強い力を持っている。黒を基調とした服を着ることが多く、首にチョーカーを着けていない。
 ふざけた口調やからかいを口にするが本心では何を考えているのか読み取れない。性格がねじ曲がっており、他人の嫌がることも平気でする。悲哀に満ちた顔や絶望している様を見て喜ぶ。
 愛機であるチョーカーを捨てたため愛機は所有していない。普段使う武器は鉄製の大鎌か斧、バーナーなど。
 元々は普通に機関所属の可殺民の学生だったが、不可殺民からイジメを受けていた。両親も共に不可殺民だったため、親からも疎まれていた。ある日、虐待による親の殺意に反応した愛機を武器化し、母親と父親を殺してしまう。その後、家から出て野良可殺民となり虐殺に走るようになった。

〔 重要設定 〕

 自分の首を切る勢いでチョーカーを破壊し、野良可殺民となった。その後、アレクと出会い、死神や、半死神化について聞きアレクの「この世界」を破壊する計画に加わった。
 元々は半死神化していなかったが、アレクと共に人を虐殺していくなかで、強者と出会い殺されてしまう。しかし、その強い相手ともっと戦いたいという戦意が殺意と調和し、冥界との狭間に辿り着く。そこにはハインではなくアレクが現れ、四木を半死神化し生き返らせた。以降は半死神化の、痛みを対価とした力を何の躊躇いもなく何度も使い沢山の人を殺していっている。
 人を殺すときも躊躇いなく顔を見せ、大胆に戦う。

「やあやあ今日は! 機関の皆々様! 今宵は死の宴を楽しんでいってくださいなっ」
「正常な人間なんていないよ。いるのは、化け物だけさ」
「全てを奪われた人間は見ていて面白い。泣いたり、嘆いたり、怒鳴ったり、叫んだり、睨んできたり。ほんっと、見てて飽きないよ」
「ねえ君、彼氏とかは居るのかな? いたら……君を、その人の目の前で犯してみたいね。彼はどんな顔をするだろうか」
「おっと、危ない危ない。いや、これは失敬。君の戦意を上げるにはもう少し余興が必要かな……聞こえたかい? 今の音、声。君の大事な彼女の指が折られた音だよ。おそらく場所は……左手の薬指、って危ないな。話は最後まで聞こうよー」



ーーやぁ、弱者の皆々様。死ぬ準備はできてますかぁー?ーー

Evil=Murderer(イーヴィル=マーダラー) 女

 肩までの黒髪に赤い目、黒を基調とした服をよく着る。身長は平均程度で細身。
 卑劣で冷酷、非人道的で弱者をねじ伏せるのが好き。思考が歪んでいるが通常の会話はできるらしい。ただ話が通じないのが痛いところ。
 戦闘能力は段違いに強いが、それを守るためでなく殺すために使うので厄介。小さい頃は普通の女の子だったが、徐々に人を傷つけることに快感を覚え、殺害に魅了され始める。ある日、両親と友達をその手で殺し、チョーカーを壊して野良可殺民となった。本名はリリー・ラウエル。

〔 重要設定 〕

 名前の通り凶悪な殺人鬼で、野良可殺民の中でも要注意人物とされている。
ナイフ使いですばしっこく、逃げ足も早いため中々捕まらない。アレクの計画にとくに賛同している訳ではないが、共にいれば殺戮できるということで協力している。

「お食事中失礼しますねぇ。毒蜘蛛はいかがですかぁ?」
「貴方をたっぷり壊し尽くしてあげる」
「あれえー? 私を殺すとか言ってなかったー? しょせんは人間だねえ」
「死にたい人間は殺してあげない。死にたくない人間は殺してあげるぅー!」

Re: 【指名制】人殺し様 【半死神化について追記/準備中】 ( No.7 )
日時: 2019/02/01 10:56
名前: 雛風 ◆iHzSirMTQE (ID: 9RGzBqtH)

*参加書

【名前(よみ)】()
【性別】
【セクシャル】
【可殺民or不可殺民】
【所属】(機関京都支部、機関東京本部、一般人、野良可殺民の中から)
【年齢】
【性格】
【容姿】
【愛機・武器】
【備考】(可殺・不可殺についての考え、死神との関わり、半死神化しているかどうか、戦闘能力など)

サンプルボイス
「」
「」
「」

【指名/年齢】/
【設定】
【ライバル/年齢】/
【設定】

【恋愛関係】  →  ← 


【希望】(物語重視、恋愛重視、イチャラブ、甘々、略奪、緊縛、玩具、痴漢、見せつけ、電車痴漢、誘拐、縄、機械姦、SM、強姦、輪  姦、オークション、三角木馬、触手姦、獣姦、レズレ イプ、モブレ イプ、玩具をつけながらの作業、テレビの放送など)

【NG】(リョナ、過度な暴力、ふたなり、GLなど なるべく詳しく)

【他に出してほしいキャラ、設定や関係性】(なければ無記入)
【出だし文】

Re: 【指名制】人殺し様 【募集中】 ( No.8 )
日時: 2019/02/01 19:22
名前: 茜空 (ID: nLPrrFyW)

