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〜３０話〜

落ち着かない・・・


気分転換に屋上に行こうとしたところ、隆史たちに会ってしまった。

しかし、俺を気に留めている様子はなかった。

隆史　「あいつ、マジうざいんだけど！」

と、言いながら横を通った。

やっぱ、俺のこと？

よくみると修平がいなかった。

今日、休みじゃなかったよな？

何かあったのか？


屋上に行ってみると修平が1人取り残されていた。

雅城　「大丈夫か？」

目の前の修平は、びしょ濡れで小刻みに震えている。

隆史たちとトラブルでもあったんだろうな。

・・・俺みたいじゃん。

そう思って着ていたコートを掛けてやった。

修平　「な、なんで・・・お、おれなんかに・・・」

今まで散々、嫌がらせをされた。

けど・・・放っておくことは出来なかった。

雅城　「隆史たちと一緒じゃないの？」

修平　「俺・・・はずされたみたい。」

でも、そういう修平は隆史と1番仲が良かったはず・・・？

いつの間にか修平に同情していた。