大人オリジナル小説
- Re: あたしの恋はいじめへ発展!? ( No.24 )
- 日時: 2010/01/04 22:04
- 名前: クッキー ◆2XwiVo0D5s
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel4/index.php?mode=view&no=10296
〜8話〜
放課後・・・
ドアが開いて光が差した。
紀乃 「えっ!? 雅城!?」
春菜 「何でこんなところに・・・? 大丈夫?」
紀乃と春菜は、テニスラケットを持っていた。
ってことは、もう放課後か・・・
隆史 「雅城!? どうしたの? 春菜ちゃん、紀乃ちゃん。俺がなんとかしておくから、早く部活に行っていいよ。」
お前がやったんだろ!
春菜 「はい♪」
紀乃 「でも、隆史くんが来てくれて良かったです。」
何にもよくねぇよ。
隆史 「大丈夫。あとは俺に任せて。」
紀乃 「いいですか?」
隆史 「心配しないで。」
紀乃 「はい。」
紀乃と春菜は、うれしそうに部活に行った・・・
隆史 「さて・・・」
隆史は雅城の前にしゃがんだ。
隆史 「助けてほしい?」
当たり前だろ!
隆史 「確かにこれじゃ、話せねぇからな・・・」
雅城 「ふぅ・・・苦しかった・・・」
腕にはくっきりとロープの痕が残っていた。
隆史 「お前、結衣ちゃんのこと諦めちゃったの?」
雅城 「諦めてはいないけど・・・」
隆史 「いいよ。結衣ちゃんは俺が守るから大丈夫。2人で海を眺めながら告白しちゃおうかな?」
雅城 「・・・」
隆史 「今日は帰ったら? 部活には来なくていいから。」
雅城 「はぁ? 何でだよ?」
隆史 「別に誰もお前の力を必要としてないの。そういえば、先生のところに謝りに行ったほうがいいんじゃない?」
そういえば、俺ずっとここにいたからな・・・
隆史 「早く帰れ! お前は試合に出ないんだし。」
雅城 「そんなこと、聞いてねぇよ!」
隆史 「あぁ〜、もう、うるせぇな!」
隆史は雅城の腹を蹴った。
雅城 「・・・結衣と約束したんだよ。どんなことがあっても夢を諦めないって。だから、バスケを続ける」
隆史 「そんな約束、結衣ちゃんは覚えていないだろうね。」
雅城 「・・・」
隆史 「じゃあ、帰らなくていいから。
代わりに一生バスケができない体にしてやる。」