大人なりきり掲示板

〈指名制〉魔導の墜落と賛歌〈募集中〉
日時: 2022/06/08 00:48
名前: 暁 ◆veyMdjA2J6 (ID: Ze3yk/Ei)

 全ての生物に魔力が宿り、魔法が使える世界。

 そんな世界で人間とは別に、人間と同じ見た目で違う性質を持つ者の種族がいた。
 彼らは他の生命体と異なり自分で魔力を生成できることから、魔を導く者として「魔導師」と種族の名を与えられた。

 人間と魔導師、二つの種族は最初こそ共存していたが、人間は魔導師を畏怖し、魔導師は人間に反感を覚え始め亀裂が生まれていった。

 「魔女狩り」や「人間狩り」に世界が揺らぐ、そんな賛歌と墜落の世界に変わっていく。

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Re: 〈指名制〉魔導の墜落と賛歌〈準備中〉 ( No.1 )
日時: 2022/06/06 06:05
名前: 暁 ◆veyMdjA2J6 (ID: OSvmcRAh)


〈 世界観 〉

 魔法があり魔物なども生息する世界だが、機械技術も発達しておりテレビや自動車などもある。国によってはビルが多く立ち並んでいる。
 電気やガス、水道なども通っているが、自然物資を使うよりは魔法で電気や炎や水を生成させて機器を動かすことの方が多い。
 銃器やゲーム機、大人の玩具なども発展している。



〈 用語 〉

◇魔力
 大気中に広がる力で、人間や魔導師以外の生命体は大気中の魔力を吸収して使用する。
 魔導師は自分で魔力を生成することができる。
 魔物やその他の生物を召喚、生成することもできる。ただし術者の力量によっては召喚した生物を操ることができなかったりするので注意が必要。


◇魔法
 人間も魔導師も関係なく使うことができる能力の類。魔法陣の形や模様の列を覚えなければちゃんと発動することができないため、学校教育ではまず模様から覚えさせられる。
 魔法の研究をしている人は新しい魔法を自分で作っていたりもする。

◇人間
 生まれながらにして魔力を持つ生命体のうちの1つ。しかし魔導師よりは格段に魔力量が少なく、魔力を消費し続けるとゼロになることが多い。
 大気中の魔力を吸収して自分のキャパシティまで上げていく回復方法をとる。

 1000年前の「魔女狩り」が収まっているが現在も人間の中には魔導師を差別し恐怖する者もいる。

◇魔導師
 生まれながらにして魔力を持つ生命体のうちの1つ。人間や他の生命体とは違い、魔力を生成することができる。
 他の生命体は大気中の魔力を吸収して回復するため時間がかり魔導師は自身で簡単に魔力を生産できるため、戦闘になれば圧倒的に魔導師が有利である。
 多種族との交流を経て魔を導く者、として魔導師と呼ばれるようになった種族である。

 人間と違い1000年以上生きることができる。(※魔導師のキャラクターの実年齢は明記しません。見た目の年齢を人間換算で表記しています。お客様が魔導師のキャラクターで参加される場合も実年齢と見た目年齢の表記をお願いいたします。)

 1000年前に人間の魔導師に対する疑心や恐怖から「魔女狩り」が行われ、男女関係なく多くの魔導師が魔物の供物として差し出され魔物に陵辱されたり、人間たちに街で辱めを受け晒し者にされてたり、殺されていった。
 しかしジニスという人間の女性が徹底的に魔導師を助け続け守り魔女狩りを収めたことで、長い月日を経て魔導師が人間社会に溶け込むまでに和解する。
 全ての魔導師が共通して、人間で唯一ジニスに対しては敬意を持ち信仰している。彼女が人間側の裏切り者と揶揄される時期があったが、その際は魔導師が彼女の味方をする形となった。

 もちろん現在も魔女狩りを恨む魔導師は居る。そういった者たちが集まり『ジニス教団』という組織を作って、今度は「人間狩り」が始まっている。
 「魔女狩り」にならって人間狩りでも、人間を魔物に陵辱させたり、街で晒し者にしたり殺したりしている。

◇ジニス教団
 各国に隠れ潜む組織。1000年前の魔女狩りでの恨みを持つ魔導師たちで構成されている。
 魔女狩りの報復に、「人間狩り」を行い人間たちを陵辱・殺傷している。
 行動指針として人間を恨み、人間になら何をしてもいいとしている。

 ただ唯一、魔女狩りを率先して収束させた人間ジニスは崇拝している。勝手に教団の名前にしているが、ジニスは平和を望んでいて人間狩りなどしてほしくないため迷惑を被っている。
 魔導保安官に人間狩りを妨害されており、教団は彼らを敵とみなしている。

 人間を拷問する際は、乱暴に陵辱し中出ししてもそのまま放置する。

◇魔導保安官/魔導保安機関
 主に治安維持や、人間狩りを収束させるために各国で共通して設けられた職業。
 通常は国営の魔導保安機関が管理している。

 人間も魔導師もこの職に就くことができるが、一定の範囲で魔法戦の強さが求められる。
 任職実技試験があり、それに合格すればなることができる。
 業務は街の巡回や野蛮行為の取締、『ジニス教団』団員との戦闘行為など。もちろん人間から魔導師への暴力行為も取り締まり対象となっている。街の治安部隊である。

 人間狩りを積極的に行う『ジニス教団』を敵とみなしており、彼らの蛮行を許さず徹底抗戦の構えを見せている。

◇ オレクス魔導帝国
 魔導師エルドノアという男性が統治する帝国。

 エルドノア帝王は自身が魔導師でありながらも、「魔導師には強い力があり、恐れられるのは必然。悪いのは魔導師であり魔導師は規制すべきである」という人間を味方する立場をとっている。
 そのためか、魔導師に負の感情を示す人間からの支持が厚く、帝国に住む種族は人間の比率が多い。

 なお、エルドノア帝王が人間に味方する発言を出すのは人間の支持率を上げ、人間から好かれる魔導師となるため。人間から好かれた魔導師となったのち、その立場から魔導師との対立を扇ぎ戦を起こさせるためである。
 帝王が好戦的であり、わざと人間と魔導師に亀裂が入るような事を起こすため他の魔導師たちや、平和を望む人間からは嫌われている。
 オレクス魔導帝国自体が白い目で見られていると言っていい。

 フレイヴィル共和国とは敵対関係にある。
 帝王の性質上、帝王は国で魔道保安機関を運営する気はなく、他の国と違って民間で魔導保安機関が設けられている。その民間の機関も、帝王の圧力を受けて動きにくい状況である。
 帝王が戦を煽り平和を乱すため、魔導保安官からもあまりよく思われていない。


