大人なりきり掲示板

【指名制】護衛は なびかない 【準備中】
日時: 2023/06/20 06:58
名前: 湯呑 ◆tMi69RmuIs (ID: v5g8uTVS)


 11jv0b年――機械の発展が進み、人型機械アンドロイドは心臓を除き、皮膚や脳や胃など体内構造がほぼ人間と同じものとなった。

 そして彼らは、「感情」や「意思思考」、「五感」を得る進化を果たした。

 心臓と魂を持たないが、ほとんどが人間と同じ

 壊れることはあるが部品があればすぐに修理ができる、人間の上位互換的存在となっていた。

 アンドロイドと人間の間で長い戦争が繰り広げられた。

 アンドロイドと人間が手を組んだ連合により、戦争は終息を迎える。

 そして現在の21r5v6q年、機械と人間は共存していた。

 機械も人間も、【治安維持統制機関】という組織に管理されているが

 最近になって、人の脳内に侵入する「ブレインダイブ」の事件が頻発していた。

「人の脳に侵入して、記憶や思考を書き換えるブレインダイブ……怖いねー」
「そいつの技術によっては洗脳もできるらしいぞ」
「洗脳ねェ……」

 男女は学校帰りに歩きながらそんなことを話していた。

「ま、君が洗脳されたら私が解いてあげるよ。そのための護衛だしね」

 女は男の護衛である。

 そして

「ならお前が洗脳されてエロいことされてたら放置するわ」
「何でだよ!?助けろよ!アンタ私の護衛だろー!」

 男も女の護衛である。

 ブレインダイブが頻発し始め、機関は全ての人間に二人一組で互いの護衛をすることを義務付けた。

 それは互いの身を守るためであり、

「ま。護衛って言ったってただの……監視役だけどね」

 相手が犯罪を犯さないようにするための、相互監視である。

「安心しなよ。私は洗脳されても絶対に君を傷つけるようなことはしない」
「分からんぞ。ブレインダイブで奥底まで潜られて根本から変えられたら、お前自身も気づきようがないし、書き換えられた思考は変えられない」
「そうでもないかもしれないよ」

「私は君以外には、なびかない」

 護衛は なびかない

「だって私は」

 なぜなら

「ーー君を気に入ってるからね」

 狂おしいほど彼に魅入られているから。


――


 こんにちは、クリックありがとうございます。

 久しぶりに来たけど息抜きに作ろうかなと。

 今回は若干SFっぽい。

 人と変わらぬ身体構造かつ精神構造を持つ機械と人間のお話です。

 よければご参加くださいね。




〈 目次 〉

>>1 説明、世界観、注意事項
>>2 男性キャラ
>>3 女性キャラ
>>4 参加用紙

Page:1



Re: 【指名制】護衛は なびかない 【準備中】 ( No.1 )
日時: 2023/06/20 22:57
名前: 湯呑 ◆tMi69RmuIs (ID: nsrMA1ZX)

