大人オリジナル小説
- Re: あたしの恋はいじめへ発展!? ( No.7 )
- 日時: 2010/01/01 19:24
- 名前: クッキー ◆2XwiVo0D5s
〜3話〜
その後、隣の席にかかわらず一言も話さず、雅城は視線を合わせようともしなかった。
雅城、まだ怒ってるのかな・・・
結衣はそんなことを考えていて授業に集中できなかった。
雅城目線〜
放課後・・・
隆史 「雅城くんちょっといいかな?」
雅城 「部活なんだけど・・・」
隆史 「同じ部活だったの忘れちゃったのかな?・・・今日は教室にいてね。」
そういえば、部長が杉本隆史だっけ。
雅城 「何で?」
隆史 「いいから、いいから。」
雅城達の男子バスケ部は3年生がたった5人と他の部に比べて少ない。
紀乃 「隆史くんバイバーイ」
隆史 「バイバイ。」
相変わらず人気だな・・・
雅城 「ちょっと待て。2年は?」
隆史 「今日は帰ってもらった。」
雅城 「は? もうすぐ試合があるってのに・・・」
拓郎 「部長の言うことに、文句言うな。」
コイツは梅田 拓郎。隆史と同様、俺のことを良く思っていない。
隆史 「それと、今回、お前を試合に出すつもりはない。」
俊哉 「でも、コイツがいないと負けるんじゃない?それに2年にも怪しがられるし・・・」
結構、弱気な岸部 俊哉。
隆史 「雅城は部活を辞めたって言えばいいじゃん。こんな奴いらないから。」
ムカつく・・・
雅城 「俺は絶対に辞めないから。結衣のことも諦めない。」
隆史 「今日、ケンカしたんでしょ? 結衣ちゃん本当に悩んでたよ。外ばっかり見ている貴方のことをだと思うけど、ずっと溜息ついてた。」
まさか・・・結衣は、俺のこと嫌いなはず。
隆史 「結衣は俺のものだよ。」
そのとき、結衣が隆史のことをかっこいいと言っていたことを思い出した。
雅城 「・・・お前には絶対に渡さない。結衣の好きなヤツが誰であってもお前にだけは・・・」
隆史 「よくそんなことが言えるね。今の貴方にその言葉を言う資格はない。」
雅城は一発、隆史を思い切り殴ってやった。
隆史 「雅城くんってこんなことするんだ。」
隆史の口もとからは血が出ていた。
隆史は悠介たちに目で合図を送り、少し微笑んだ。
隆史 「1度やられたらその仕返しは倍返しだから。」
悠介、拓郎、俊哉の3人は雅城を床に押さえつけた。
隆史 「地獄が見えてきたね。」
隆史のその手にはロープが握られていた。