◇ フレイルヴィル共和国

 サイドラ・ディンバレーという人間の男性が統治している国。大統領制をとっている。
 サイドラはジニスと共に魔女狩りを収束させた人間であり、魔導師からは好かれているがジニスのように崇拝される域ではない。

 サイドラ大統領は人間でありながら「人間が過去に行った魔女狩りをゼロにしてふんぞり返る存在になりさがるのではなく、過去の負を矛に人間を攻撃するでもない」という姿勢をとっている。魔導師からの支持があり、人間からも支持がある。
 フレイヴィル共和国は人間と魔導師の比率が半々で二種族が共存する国となっている。
国内には『ジニス教団』もおり、撲滅しきることができていないため人間が被害に遭うことも。そういった事件が起こる度、人間がデモを起こしたり私刑で魔導師が襲われるなど、治安は一定ほど悪かったりはする。
 そのために魔導保安官が他国より頻繁に巡回し厳しく治安を守っている。

 オレクス魔導帝国とは敵対関係にあり、大統領は魔導保安官からの支持が厚い。
ジニスの名前をとってジニス共和国にしようとしたが本人から却下された。


 上記2個以外の一般的な国を舞台にすることも可能です。


〈 注意事項 〉

・一応、現在は二つの国を置いていますが特定の国を設定せずに、人間と魔導師が混ざっている一般的な国を舞台にすることも可能です。

・機械系や現代文明は出してもOKです。主の解釈的に、現代文明に魔法を加える感じなのでお好きに魔法を活かしちゃってください。

・あんまり多くのキャラは出せませんが、指名キャラ以外にストーリー上、絡ませたいキャラがいましたら言ってください。

・モブの利用も可能ですが参加するキャラクターをなるべく動かしてください。

・スカトロや四肢欠損、リョナは無理です。

・主はBL以外はできます。

Re: 〈指名制〉魔導の墜落と賛歌〈準備中〉 ( No.2 )
日時: 2022/06/07 13:41
名前: 暁 ◆veyMdjA2J6 (ID: k67I83SS)

< 国固定キャラクター 〉

――オレクス魔導帝国――

魔導師エルドノア 男 

 金髪に赤い目、ほどよく筋肉があり痩せすぎない体つきをしている。顔立ちが良く、大人の色気もあることから見た目では女性人気が高い。
 見た目の年齢は28歳程度、ただ、中身は子供っぽいため悪い意味よりでギャップがかなりある。

 フルネームは、エルドノア・パーカス・クライス。

 オレクス魔導帝国の統治者であり帝王。
 自身が魔導師でありながらも、「魔導師には強い力があり、恐れられるのは必然。悪いのは魔導師であり魔導師は規制すべきである」という人間を味方する立場をとっている。
 人間に味方する発言を出すのは、人間の支持率を上げて人間から好かれる魔導師となるため。人間から好かれた魔導師となったのち、その立場から魔導師との対立を扇ぎ戦を起こさせるためである。
 決して本心から人間の味方をしているわけではない。むしろ人間は無能で下等な生物、利用できるコマ、甘い言葉を囁けばすぐに寄ってくる脳のないハエと思っている。

 戦をするのが好き、というよりは争いや混乱を見るのが好きなタイプの好戦者。もちろんその混乱に参加するのも好き。戦闘に関しては、魔法でも肉弾戦でも右に出る者がいない。彼個人で言えば戦王とも呼ばれるほどの戦勝率である。

 わざと人間と魔導師に亀裂が入るような事を起こすため他の魔導師たちや、平和を望む人間からは嫌われている。彼やオレクス魔導帝国自体が白い目で見られていると言っていい。

 フレイヴィル共和国とは敵対関係にあり、統治者のサイドラ・ディンバレーとも仲が悪い。

 魔導保安機関はエルドノアが望む混乱を収束させる要因となるため、彼は国で魔道保安機関を運営する気はない。
 他の国と違って民間で魔導保安機関が設けられているが、その民間の機関も帝王が圧力をかけている。
 戦を煽り平和を乱すため、魔導保安官からもあまりよく思われていない。

 帝王という地位から女遊びはしているが、最近ではそれも飽きてきている様子。飽きずにずっと続けているのは世の中の平和を揺るがして遊ぶことくらい。
 現在は自分の気にいるような女性を探している。媚を売る相手はあまり好まず、自分の意志を持つ者を好む。歯向かうような女性ならば躾を楽しみにする。従順さを持ち首を垂れる女性も、自分で考えて動ける人間なら重宝する。

「人は皆愚かだ。一度自分が信じるものを何も考えずに信じ続け疑わない。脳のない人間どもは使いやすくて仕方ないな」
「人が争い罵りあい血を流しているのを見るのは面白くないか? 俺は人間が動揺し泣いてる様を見るのが好きだ。アイツらは見ていて飽きない」
「魔導保安官はつまらないな。アイツらがいるとぬるい世の中になる」
「お前はガキだなァ。俺が呼んだ相手をタダで返すとでも思ったのか? わざわざ他の国から誘拐までして手に入れたかったんだ。満足いくまで相手してもらうぞ」
「お前、俺の女を取ろうとしてるのか。それはそれで面白いな。だが……俺の女の体に汚ねえ手で触れたのは許せねえな。その手切り落としてやるよ」


チルシェード・エンダリア 女 人間

 腰まで伸ばした黒い髪、赤い瞳。つり目で無愛想なため少し近寄りがたい。しかし見た目は普通にいい女性で、エルドノア帝王からはもったいないと言われている。

 エルドノア帝王の側近であり右腕的存在。彼が本当は人間の安寧など考えていないことも分かっている。しかし彼のもとに仕えているのは、高給で国が発展していて地位がある彼の庇護下に加わることで自身の生活を安定させられるからである。
 他に自分を支えてくれる人物が現れれば恐らく普通に帝王の寝首をかくんじゃないかと思われる。ゆえに、忠誠心はない。
 帝王も彼女に忠義がないのには最初の頃から気づいている。しかし帝王側もチルシェードは簡単に殺せる、飼い慣らせる相手だと考えている。

 淡白で全てのことに期待をしない。とりあえず自分の生活が最優先で考えて動いている。周りに干渉せず、他人を助けたり手伝ったりということはほとんどしない。
 平気で人を殺すことができる冷酷さを持つ。冷酷というよりは、ただ他人に無関心なだけである。他人が死のうが生きようがどうでもいいと考えている様子。