■人型機械アンドロイド

 機械の発展が進み、ある時を境に機械は人間と同じように「感情」「意識思考」「五感」を持つようになった。

 見た目は人間と同じ、身体構造も、精神構造もほとんど人間と変わらない。

 食事もするし睡眠も取る。人間と同じように三大欲求もあり、他人に嫌悪感を抱いたり他者に恋したりもする。

 違うのは魂がないことと、心臓が人間と同じものではないこと。

 そして記憶をデータとして残しているため、壊れても修理すれば同じ人格、同じ記憶を持つ存在を修復できる。

 言わば、死ぬことがない意思を持つ物体。

 現在の型番は「C#58」と「D#53」のみ。

 本当に極々まれに、廃番となった「A#000」が紛れ込んでいる。

 生殖機能もあり、男性型と女性型で構造が違う。生殖器とその機能は、それぞれの性別の人間と同じ。

 子供を生むこともできるが、機関が加えた法律により機械種が子供を生むことは禁止とされている。

 生殖活動をせずとも、機械種の子供は「神域」で新たに生み出される。

 機械種と機械種が生殖活動をして生まれるのは同じ型番の機械種、もしくはどちらか遺伝子の強く流れた方の型番の機械種である。

 機械種と人間の間に生まれる子は、どちらか一方の遺伝子が強く受け継がれた方の種族になる。


 記憶は、データとして体内の記録媒体に保存される。

 通常の機械種は、心臓が記録媒体である。
 スペアとして眼球の二つ分が、第二の記録媒体。

 心臓を貫かれ破壊されると記録が飛ぶことはあるが、眼が生き残っていればデータは見ることができる。

 しかし主要な記録媒体とスペアは周知されていてすぐに破壊されてしまう恐れがあるため、中には自分の体を改造して記録媒体の場所を変えている者もいる。

 また、さらに警戒心の強いアンドロイドはパソコンなどと自身の記録媒体を同期させて常に記録データのバックアップを取っていたりする。

 修理すれば記憶を残したまま修復できる機械種にとって、記憶と記録は重要なコアといっても過言ではない。

 記憶媒体がスペアもバックアップも破壊された場合、同じ人格の同じ機械種として蘇ることはできない。
 部品があれば物理的に修復は可能だが、記憶や人格などが引き継がれないため別人として生まれ変わる。
 
 こめかみを押せば目の前の空中に、その時に起こった光景を一人称視点で映し出すことができる。
 いうなれば目で見える者を常に録画している状態。


〈 C#58 〉

 人間と同じように感情や思考を持ち、痛みなども感じる機械種。

 現在、最も主流な型番。

 他人の脳内に侵入し、その者の記憶の書き換えたり思考を塗り替える「ブレインダイブ」はできる。

 しかしD#53のように他者の精神を操る洗脳はできない。
 

〈 D#53 〉

 C#58の新型機だが、まだ世に出回っていないはずのもの。
 治安維持統制機関によって、「神域」で隔離されているはずの存在。

 他人の脳内に侵入し、その者の記憶を書き換えたり思考を塗り替える「ブレインダイブ」が可能。

 また機体の性能によっては、その者を洗脳し、どこからでも自分の都合のいいように操ることができる。

 もともと機関はこの「他者を洗脳できる機体」を完成させたかったのである。

 神域と呼ばれる、機関の研究施設で何年もの間この実験を繰り返し、実験体は隔離している。

 だが完成して生み出された「洗脳能力を持つD#53」は恐らく、機関の神域管理者を洗脳し、研究施設から逃げ出して自分の存在を偽って過ごしている。

 そのため洗脳能力を持つD#53がごく稀に街に潜むような事になってしまった。


〈 A#000 〉

 かつて数機だけ作られた機体。
 「始まりの機械」とも呼ばれている。

 ブレインダイブが効かない機械種。
 A#000の脳に侵入しようとした瞬間、ブレインダイブしようとしてきた者の脳に激痛を与える。
 他者の侵入を妨害し、A#000が「脳を潰したい」と願ってしまえばブレインダイブしてきた者の脳を焼き壊すこともできる。

 また、自らを改造した機体はブレインダイブができる者もごく稀にいる。

 そのため危険な型とみなされて今では廃番となっている。世に広まる前に生産停止となったため、現在は数機しかいない。

 A#000だと分かった場合、スクラップにされるので皆が自分の素性を隠している。
 自分のことをC#58やD#53だと偽ることが多い。

 C#58やD#53などの後続機と比べて、感情の面では劣っているところがある。
 A#000は他者への関心が低い分、一度強く関心を持った者への依存性が高くなる欠点がある。
 一度他者を愛するとその人物に固執してしまう。その人物を害そうとする者を「何が何でも排除したい」という欲が生まれる。
 A#000の個体によってその排除欲をうまくコントロールできる者もいれば、誰彼構わず殺そうとする者もいる。

