大人オリジナル小説

Re: 『天国チャット』『地獄チャット』オリキャラ募集! ( No.100 )
日時: 2010/06/01 20:51
名前: ☆名無しのごんべぇ☆ ◆lPl8k0nay2
参照: http://ameblo.jp/azuki-326/

『第三十二話』______

次に目が覚めたのはトップリと日が堕ちたあとだった。

仙はおらず帰ったと思った。私にこんな執着する人間は一人もいないからだ。

喉がカラカラに渇いていたのでキッチンへ向かった。

熱は引いているのかもう頭はボ―――っとせず、ずいぶんと楽だった。

でも、そのボ―――っと感はキッチンへ入ったとたん爆発した。

仙がまだそこにいたのだ。椅子に座って首が反れている。

シャーペンを握って机には紙が一枚。おもわず覗いてしまった。

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私立未来教育学園内発生いじめ報告書

いじめが発生中の中等部総指揮官にいじめに関しての報告を命ずる。
また、発生源と標的を記入すること。

未来教育学園学園長 沖 良介

- - - - - - - - - - -切り取り - - - - - - - - -
発生源 氏名(              )
標的  氏名(              )

中等部総指揮官 氏名(          ) 印

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・・・うそ。これナニ?総指揮官って?

私はおもわず1歩あとずさってしまった。

このまま部屋へ逃げたかった。そう思い回れ右をしたときだった。

今にも走り出そうとした瞬間、

「見ただろ、春菜?正直に言えよ。」

手をはっとなり見ると仙に掴まれていた。

寝たままの体勢で掴まれていた。仙はこちらに見向きもしない。

「みっ見てないよ。喉が渇いただけ。」

「冷蔵庫に触らずに?殺されたくなかったら言え。」

こっち見ていた仙の目はとてつもなく冷たい目だった。

『第三十二話』______