 魔導師を信じていない、というかそもそも人間不信なので誰も信じず皆を疑う。
 魔導師は人間より確実に強く、何かあったときに抵抗が効かなくなるため魔導師と仲良くする気はないらしい。
 それでいうと魔導師であるエルドノア帝王のそばで仕えているのも危険ではあるが、チルシェードは策を練れば帝王を殺すことなどたやすいとしている。
 人間であるため魔力に限度はあるが、高火力の攻撃魔法を連発できる人物。肉弾戦や銃戦も得意としており殴打より蹴りが強い。

「帝王が人間の安寧のことなんか考えていると思う? あの人はただ簡単に扱えるコマとして人間を飼ってるだけだよ」
「なんで帝王のもとに仕えてるか? ……給料が良くて発展している国で、地位のある人間の傘下に入れば生活は安定する。それだけだよ」
「君が女性になにを期待しているのか知らないけど、私は普通の人ほど可愛げないから止めといたら。平気で人を殺すような人間だよ」
「私は別に魔導師と仲良くしたいとは思わないよ。魔導師は人間より強い。それは変えようのない事実で、いざと言う時に人間は魔導師に勝てず制圧されてしまう。そんな存在と仲良くお手々繋いでニコニコなんてできないでしょ」
「……君、なんでそんなにしつこく絡んでくるの。そんなことしてると君、私にとってどうでもいい存在から鬱陶しい存在になるよ」


ルージー・パンタグラウ・ケーン 男 人間

 茶髪に茶色い瞳。身長は低めで筋肉はそこまで多くなく華奢に見えるが、決して弱いわけではない。
 エルドノア帝王を絶賛し、彼に忠誠を尽くしている。帝王の「魔導師は悪」という発言に同意し、魔導師を敵視している。エルドノアを全肯定し彼についていく。
 いわゆる、エルドノアが考える頭が悪く無能だが利用できる駒の典型。

 今は仕事、というより帝王に仕えることに夢中で恋愛に興味がない。しかしエルドノアが気に入った人物は気になるようで、目で追ったりする。そのうち好きになれば、帝王が捨てたときに拾ってやると上から目線で言ってきたりする。
 剣術はそれなりにできるが、魔法はそこまで強くなく扱いもうまくない。

 前述のとおり魔導師は敵視しており、女性の魔導師に出会うと捕らえて奴隷にする。何をしてもいいと思っており、陵辱し使えなくなったり飽きたりしたらその辺に捨てていく。
 同族に対しては優しく、そこまで酷い態度は取らない。しかしバカゆえに王に良いように洗脳され残虐さを持っている。一度痛い目を見ないとわからないようなタイプ。

「陛下はやはりかっこいいなあ! お前もそう思うだろ!」
「魔導師なんて化け物は討伐して然るべきなんだ! 人間にとって害しかないじゃないか。帝王陛下? 陛下は別だ。当たり前だろ」
「魔道士の女、俺はお前を殺さない。感謝しろ。その代わりに俺の性処理道具になってもらう。お前は養ってもらえてさらには快楽も与えてもらえるんだ。嬉しいだろ?」
「エルドノア帝王がお前をお気に召したようだ。光栄に思え。今からオレクス魔導帝国にお前を連れて行く。誘拐? 連行? 違うね。お前にとっては楽園に招待されるくらい素晴らしいことだ。泣いて感謝しろ」
「なぜ陛下はお前のような女を気に入ったのか不思議だったが……まあ、分からなくもないな。お前、陛下から用済みと仰られたら俺が拾ってやる」



――フレイルヴィル共和国――

サイドラ・ディンバレー 男 人間

 黒髪に水色の瞳。細身で若干非力そうに見えるが、魔法を使わない格闘戦や剣戟などでも普通に有力な戦力となる。人間だが魔法の才を存分に持つ。

 フレイルヴィル共和国の統治者。
 人間でありながら「人間が過去に行った魔女狩りをゼロにしてふんぞり返る存在になりさがるのではなく、過去の負を矛に人間を攻撃するでもない」という姿勢をとっている。
 魔導師からの支持があり、人間からも支持がある。

 ジニスと共に魔女狩りを収束させた人間だが、魔女狩りの収束を長期的・徹底的に行い続けたのはジニスだけだった。サイドラは魔導師から好かれているが、ジニスのように崇拝されているわけではない。

 真面目で頭がよく、気配りができる大人な人。エルドノア帝王を「脳筋王」、「戦バカ」などと揶揄することもある。

 厳しくしなければいけない時には厳しいが、普段から優しくて温和な人。オレクス魔導帝国やジニス教団に頭を悩ませることが多い苦労人。
 しかし、恋愛において引き下がることがない粘り強さを持つ。ライバルがいてその人が卑怯な手を使ってきたり抜け駆けしたり、恋路の譲歩をしない状況にあった場合は優しさがなくなる。

 まずは国内の『ジニス教団』の撲滅を目指しているが、なかなか根絶やすことができていない。サイドラ自身も治安維持の巡回をおこなっている。
 オレクス魔導帝国とは敵対関係にあり、逆に魔導保安官からの支持が厚い。
 ジニスの名前をとって国をジニス共和国にしようとしたが本人から却下された。
 普段の一人称は「僕」、公的な場では「私」、二人称は「君」や「貴方」。俺やお前を使う時は怒りや動揺などを感じたときでなかなか珍しい。

「君には色々と世話になってるからね。たまには長期休暇を取ってみないかい?」
「あのバカ王はなにを言っても無駄だよ。争うことしか考えてない。自分から争いを起こそうとしてくる。ほんとに、厄介極まりない」
「……一応私は君に、私があの子を好いていることは伝えたはずなんだけどね。わざわざ見せつけてくるなんて、君は本当に性格が悪いな……でも、俺がお前に負けることはない」



魔導師アビス 女

 金のショートヘアに緑眼。胸が大きく八重歯がある女の子。
 見た目年齢は18歳程度、普段のはっちゃけ度から見た目と中身のギャップはないが実年齢や人生経験は人間より上。

 アビスは二つ名・愛称であり、本名とフルネームはティリア・ヴァイス。
 フレイヴィル共和国の国民であり、サイドラ大統領が戦力で頼る相手。

 異空間を作る魔法「アビス」を自分で作り、その空間に魔物を大量に生息させている。敵をそのアビスに落とし、この世界から消しさり生きながらに地獄を見せる手法をとることが多い。
 それ以外でも戦えるが、アビスを愛用しているためそれが愛称や二つ名となっている。
 異空間を作る魔法の開発は誰にもなし得ないことだったため、周りの研究家からは評価されている。
 アビスは地面や空中に時空の穴を作り、そこから伸びた鎖が穴のなかへと引きずり込む魔法である。戦闘面ではかなり強い方だが、アビスを使いすぎて単調になりつつある。
 肉弾戦はやや劣るため、ナイフや武器を活用して戦う。