 かつてA#000型の一機が愛する者のために自分たち以外の全てを破壊しようとして、軍の大勢に集中攻撃されて木っ端微塵にされたことがある。
 このことから機械種の過剰な愛は、むごい結末しか迎えないと言われている。

 

■治安維持統制機関

 A#000など危険な機械種を取り締まり、
 機械種に暴力を振るう人間種を取り締まる。

 二つの役割を担う組織。

 ブレインダイブが多発していることもあり、全ての機械と人間に、二人一組で護衛をつけることを義務化した。
 実質それは相互護衛ではなく相互監視であり、機関の仕事を減らす目的もある。

 機関の構成員は大人だけでなく、学生でも学業をしながら機関で働く者も多い。

 ここで働く人間は、機械種を取り締まる「機械種取締官」に任命される。

 ここで働く機械は、人間種を取り締まる「人間種取締官」となる。

 機関で働く者は職位として「管理者」と呼ばれ、その補佐役の「管理補佐」が設けられている。

 管理者は、部下の管理補佐の指導や戦闘訓練も担っている。
 バディの関係でもあるため、よく護衛同士で管理者と管理補佐をやることが多い。

 管理者の仕事は普段の見回りだけでなく、大量の事務処理がある。
 それらをサポートしてくれる優秀な管理補佐は、色々な管理者から引き抜きをされたり勧誘されたりする。

〈 職位 〉

 下は「五級管理者」「五級管理補佐」から
 上は「一級管理者」「一級管理補佐」まで

 最上職位として「神域管理者」があるが、たった十人しか認められない。

 神域管理者>一級管理者>一級管理補佐>二級管理者>二級管理補佐……

〈 神域管理者 〉

 機関で最も権力があり、機関・ひいては世界を統治する者たち。

 一声で自分の目的の者をいつでも呼び出し、好きに扱うことができる。
 中には呼び出されたまま帰ってこない者もいるとかいないとか。
 一般市民だけでなく、他の管理者にとっても神域管理者は逆らえない相手。

 たった十人のみが持つ職位であり、彼らだけが機関の地下にある「神域」に入ることができる。

 十人という数は何があっても変わらない。

 もし神域管理者にまで上り詰めたいのであれば、現在の神域管理者のうち誰かを蹴落とすしかない。


■ブレインダイブ

 他人の脳内に侵入し、その者の記憶の書き換えたり思考を塗り替えること。

 C#58にもできる芸当だが、人の脳に入り込むということもあって自分の身体や脳にも激痛が走る。
 ブレインダイブはその負荷に耐えられる者しかできない。

 浅いところならまだしも、

 侵入した対象の記憶や思考の、より深部まで潜り込もうとするとそれだけの痛みが伴う。

 ブレインダイブでできる事はあくまで、記憶や思考の書き換えや削除のみ。
 他者を意のままに操る洗脳とはまた別。


■洗脳

 D#53のみができる芸当。

 対象者を洗脳し、どこからでも自分の都合のいいように操ることができる。

 がしかし、機体の性能によるためD#53の多くが洗脳などはできない。

 洗脳ができる機体は神に選ばれたと言っても過言ではない。


■神域

 機関のビルの地下深くにある巨大な研究施設。
 神域管理者の十人しか入ることを許されていない場所である。

 ここでは、「D#58」の製造と新たなる機械種を造るための実験が行われている。
 現在は「他者を洗脳できる機体」を求めて研究が進められている。

 部屋がいくつか分かれており、最奥には巨大な培養槽がいくつも立っている。
 その中には生まれかけの機械種や、捕らえたA#000、実験に使える特別な機体が収められている。

