大人オリジナル小説

Re: あたしの恋はいじめへ発展!? ( No.21 )
日時: 2010/01/03 17:34
名前: クッキー ◆2XwiVo0D5s
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel4/index.php?mode=view&no=11056

〜7話〜 後編

杉本隆史ファンクラブ?

愛美 「あたしたちに断りなく、杉本隆史と必要以上に話さないでね。」

結衣 「別に、あたしだって話したくて話しているわけでもないし。」

小雪 「この前なんて手を握ってもらって・・・好きになっちゃった?」

結衣 「何言ってるの? あんな人、好きにならないから。」

春菜 「隆史くんに向かってなんてことを・・・」

紀乃 「次に会うときそんな発言をしたら、用もないのに隆史くんと話したら・・・どうなるか覚悟しておきなさい。」

結衣 「話しかけられたらどうすればいいのよ?」

愛美 「無視するに決まってるじゃない。」

紀乃 「では、失礼するわ。」



結衣 「ふぅ・・・」

隆史 「ねぇ、結衣ちゃん。何言ってたの?」

結衣 「・・・」

結衣は紙に書いた。

「何でもないから大丈夫。」

話すのが駄目なら書いて伝える・・・それならいいんでしょ?

隆史 「なんで話してくれないの?」

「ごめんね。今は話せない。」

隆史 「わかった。」



昼休み、器具庫・・・

隆史 「結衣ちゃんがしゃべらなくなったのはお前のせいだ。」

雅城 「俺は何も知らねぇよ。だいたい、佐々木たちに連れられてからだろ?」

隆史 「そうだけど・・・」

雅城 「だから、俺には関係ない。」

俊哉 「今、結衣ちゃんと喧嘩中なんだから、そっとしておいてあげようよ。」

俊哉?

隆史 「お前はコイツの仲間だったのか?」

俊哉 「別にそういうわけじゃないけど・・・ちょっと、かわいそうかなって。まぁ、隆史がいじめるって言うなら、一緒にやるから大丈夫。」

隆史 「じゃあ、始めようか。」

隆史たちは雅城を角に追いやってバスケットボールを力いっぱい投げつけた。

捻挫した右足を狙って・・・

まだ完全に治っていなかった。

雅城 「うぅ・・・あぁ・・・」

隆史 「フッ・・・」

その様子を見て隆史は鼻で笑った。



10分後・・・

雅城はアザだらけになり、ぐったりとしていた。

雅城 「もう、やめてくれ・・・」

隆史は、雅城の手足を縛って口をガムテープで塞いだ。

隆史 「これで鍵をかければいいな。」

隆史たちが出て行った後に鍵のかかる音がした。

隆史 「ずっとそこにいろよ。お前を助けるようなヤツはいないだろうけど。」

そのあと隆史たちの笑い声が聞こえた。

誰かの助けを待つほかなかった・・・