 アホで元気でうるさい、かと思えば冷静に物事を見ていたり、急に冷めた言葉を吐いたりと差がすごい。
 自分なりの主義を持っており、普段はサイドラ大統領にすら礼儀を見せないが忠誠心はかなりある。サイドラやジニスが侮辱されれば私刑と報復を持って相手に罪を認めさせる。侮辱の罪を認めない相手でも、認めるまで追い詰める冷酷さを持つ。

 重度の面食いであり、かっこよければ性格が悪くてもとりあえずはOK、な考え方を持っている。
 敵対しているオレクス魔導帝国のエルドノア帝王の「見た目が」かなりお好みらしく、いつも彼の容姿賛美をしている。エルドノア様、などと愛を叫ぶことから周りから白い目で見られている。
 しかし帝王の顔や見た目が好きなだけで、彼の考えに関しては冷めた見解をしている。
 サイドラは、その辺の彼女の考えや見解が一致しているため敵である帝王を賞賛していても目を瞑っている。
 ドMかと思ったら残虐さを持ち合わせている。おそらく敵への処罰時に関してはサディストになるタイプ。

 魔導師ではあるが人間を好いており、親しくしたいと考えている。しかし、魔女狩りを行った者を許しはしない。
 1000年前の魔女狩りの被害者であり、一度死にかけジニスや仲間に助けてもらった経験を持つ。以前までは魔女狩りの収束隊の一人で国を転々としていたが、現在はサイドラの手伝いのために活動を一時的に辞めてフレイヴィル共和国にいる。

「あー、エルドノア帝王かっこいい。帝王に求婚されたいよね。玉の輿だよ玉の輿」
「わかってないねー。エルドノア帝王のあの首筋! 鎖骨! 色気すごくで顔もかっこいい最高じゃん……ま、考えてることはお子ちゃまだけど」
「絶対的な存在に躾されるの憧れるよねー。エルドノア王に首締められながら嬲られちゃうの。骨の髄まで調教されちゃったりしてねー。やられたいねー」
「ハッ、人間だからといってサイドラ大統領とジニス様をバカにするような脳なしにはブタと食を共にするのが丁度いいんじゃない? ほら、地に頭擦り付けて泣いて侘びなさいよ。私の靴を舐めるなんてキモイことでご機嫌取れると思った?」
「私は人間が好きだよ。魔女狩りをした奴らは許さないけど。それでも同じ種だからと誰彼構わず即殺するバカとは違うわ」
「アビスに落ちた者は二度とこちらには戻って来れない。例え私が死んでも、扉が開くことはない。貴方たちは、二度と日を見ることはないよ」

Re: 〈指名制〉魔導の墜落と賛歌〈準備中〉 ( No.3 )
日時: 2022/06/07 21:54
名前: 暁 ◆veyMdjA2J6 (ID: oQuwGcj3)

<キャラクター @>

ジニス 女 人間

 銀髪を腰まで伸ばしており、毛先が水色になっている。瞳の色は水色。
 1000年前に魔導師たちを「魔女狩り」から救い、現在のように魔導師を世の中に溶け込ませるまでに導いた人。
 魔女狩りの収束を長期的・徹底的に行い続けた心血を注いだのはジニスだけだったからか、ジニス教団の魔導師や、すべての魔導師から信頼を置かれている唯一の人間となっている。

 ジニス教団の教祖に勝手にされてしまい、名前を使われている。教団は人間狩りをしており、それはジニスの望むところではない。自分の名前を使われているなら自分で収めなければと思っているらしい。
 反対に人間の中には魔導師を助ける裏切り者と思って敵とみなしている者もいる。

 1000年前に魔導師たちを守る中での相棒となった魔導師から延命の薬を勝手に飲まされてしまい、人間ではあるが1000年以上も生き長らえている。その相棒もジニスが助けたうちの一人であり、最初の方で唯一人間のジニスを信じ手を貸してくれた魔導師である。
 ジニスは今でも魔導師たちが生きやすくするために奮起しているが、オレクス魔導帝国ではアウェイの状況になることもしばしば。

 人間の中では一番に魔法の使い方がうまい。人間で一番魔力が多いわけではないが、魔力を枯渇することなく戦闘を終わらせられる人。
 自分で新しい魔法を開発したりもしており、魔導師との打ち合いにも何度か勝っている。さすがに強い魔導師には勝てない。ただ魔導師はジニス教団以外も皆ジニスに敵対せず傷つけようとしないし本気で戦おうとしない。

 彼女が教団に乗り込んで来たときは毎回のごとく、傷つけず媚薬と洗脳魔法でもてなし、輪 姦や機械姦や触手やらで快楽に落として愉しませるだけ愉しませて返している。
 教団では人間は拷問をしたり乱暴に陵辱し中出ししてもそのまま放置するが、ジニスは荒くも楽しめる程度の荒さで中出しされても魔法で妊娠しないよう敵魔道士ちがフォローしたりする。ジニス本人はむしろ攻撃してくれた方がやりやすいのに、快楽系は特別弱く負け続けている。

 ジニスを裏切り者としている人間が彼女を襲ったり殺しにくることがあるが、そういった場合はジニス自身強いため制圧できる。殺しはしないのだが、影でジニスに見られないように魔導師達が襲った人間は始末しているとか。
 一人称は「僕」

「ジニス教団なんて名前がついてるんだ。そんなに皆僕が好きなんだなー。アハハ、冗談だって」
「僕は『魔女狩りの復讐をしろ』なんて言った覚えはないんだけどな……てかそもそも僕は人間だし。曲解というか勝手な利用というか、狂信というか……僕は魔導師を1人でも助けて居場所を何とか作ろうとしただけだよ。助けられなかった子もいたし。祭り上げられるようなことはしてない」
「今度こそ教団の媚薬と洗脳魔法には負けないからな! おい!なんでいつも僕を快楽に落とすだけ落として返すんだよ! 敵対するんだったらちゃんと攻撃しろよ!」
「延命薬を飲まされたのは想定外だったけど、僕は相棒がいなかったら今頃生きてない。生きてなきゃ、魔導師による人間狩りも目にできてなかっただろうな」


