大人オリジナル小説

Re: あたしの恋はいじめへ発展!?  14話更新 ( No.60 )
日時: 2009/10/04 13:15
名前: クッキー ◆KStvGGAJZg

〜61話〜

拓也を抱え上げて・・・逃げた。

もう、やってらんねぇ・・・

それにしても、コイツ重過ぎ。

一体、何キロあるんだよ・・・

勇樹 「おい!大丈夫か?」

・・・反応なし

拓也の頬のあたりをペチペチと軽く叩いた。

拓也 「うぅぅ・・・いてぇ・・・」

勇樹 「拓也?」

拓也 「何で・・・俺なんか助けたんだよ?」

そんなこと、どうでもよくねぇか?

勇樹 「そりゃ・・・たまたま通りかかっただけだよ!」

友達だからだよ。

いや、親友だからだよ!



・・・なんて、言えないよな。

拓也 「ふ〜ん・・・」

勇樹 「あのさぁ・・・俺、お前に傷つけるようなことしたんだ・・・よな?」

ここで、本題。ずっと、こんな関係じゃ嫌だからな・・・

拓也 「別に。・・・俺、中1に弟いるんだ。」

ここでいきなり、話変えるか?

でも、弟いるなんて知らなかったな。

勇樹 「名前は?」

拓也 「啓太。」

勇樹 「で、その啓太くんがどうしたんだよ?」

拓也 「中1なんだけどさぁ・・・不登校なんだよ。」

知らないわけだな。

拓也 「小3のとき、4年にいじめられたっきり。」

俺も4年のとき、色々あったよな・・・美紗に恋して、年下いじめて・・・

・・・えっ?

勇樹 「もしかして・・・目、悪い?」

拓也 「うん。眼鏡かけてる。」

勇樹 「・・・」

そんな、偶然あるわけないし・・・ないよな?

拓也 「お前だよな?啓太のこと、散々いじめたのって?」

あいつが拓也の弟だったなんて・・・

勇樹 「そうかもしれない・・・」

拓也 「で、お前に頼みたいことがあるんだけど。いいよな?」

勇樹 「どうすればいいんだよ?」

美紗を譲れってことか?それとも、自殺してほしいってことか?

拓也 「・・・啓太を学校に行けるようにしてくれないか?」

勇樹 「えっ?」

思ったより、簡単そうなものだった。

拓也 「だから、啓太を「分かった。今から拓也の家に行ってもいいか?