*参加書

【名前(よみ)】神無 東(かんな あず)
【性別】女
【セクシャル】受け
【可殺民or不可殺民】可殺民
【所属】機関東京本部
【年齢】21
【性格】基本的に一人行動を好む一匹狼タイプ。けれど他人が嫌い、馴れ合いたくないという訳ではなく、自分の言動で他人を傷つけたりするのが嫌なだけ。現実主義者の実力主義者。夢見がちなことを思うのは幼い頃でやめており、常に現実だけを見つめて生きている。ギブアンドテイクを好み、貸し借りを一方的にすることを好まず、きちんと精算することをよしとしている。 誰かに甘えることも、甘えられることも苦手。また、純粋な好意を向けられると自分の汚い部分ばかりが目立つ気がするのか、どうしても好きになれないらしい。
【容姿】毛先にいくにつれて濃い紫に変わっていく薄紫の髪。長さは胸元までで普段は下ろしているが、仕事の時はポニーテールとシュシュにして黒いシュシュで結ぶのが主。首には銀色の分厚い鉄製チョーカーを付けており、普段はそれを隠すように白いマフラーを巻いている。 基本的には機関の指定制服を来ており、ズボンも持っているが大体スカート。長さは膝より上、足元はブーツで靴下は踝までのものを履いており、惜しげも無く素足を晒している。 身長は167程度、体つきは細身に見えるが意外に力はあるらしい。
【愛機・武器】身の丈ほどある大剣。一振で地面に亀裂を走らせたり、かまいたちのような風を発生したりできる。ただし大剣の重さは重く、一振するだけでもそれなりの体力を持っていかれるらしい。
【備考】不可殺民に対しては最初“弱い存在”と言う認識だったが、生きていくにつれて“中には危ない奴らもいる”という認識に変わった。けれど嫌いではないし生きているのを見るのは好き。死神との関わりは皆無に等しく、また彼女自身が死神の存在を信じていない。
初めの頃は武器を扱う技術も体力もないに等しかったが、血のにじむような努力をしてそれを身につけ、今ではそれなりに名前も知られている。ただし彼女は元々凡人なため、天才とは埋められない差があるのも事実。あくまでも天才の皮を被った一般人。
上の命令には忠実に従い、それがどんなことでも平気な顔をしてやってのける。自分の差し出す条件と釣り合うのであれば個人的な要求にも従うらしい。絶命作業ももちろんしている。初めの頃は戸惑いもあったらしいが、今は無表情でこなせるようになってしまった。
学校では本気を出すのも面倒なためもっぱら手加減をしているが、それでも可殺民戦闘訓練では首席を維持している。使う武器は主に拳銃二丁。大剣を使用すると手加減できない可能性があり、無駄な被害を出さないためにも今のスタイルで収まった。 この歳で高校に行くつもりはなかったが、学生達の訓練の監視やら何やらと上から適当な理由をつけられ、命令ということもあり従っている。
お酒とタバコは嗜む程度、と言っているがかなりのヘビースモーカー。但し学校で吸うことは出来ないためいつも棒付きのキャンディを食べている。


サンプルボイス
「ギブアンドテイクの関係が一番だよ。守って欲しいなら私の要求を飲んで、それが出来ないなら他の人を探して」
「興味無い。そんな夢見ごと言う暇があるなら、それを実現するために行動すれば?こんな所で油売る暇なんてないと思うけど」
「……変な奴だけど、嫌いじゃないよ、そういう考え方。仕方がないから付き合ってあげる」

【指名/年齢】藍海 京間/18
【設定】話し始めたのは高校二年になってから。同じクラスの隣の席ということで初めは言葉を交わし、そこから戦闘術などについて話すようになった。三年ではクラス別なものの交流は途絶えていない。
【ライバル/年齢】ロベルト・モルディス/28
【設定】単独行動を好む東に対して上があてがった名目上のペアのような存在。初めは付いてくんなオーラを出していた東も、ロベルトの実力と人柄が気に入ったのか最近は一緒に行動することも多め。

【恋愛関係】  京間→東←ロベルト


【希望】物語重視、シリアス多め(少し甘め)、戦闘、見られながらの行為

【NG】過度な暴力、スカトロ、ふたなり、機械や獣との行為

【他に出してほしいキャラ、設定や関係性】情報の交換、定期的な話し合いの様な形で八太良目組と交流があると嬉しいな、と
【出だし文】放課後に京間と寄り道をして帰る所から


毎度失礼致しますっ、ワクワクしながら書かせていただきました()
不備等ありましたら何なりとお申し付けくださいませっ

Re: 【指名制】人殺し様 【募集中】 ( No.9 )
日時: 2019/02/01 19:14
名前: 雛風 ◆iHzSirMTQE (ID: lQjP23yG)

茜空様
きゃーっ。いつも参加ありがとうございます!!
すみませんっ、セクシャルの欄追加お願いしますっm(_ _)m

Page:1 2



スレッドをトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 4000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。