ジル・ハーセル 男 人間

 銀髪碧眼の見た目は好青年。筋肉があり身長も高く、頼り甲斐のあるお兄さんみたいだが、中身は少々子供っぽく荒めでがさつ。

 独り身が好きな人で自由に行動を起こしたがる。誰かに縛られることを嫌がるが、自分が興味を持った者には積極的に絡みに行く。
 人の行動を予測したり先回りするのが得意で、好かれてしまうとストーカーかとツッコみたくなるくらい先回りされ待たれることも。なので恋敵が現れてもその人より先に想い人を確保することができる。彼の恋敵になったら少々邪魔されることが多く難しい恋になると思われる。
 好きな相手の近くに他の男がいるのをあまりよく思わない。また、対抗心も強く恋敵に舌打ちしたりメンチを切ったり、相手より勝った状況の場合は鼻で笑って煽ったりする。

 頭が良く戦闘に長けており、魔法の力も申し分ない。魔導師は自ら魔力を生成できるため人間では勝てないとされているが、ジルは魔導師には負けないと豪語している。
 魔導師に負けない、という自信を持っているというのもあるがジルは魔導師に対して恐怖や憎悪など負の感情を持っていない。むしろ魔導師が残酷だと叫ぶ人間を嫌っている。
 人間も魔女狩りで残酷なことをしていて、どんな種族だろうと悪人はいるという見解。

「魔導師が人間より強いなんて誰を相手にするかによるだろ。俺は魔導師には負けないね」
「よお、お前ここにいるだろうと思って来た。どうせ一人だろ? 一緒に飯食おうぜ」
「悪いな、俺が先客なんだわ。野郎は興味ねーからどっか行ってくんね?」
「魔導師が力のある種族だからなんだよ。人間だってバカみてぇに魔女狩りなんてむごいことしてんじゃねぇか」
「俺が女を落とせないわけないだろ。お前にアイツは奪えねえよ」


エフティ・サイレス 女 人間

 藍色の髪を腰まで伸ばしている。瞳の色は髪よりも鮮やかな青色。スタイルがよく美人だが目付きと普段の雰囲気が冷たく感じさせるため近寄りがたい。

 魔導保安官の一人であり、勉学においても戦闘においても優秀で魔法の才もある。

 冷静で真面目、仕事や業務に関しては優秀な人材で、なんでも早く淡々とこなしていく。
魔法戦が強く即戦力になり暗殺の腕もたつが、ハニートラップは苦手な分野。恋愛ごとが苦手で、相手が自分に心を揺らがす瞬間が分からない。それゆえに自分が惚れられても全く気づいたりしない。
 男性に近づかれても「この人はなぜこんなに私に関わってくるのだろう」と疑問に思うくらいである。

 兄のディース・サイレスが、『ジニス教団』にスパイで潜入している。兄がジニス教団のスパイであることを知らず、裏切ったと勘違いしており、妹の自分が彼を倒さねばと思っているらしい。

 魔導師に対しては仲良くしたいと思っており、争いは望んでいない。そのためオレクス魔導帝国とエルドノア帝王、ジニス教団を敵視している。

「一般人を守るのが私の仕事です。貴方のような蚊を潰すのも私の仕事なんですよ。お分かりです?」
「だから私はハニートラップなんて無理だと言ったのに……」
「男の人の気持ちなんてわかりません。そんな、太ももの出た服を着ただけで興奮するものなのですか? ……貴方も?」
「貴方が私を好きなのは聞きましたが……私と同じ時間を過ごしたり、デートをしたりしたいですか? もし私の家に来たいなら……案内しますけど」


ディース・サイレス 男 人間

 藍色の髪に彩度の高い緑色の目。見た目は爽やか好青年で優しそう。普段からニコニコとしているため近づきやすい人物である。

 『ジニス教団』に潜入しているスパイの魔導保安官。妹のエフティにはスパイとして潜入していることを黙っている。

 妹とは正反対で、表ではニコニコして取り繕っているが、中身は女性を嬲る願望のあるサイコパスである。保安官であるが故に普段は女性を手荒くもてなすことができないため、その反動で内に極端なサディストができあがったのだと思われる。
 サイコパスではあるが、自制の効く理性的サイコパス。相手によって顔を使い分けていると言っていい。
 自身を守るのは自己責任、としており自分に近づく女性には一応忠告をしている。

 なお、恋愛対象となるのは他者の男が好いている女性のみである。
 自分の獲物が他の男に奪われ、その男の苦しむ顔みてスッキリしてから女を取り戻す。その報復と愉悦を好んでいる。
 ただし楽しめるのは自分の殺せる範囲の相手のみである。自分より強い相手が意中の女性を取った場合、相手の周りの人間に手を出し始める。
 彼の惚れた女性にもよるが、恋慕が本気であれば執念深くなりどんなことでもする。

 魔法に関しては妹より強く、兄妹揃って優秀だと言われている。ただし人間の範疇のみであり、魔導師を多数相手にするのは厳しい。

「大丈夫かい? 教団の奴らは追っ払ったから安心しな……お腹減ってるの? ハハッ、なんか奢ってあげるよ」
「君はあまりにも世界を知らなさすぎるな……良いかい? 俺のような一見、爽やかで優しそうなやつを簡単に信じちゃいけないよ。君が君自身を守るのは、自己責任だからね?」
「あー……ごめんねェ。俺は他人が好いてる女にしか興味わかない頭おかしいヤツなんだわ」
「例えばさァ……俺の獲物が他の男に奪われたとするじゃん? そしたらねェ……その男の腹かっ捌いて血みどろにして苦しむ顔みてスッキリしてから、女を取り戻せるでしょ。勝ち誇った顔の男に重い拳食らわせて……殺してやんだよ。気持ちいいんだよねェ、アレ」
「俺がどれだけ頭イってるか君は分かんないだろうねェ。立場上、変なことは大きな声で言えないけど、オレは業務関係なく民間人を誘拐して教団の供物にしてみたいと思ってたりするんだよ。だってオレ保安官だしさ。保安官の顔してるときは女に手出せないじゃん? でも教団の団員の1人ならできるんだよねェ。女はみんな泣かせてみたいよね。妹をレイプしてみたいと思うほどだし。だから……近づかないほうが吉だよ。お嬢さん」
「……俺ねえ。好きな相手が他の男のものになった後にその虫を潰せないとなると、ちょっと無理なんだわ。お前さぁ、強いよな……邪魔だから自害しろや。あの子から離れないなら、お前の家族全部壊してあげるよ。妹いるんだよねぇ? 美味しそうだよねー、あの年頃の子。しかも明日誕生日だって。誕生日に両親殺されたらどんな顔するかなぁ。妹ちゃん魔導師だったよねー。あの子が人間を殺したように仕立て上げたら、学校中の注目の的になっちゃうねェ。お兄ちゃん?」

