大人オリジナル小説
- Re: あたしの恋はいじめへ発展!? 22話更新 ( No.103 )
- 日時: 2010/03/15 18:40
- 名前: クッキー ◆KStvGGAJZg
〜24話〜
やっぱり心が落ち着かない・・・
なんか気まずくて逃げちゃった。
もう、どうしたらいいかわかんないよ・・・
隆史 「・・・俺らも行くか。」
雅城 「そうだな・・・」
隆史と一緒に歩くの初めてかもな・・・
ってか、何? コイツの人気の高さは?
道端で女がメッチャ騒いでる。
結衣もコイツのことを・・・?
隆史 「もちろん、まだ、結衣ちゃんが好きなんだろ?」
いきなり、それを聞くか!?
雅城 「まぁな・・・でも、昨日はっきり『大っ嫌い』って言われたから・・・」
隆史 「そりゃ、へこむよな・・・ライバルでも同情したくなる。俺のとこに来て大号泣だったからな。」
雅城 「お前に同情されたくねぇよ。心の中じゃ笑ってんだろ?」
隆史 「そりゃ、大笑いだよ。俺にもチャンス到来だと思うとメッチャわくわくする! 結衣のお前に対する愚痴の量がハンパなかった!」
うわぁ・・・まじ、ムカつく! 何、喜んでんだよ!
それに、「結衣」「隆史」なんて名前で呼び合うなんて、今まで、俺だけだったのにな。
ちくしょう!
ぜってぇー、渡さねぇ!
雅城 「お前が笑ってられるのも今のうちだからな!」
隆史 「まぁ、頑張れよ。確か・・・ヒドいこと言っても気に留めず、成績だって、身長だって、性格だって隆史くんに比べたらどれだけ格下なことか・・・浮気しても平気で笑ってて、プレゼントで誤魔化そうとして、すぐ調子に乗って、友達もいなくて、いつもいじめられてて、何にもできないくせに1人で意地張って・・・こんなサイテーな男、世界にただ1人! 謝ったって許さない。話しかけられても全部無視してやる〜!!!って言ってたからな。」
・・・まさか。そんなに嫌われてたのか?
ショックで言葉を失った。
学校に着いたらいつも隆史に飛びつく女子たちが息を潜めていた。
紀乃 「雅城・・・くん?」
小雪 「すっごい!黒いオーラが見える・・・」
黒いオーラ? そんなもの見えるはずはない。
春菜 「結構、ヤバくない?」
俺、そんなにヤバいのか?
拓郎 「何があったんだよ?」
そんなこと言われると余計に悲しくなる・・・
そして、担任が入って来て発した第一声が
「雅城? 大丈夫か?」
普通そこは、みんなに「おはよう!」だろ?
「大丈夫です・・・」
結衣のことで授業に集中できなくなったら隆史にバカにされるからな・・・
「恋の病か・・・」
思いもよらぬ言葉。
当たってますね・・・
「大丈夫です。気にしないでください。」
と言うか、もう俺に話しかけないでください・・・