 意思を持つ機械を生み出す神の庭園、として「神域」などと呼ばれている。

 神域の中の情報は極秘であり、もし一般の機械や人間が神域の光景を見た場合、殺される。


■護衛制度

 ブレインダイブで洗脳される危険性や、別の種族から狙われる危険性を加味して

 機関が二人一組で相互的に護衛することを義務付けた。

 護衛のバディは自分で選ぶことができる。
 機械種でも人間種でも、組み合わせは自由。

 書類を機関に提出して受理された時点で、護衛の契約が結ばれる。
 しかしこの申請も、相手の了承がなければ棄却されるため護衛の相方を選ぶときには注意が必要。

 表向きは互いに護衛し合うという目的だが、その実、相手が怪しい動きをしないか監視・抑止するために設けられた制度である。

 

■人間種取締官

 機関に所属する、街の治安維持のために働く機械種のこと。

 戦闘や事件に駆り出されることも多いため、壊れて帰ってくる機械も多い。

 機体の性格によるが、人間種の仲間がいてその人が危険になったときに自分が盾になる者もいる。
 それを良しとしない者もいて内部分裂が結構、激しい。

 人間を嫌いな取締官もいる。
 殺傷事件が多発する危険特区の第四エリアには、機械種を壊したがる取締官しかいない。


■機械種取締官

 機関に所属する、街の治安維持のために働く人間種のこと。

 機関において「機械は壊れても直せるから前線戦え。俺たちの盾になれ」的な事を言うと、かなりの反感を食らう。

 しかし機械主取締官のなかには、ためらわずにそういう事を言って機械種たちを見下す者もいる。

 ちゃんとした人もいるが、その人たちの肩身が狭くなる一方である。

 機械種と違い、心臓を刺されたり脳を破壊されたりなどすれば当たり前だが死ぬ。

 そのため後衛で援護をする者が多い。が、積極的に前線に出る者もいる。
 その人たちは機械種からも人間種からも変わり者だと思われている。


■八咫烏(やたがらす)

 今の機関の統治下にある状況をよく思っておらず、反抗する反体制派集団。

 とはいえ、かなり過激な方である。
 平気で他者を傷つけ殺し壊す。

 全員、外で殺傷をやる時は仮面を被ったりフードを被ったりする。

 構成員には人間と機械が入り混じっており、皆それぞれがやりたい事を好きにやっている。

 第四エリアに主要基地があり、第三エリアには支部がある。


■エリア

@ 第一エリア
 機関本部のビルがある場所。比較的、安全な場所である。
 人間と機械が共存している、ように見える場所。

 平和に共存しているように見えるのは、機関本部のビルがあってすぐに取締官が駆けつけられる場所であるからである。

 事件の発生率は決して低くはない。

A第二エリア
 機械種が多い地区。人間種がいると分かると、視線が集中して向けられる。

B第三エリア

 人間種が多い地区。機械主がいると分かると、かなり警戒され視線が集中する。

 八咫烏の支部がある場所。

C第四エリア
 殺傷事件が多発する地獄みたいな場所。

 危険特区として指定されており、普通の一般市民は あまり立ち入らない。

 機関の取締官は、第四エリアでの仕事が入ると皆が「死にたくない」「面倒臭い」と他の誰かに押し付けたりする。
 第四エリアに自ら志願する奴は頭がおかしいと評されるほど。

 八咫烏の主要基地がある場所。
 ただし機関は、八咫烏の基地の明確な場所までは特定できていない。

Re: 【指名制】護衛は なびかない 【準備中】 ( No.2 )
日時: 2023/06/20 23:06
名前: 湯呑 ◆tMi69RmuIs (ID: lEZDMB7y)

■注意事項

 荒らし、なりすましは禁止

 NL、GLのみ

 私はリョナ、スカトロはできません。
 ご了承ください。


〈 補足 〉

 脳に侵入するブレインダイブは、機械種だけの特権ではありません。

 人間→機械 の脳侵入の場合は「ハッキング」という設定です。

 人間→人間 の脳侵入をする場合は「人間が自らの身体を改造して人間の脳にブレインダイブできるようにした」という設定でお願いします。

 ただ人間が自身の体を改造するのは結構な頭いかれてる設定になりますので、キャラの性格も合わせてそこだけ気をつけてください!
 

 

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