Re: 〈指名制〉魔導の墜落と賛歌〈準備中〉 ( No.4 )
日時: 2022/06/08 00:17
名前: 暁 ◆veyMdjA2J6 (ID: 6SeEpuIV)


〈 キャラクターA 〉

リューズ・アンミラル 男 人間

 灰色の髪に赤い瞳。平凡な顔立ちで優しそうな男性。シルバーのネックレスをつけており、外に出るときはフードで顔を隠していることが多い。

 話してみればちょっとチャラそうなお兄さん。フレンドリーですぐに仲良くしてくれるが、あまり近づいてはいけないタイプの人。
 人間や魔導師の種族差別を持たず、どちらも同じ生命体としている。しかし、全てが同じ生命体なら皆、傷つけたり悲痛な目に遭わせれば面白い反応をすると考えている。人間も魔導師も関係なく襲って弄ぶ。
 そのせいか魔導保安機関からもジニス教団からも狙われている。普段はバレないように顔をフードで隠している。
 人が感情に揺れる姿を見るのを好み、非道な行為をしたあと相手を煽って逆上させたりして遊ぶ。

 魔法の才は普通にあるが、1度痛覚を無効化させて徹底的に攻撃したあと、無効化を解除して一気に痛みに襲わせるなど魔法の使い方がむごい。

 誰かを手に入れたいとは思わない人だが、異性を好きになるとその邪魔をする壁を全て消し去り自分のものにする。

「しー。オレ見つかったらヤバいんだ。ちょっとだけ匿って」
「人間だとか魔導師だとか、馬鹿みたいだよね。全部同じ生物体なんだからさァ、傷つけたり家族殺したり陥れたら皆おもしろい顔すンだよねェ。歯噛みしめて悔しそうだったり、泣いて嘆いたり、眉間にしわ寄せて怒り叫んだりさァ。おもしろすぎる」
「彼女が魔物のエサになったのはさー、お前が守れなかったのが悪いんじゃン。オレのせいにしないでよね。目の前で彼女が魔物に陵辱されてるときのお前の顔、今思い出しても笑えるーっ」
「誰かをオレの物にしたいと思ったのは初めてだよ。君の全てを手に入れてあげる。代わりに邪魔をする奴らは全部殺すけど」


ニール・モルテバラン 女

 ミントグリーンのショートヘア、赤い瞳。
 魔導師だが、それを隠して人間を装っている。見た目年齢は19歳ほど、身長が高く胸が大きい。

 少し暴力的で態度が荒い、それ故の頼り甲斐や強い背中が見れたりする。しかし、内面はかなり弱い。内面の弱さをなんとか取り繕って周りに見られないようにしている。

 魔導保安官の一人であり、魔法の分野よりも非魔法戦がかなり強い人。そのため魔導保安機関で、魔導保安官の戦闘指導員を任されている。
 たとえどんな状況でも殴る時は相手が気絶するまで殴る・蹴る時は骨を粉々に折るまで蹴り込む・刺すときは内臓を必ず壊すなど、相手に立ち上がらせる隙を与えないちょっと過激的な戦闘スタイルを取る。
 怠けている魔導保安官を見つけると容赦なく蹴ったり殴ったりしてくる。

 かつてはジニスと共に魔女狩りを収束させる一員であり、中でもかなりの活躍をした人物。
 しかし人間の親友が人間狩りの被害にあって守りきれなかった。その場にいた親友の親は子供を置いていち早く逃げていき後から、二ールが自分たちの子供をちゃんと守らなかったと責め立てた。
 それが周囲に広まり魔導師がわざと見殺しにしたなどと噂が流れ、人間からも魔導師からも批判され一時期、処刑されそうになっていた。その当時は誰にも見つからないように廃墟に隠れ潜んでいた。
 月日を経て彼女の知り合いにより噂は払拭されたが、親友の件から同族からも責められ四面楚歌になったことがトラウマになっている。今は偽名を使い、魔法で顔を変えて魔導師であることを隠している。
 もともとの容姿は緑髪を胸まで伸ばしており目は青色。今よりもう少し大人っぽい顔つきをしていた。

 過去のことがきっかけで強くなることを決意し、魔法分野だけでなく非魔法戦でも鍛錬を重ねて戦闘指導員になるまで成長した。しかしまだ鍛錬は続けている。辞めてしまえば、また昔のように大事なものを亡くしてしまうと怯えているためである。

 普段のちょっと暴力的な態度や強気な姿勢は過去を隠すための去勢である。過去を知られて突かれると途端に弱くなってしまう。乗り越えられない壁となっている。
 弱い魔導保安官には「そんなんじゃ大事な人を守れない」と言うが、それは自分に向けて言っているのもある。
 本名はニアタ・モルトローラム。
 人間とも仲良くしたいと考えており、魔導師も人間も共存できる世界を望んでいる。エルドノア帝王やジニス教団には憎悪を抱いている。

 人を好きになる気持ちには抗えないが、大切な存在を作ってしまったらそれを失う怖さに怯えており、恋愛はしないと決めている。守りきれる自信がなく、責められることを想像してしまい、対人関係を深めることから逃げている。

「初めまして。君みたいなやる気のある魔導保安官がいて嬉しいよ……すぐにバテるだろうけどな」
「アンタさァ、そんなに弱いと大事なもの一つ守れないよ」
「私は、弱いんだ。だからまだ強くならなきゃいけないし、強くなることを辞めちゃダメなんだよ。私には誰も守れないから、だから足掻くしかないんだ」
「もう、これ以上近寄ってくんなよ……アンタを、アンタを守れなかったときに傷つくのがヤなんだよ! 分かるだろ! 怖いんだよ! だから関わってくんな!」





魔導師フレン 女

 薄黄色のボブヘア、水色の瞳。綺麗系のお姉さんで見た目年齢は25歳ほど。細身で華奢だが、か弱くはない、

 フルネームは、フレン・マクローザー。

 真面目で堅物な仕事人間で、上司などにはかなり忠実。しかし「人間と魔導師の共存を目指す中で、たとえ敵でも傷ついて死にそうならば助ける」という自分の意思を持っている。そのため敵は生捕りにする方針をとっており、そこの面だけは上と対立することになる。
 優しくお人好しで、誰かが困っていたり苦しそうにしていると放っておけない。

