15歳以上向け小説投稿サイト「大人小説☆カキコ」。超本格派から秘め事・過激な小説まで！

『第二十話』______

私は休み時間、廊下を静か―――に歩いていた。

居場所がないからこそできる歩き方だ。

さっき追いかけられていたところを逃げてきたばっかり。

まだハ―、ハー言っている。

壁に手をつくとふとそれが目にとまった。

――――――――――――――――――――――――
私立未来教育中学校生徒会役員立候補選挙

9/1〜9/6　立候補者受付期間(9/6の昼休みまで)
9/7〜9/14　立候補者選挙運動期間
9/15　選挙当日、立候補者最優秀者投票
9/20　生徒会役員選挙結果発表
9/23　生徒会役員賞状授与

生徒会役員
生徒会長　1名　(2年のみ)
副会長　2名　(1,2年から1名ずつ)
執行委員　2名　(1,2年から1名ずつ)

―――――――――――――――――――――――

・・・・・私でようかな？でちゃおうかな？

自然とそう考えていた。出て私生まれ変わろう。

よし！決定！龍之介、私ね選挙でちゃうよ！

・・・・・で・も！ぜってー『あいつ』もでてる。

私はそんなことも『もう』気にしていなかった。

私の胸の中は好奇心でいっぱいだった。

『第二十話』______