 ジニス教団と敵対する、人間側から見れば善性魔導師で魔導保安官の1人。人間を恨む魔導師の気持ちは分かるものの、ならば自分たち魔導師が「人間狩り」を止めなければならないと思っている。
 現在はフレンによって多くの魔女狩りや人間狩りが抑えられている。ジニスが人間の立場で平和のために躍進しているのに対し、フレンは魔導師の立場からその役割を担っている。

 恋愛に関して少し経験はあるうえ、他人から好かれていることにすぐに気づく鋭さを持っている。そのため冷静にあしらえるが、いきなりグイッとこられたりアピールされると動揺する。

「ジニス教団の魔導師が人間を恨むのも分かるよ。だからこそ、私たちみたいな魔導師が止めないといけないの」
「貴方がジニス教団員の団員だからって、傷だらけのまま放置するわけにはいかないよ。今から治療する。治したら私はすぐに消えるから気にしないで」
「善性だとか悪性だとか、人間が勝手に決めたことだよ。でもだからって、無関係な人間を傷つけるのは許さないし、無関係な魔導師を傷つけるのも許さない」
「……貴方、それって私のこと好きってことじゃない? 認めるも認めないも貴方の自由だけど。貴方がジニスの団員として活動するなら敵であることに変わらないわ」
「ひゃっ!? ちょ、ちょっと、近い……」

Re: 〈指名制〉魔導の墜落と賛歌〈準備中〉 ( No.5 )
日時: 2022/06/08 00:39
名前: 暁 ◆veyMdjA2J6 (ID: 6SeEpuIV)


〈 ジニス教団 〉
 それぞれの国や地区で分割して組織されており、各支部に一人リーダーの魔導師がいる。
 リーダーの魔導師は他の支部に不干渉であり、仲間同士の争いは避けるように指示が出されている。



魔導師ハイン 男

 少し長めの白髪に茶色い瞳。黒縁メガネをかけており見た目年齢は30歳程度。地味めなおじさん系。
 フルネームは不明。

 魔導師の中でトップに近い強さを持つ男。ジニス教団で唯一、支部周辺を支配して統治下に置き、「ハイン統治区」という名前に塗り替えた人物。支部の名前もハイン支部となっており、リーダーも彼である。

 枯れた感じの気だるさを持っており、雰囲気がなんか疲れているように見える。疲れているわけではないが単純に、生活に娯楽や楽しみをつくっていないのだろう。

 1000年前、魔女狩りに紛れて魔導師エルドノアに人間の友人を殺された過去を持つ。その殺害行為は、帝王が人間の「魔導師への恐怖と憎悪」を沸き立たせるためのものだった。エルドノアは過去にそういった同族に恨まれるようなことを数回してきている。
 ハインは人間を恨むよりはエルドノアを恨んでおり、人間に関してはあまり厳しい目を見せていない。過去に殺された人間の友人はとても仲が良く、その人のおかげで人間寄りの考えを保てているのだと思われる。
 それでもジニス教団に入っているのは、悪役に身を溶かすことでエルドノア帝王暗殺を円滑に進めるためらしい。

 ハイン統治区になった地区は支配下に置いているとはいえ人間に手を出していず、部下にも手を出させないように厳重に監視している。
 というよりハイン支部にいる魔導師は全員、やたらと人間と魔導師の対立を煽るエルドノアに対して不満を抱いている。人間とは共存の道を歩みたいと考える者たちのみで構成された珍しい支部である。
 ハインが支配下においたのも、そこの人間たちを庇護下に置き人間にとって安全な場所を確立するためである。
 人間からすれば善性魔導師だが、ジニス教団に所属しているためハイン地区外の人間は先入観から敵と思っている者が多い。ハイン地区内の人間は彼の考えを知り理解している。
 人間も部下の魔導師も、統治者であるハインの考えに賛同しエルドノア王を引きずりおろす手助けをしている。

 普通に誰かを好きになることはある。ただ自分のことをおっさんと言っており、寄ってくる女の子には自分より若くてイケメンの子の所へ行けと言う。
 別に好きな相手への執着がないわけではない。実際、相手が自分を選んだ場合はその人の身の安全をいちばんにかんがえるやさしさをもつ。

「良くないね。君の考えはあまりにも人間憎悪に寄りすぎてる。そんなんじゃエルドノア帝王に利用されるだけだよ……僕ね、あの王を始末したいんだよ」
「ここの人間は、ここのジニス教団員に優しくしているよ。ここの魔導師も、人間たちに優しく接している。若干、一つの国ができあがってしまってるのが不安要素だね。あまり大きくなりすぎると守りきれない可能性が高まる」
「君は可愛いんだから、俺みたいな地味な男じゃなくてもっと顔立ち整った人のとこ行きなよ」
「……不思議なことに、彼女は俺が良いみたいだね。おっさんより君の方がいい気がするんだけどなぁ……さて、君はどうする? 俺から奪うために彼女を無理やり手繰り寄せるかい? もしそのつもりなら、手を切り落とすけど」



魔導師ロニア 女

 黒に近い赤髪を肩下まで伸ばしている。瞳の色も髪と同じ。見た目年齢は20歳前後、身長が高く美麗さを持つ。

 ファグナー地区という場所のジニス教団に所属しており、ファグナー支部でのリーダーを務めている。ファグナー地区はわりと治安がいい場所なので、工作が甘いと人間を誘拐した場合はすぐに足がついてしまう。
 ロニアは第一に魔導保安官に嗅ぎつけられないことなど、工作を優先するよう部下を教育している。

 普段から冷静で口調が丁寧なため、最初は優しそうでまともな人に思われる。しかし、普段は少し優しくてもミスをした相手や人間に対しては全然優しくない。
 ミスした人は慈悲も与えず、同情もせずすぐに切り捨てる。

 フルネームは、ロニア・プラウム。

 1000年前の魔女狩りで一度人間に殺されている。ジニスがまだ開発途中だった蘇生魔法を使ったところ、たまたま成功したことで助けられた。
 蘇生後ロニアは人間を信じられず、ジニスを陰から様子見していた。魔女狩り収束へ心血注ぐ彼女の行動や考えを考慮し、ジニスついて行くことを決意していた。しかし蘇生魔法の代償にジニスの中で、ロニアの存在と記憶が消えてしまい忘れられてしまっていた。
 もともと死んだのは人間のせいで、ロニアはジニス以外の人間が幸せに生きることは認めたくなかった。その気持ちとジニスの二種族共存の方針で悩み、ジニスのためにもあまり関わらない方がいいと考えて今は彼女と距離を取っている。
 教団の中で唯一、ジニスの名前を団に入れないよう声を上げた人物。

 魔導師のなかで魔力量が上の方ではあるがそこまで強くはない。ただ判断力や冷淡さを持ち合わせており、冷徹の魔女などと揶揄されている。
 
 恋愛はあまりしないのだが、一応理想の相手というのは持っている。仕事の能力で見ており、「効率良く完璧に仕事をこなせる有能な男性」かどうか決まる。トキメキで動くことは少ないと思われる。

「教団でミスをした団員が増えてきていると……うーん、ジニス教団はとても心地がいいので解散せずこのままにしません? 中身だけ変えればいいでしょう。無能な者(あし)を切り落として供物だけ回収しましょう」
「彼らはきっと1000年前の魔女狩りを覚えていないでしょう。別にそれならそのままでいいわ。だって私がされた屈辱を関係のない女が受けて、堕ちていくのを見るの、楽しいから」
「私はジニス様に感謝しています。しかし、それ以外の人間は生きていないものと思っています。だって……蘇生してもらったとはいえ私が死んだのも、人間のせいなのだから。人間は、彼女だけで十分です。それ以外の人間が幸せに生きることは認めない」
「残念。魔導師を倒したいなら魔導師を呼ぶしかないですね」
「ジニス教団の司教だからといってエミルと一緒にしないでくださいよ。私は彼女とは違います」
「私と付き合いたいなら人間を連れてこれるだけ連れてきてください。ただし、魔導保安官や国にバレたら尻尾は切りますから。バレずに多く連れてこられたら交際も考えますよ」


魔導師イオン 男

 緑の髪に金色の瞳。身長は低めで見た目は中学生程度だが、可愛いと思って舐めていると、腹黒で残虐非道なため痛い目を見る。少年っぽい高めの声。

 フルネームはイオン・ジーニスマリアル。
 1000年前の魔女狩りで孤児となり奴隷になっていたところをジニスに助けられ、以降は魔女狩りの収束の手伝いをしていた。奴隷時代の主人に名前を忘れる魔法をかけられ、本名を失った。今の名前はジニスに助けられたときに彼女からつけてもらったもの。

 ジニス教団の大きな組織を操るトップに立ちたがっている。そのために魔導師や人間たちを利用し、手伝わせている。
 リューズ・アンミラルに恋人を殺されており、彼を憎み復讐しようとしている。ジニス教壇のトップに立とうとしているのも、リューズを徹底的に追い詰め苦しめるためのものである。

 リューズ以外の人間に対しては何の関心も抱いていないが、恩を売った相手には自分のやりたいことを手伝わせることを強いる。
 異性に興味を持つと無理に自分のもとに来させることはなく、促しながら少しずつ距離を縮めていく。わりと穏やかなタイプ。
 ただし、恋敵がいるとなると話は別。恋敵がいるとわかった瞬間に問答無用で消しに来る。想い人がそれを嫌がる場合は、その子が見ていない場所で暗殺する。

「僕は君にチャンスを与えたよ。助けてあげたんだから、今は媚び売りの機会だよ。黙って僕に利用されるなら、生かしてあげる」
「君に一つ教えてあげる。僕は魔導師がどうなろうと、人間がどうなろうとなんでもいいんだ。僕はジニス教団のトップに立てればそれでいい」
「復讐に必要なのは手足になる人員だけで恋人とか要らないんだけど、君のことは少し気になるな……少し僕と共に過ごさないかい?」
「……悪いけど、僕は恋敵なんて求めてないんだ。君には何も悪いことはされてないけど、邪魔だから消えてもらうよ」

 

魔導師エミル 女

 ピンクのショートヘアに緑眼。可愛らしい見た目をしているがクズで残虐。見た目年齢は17歳ほど、若々しいが魔導師であるため何百年以上も生きている。

 フルネームは、エミル・アルキネラ。

 見た目だけだと、元気で明るく可愛い女の子。しかし人間や手を出してもいい相手には、その笑顔で平気で残酷なことを行う。
 機嫌を損ねると物に当たったり拗ねたりする子供っぽい人。

 1000年前の魔女狩りで親と、片思いしていた人を人間に殺されている。それがきっかけで非道なことに手を出すようになり、今では人を殺すことも傷つけることも楽しんでいる。
 魔導師の中でも格段に魔力量が多く、災厄の魔女と揶揄されている。
 魔導師でもジニス団の団員でも、ヘマをやらかして罰を与えるときにはテンションが上がって嬉々として懲罰係の立候補をする。

 異性の相手に対しては有意な立場を取りたがる。独占したがるため、首輪をつけさせようとすることも。嫌がられればシルバーのブレスレットやリングで妥協するまともさは一応ある。
 普段から頭のおかしい言動行動をしており、他者に弱い部分を見せていない。そのため好きな相手に感じている姿などを見られたりすると羞恥心で赤面する。だからか相手優位で快楽に落とされるのを避けている。

「コレは使えるコマだね。壊すにはもったいないんじゃないかな」
「お兄さんっ、ちょっとお目目抉らせてもらっていいー?」
「こんにちは、お嬢ちゃん。上質な毒の魔素をお持ちしましたよー。ほら、こぼさず飲みきるんだよ?」
「ムカつくなぁ。ムカつくなぁ。ムカつくなぁ。なんで人間は弱いくせにあんなに群がって邪魔をしてくるのかなー」
「豚はちゃんと飼育小屋に入れとかなきゃ。逃がしちゃったのは誰かなァー? んー? 隠しててもすぐ分かっちゃうんだよ、そこの女性団員かー。仕方ないから、魔物の2日分供物コースで許してあげるよ」
「私の言うこと聞けないの? 襲ってあげようって言うんだから、じっとしててよねー」

Re: 〈指名制〉魔導の墜落と賛歌〈準備中〉 ( No.6 )
日時: 2022/06/08 00:47
名前: 暁 ◆veyMdjA2J6 (ID: Ze3yk/Ei)


[キャラクター用紙]

<名前>
<種族>(人間or魔導師)
<性別>
<年齢>(魔導師の場合は見た目年齢と実年齢2つ記載してください。)
<性格>
<容姿>
<所属>(一般人or魔導保安官orジニス教団団員)

<その他、備考>
(魔法の才について、どの国に住んでいるか、普段どんなことをしているか、過去、人間と魔導師についての見解)

サンプルボイス(3つ)
「」
「」
「」

<指名キャラの名前>
<指名キャラの年齢>
(魔導師の場合は実年齢をお客様のキャラクターを基準に、同年齢にしたり年下にしたりなどでOKです。2桁の前半などあまり若すぎると子供ということになるので注意)

<貴方のキャラとの関係>

<ライバル>
<ライバルの年齢>
<関係性>


<出だし分>

Page:1



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